2013年7月16日火曜日

再入院 退院

間があいてしまったが、退院だ。

緊急入院であったが、2〜3日で症状が落ちついたら
抗生剤を長めに打とうという事になり、2週間以上に
渡る入院となった。

恐らく人生で最長の入院なのではないだろうか。


今回の退院に関しては、早い段階で主治医Sと話して
時期をある程度明確にしてたので精神的には楽だった。


退院してやることがある人間には退院がいつになるかは
大事な問題だ。



病院が変わっても退院が近いと扱いが軽くなるもんだと
いうことがわかった。
私よりも重篤な患者をケアするべきだし、私自身も1日
3回の点滴以外は何もない。

軽いというのは看護師の言動が雑と言うことではなく、
血圧の計測やシャワーの際に貼ったテープを自分で剥がすなど
端折ることが多くなる。

人によるかもしれないが、私としてもあまり干渉されない方が
気が楽だ。


ここが大事なのだが、荷物を片付けていると主治医Sが来た。
ちょうどアトピーの塗り薬を塗った話をしていたら今回の
感染はアトピーも影響しているらしかった。

アトピーになると普通の人に比べて体外からの皮膚のバリヤーが
弱い為に感染しやすいとのことだった。


納得だが、2週間以上も入院してたので、もっと早い段階で
言ってもらっても良かったような気がするが。



抗がん剤やるまでは退院は目出たいと思っていた。

抗がん剤をやるようになってからは、退院と言えども気が重い。
退院は終わりではないからだ。

抗がん剤を始めると退院は始まりだ。

日常生活に抗がん剤の影響がどう食い込んで来て対処するかが
ポイントになる。

前にも書いたかもしれないが、私を待つ職場も学校もない。

退院したら社会復帰ではないのだ。


まして一度内定を取り消している。
仕事探しは、振り出しだ。



気が重い。


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2013年7月14日日曜日

感染症なのに

主治医Sから退院の話が出るようになってきた。

抗生剤は長期間に渡り続けると抗体ができてしまうので
2週間目処に一度終わりにする事になった。


ここで思った事がある。
2週間入院しているが、点滴針の交換が一度しかない。

その1回は私から看護師に伝えて交換したものだ。

前回の入院の時は同じ症状で3日に1回は針を交換していた。


今回は、ない。


しかも感染症だ。
シャワーも浴びているし、衛生上どうなのか。


そう言えばという話なら入院患者がつけるネームバンド。
患者を間違えない為や会計時のエビデンスなどに使う。
あとは外来や見舞客と見間違えない為にでもある。


これも私から言わなければ、付ける事がなかった。


2ヶ月で3回も入院しているし、70〜80代が多い中で
30代の私は看護師から見れば覚えやすいのだろう。


患者からすれば、ネームバンドは大した問題ではない。


感染症で入院しているのに針の交換を確認しない方が問題だろう。


とりあえず今日これから交換する事になったが、私の兄も点滴針からの
感染で亡くなっているので母には言えない。


みなさんも点滴針の交換は、ご自分で確認された方が良い。


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2013年7月12日金曜日

医師に気に入られるか否か

母は主治医Sが機嫌を損ねないか常に心配している。

それを私にも求めている。


入院している私にご機嫌取りなんて可能だろうか。
言ってみれば四六時中、監視下にあるようなものだ。
回診以外は、いつ来るかわからない。
それも毎日顔を突き合わせる。


今月に関して言えば、母よりも一緒にいる時間が多い。


そんな環境で100点の自分を常に見せられるかと言えば、
私はノーだと思う。
そもそも採点する主治医Sだって人間だ。

忙しい時もあれば、余裕のある時もある。
手術が立て込んでいる時もあれば、当直で急患で呼ばれる時も
ある。
疲れがたまり、機嫌が悪い時がある。


主治医Sがどんなに名医だとしても人格者だとしても気分に
ムラがないのはおかしいと思う。


そんな中で気に入られるとか機嫌を損ねないとか無理だと思う。

では、どうすればいいか。
普通にしていれば、いいと思う。
聞かれた事は正直に答え、疑問に思う事は質問する。
それで良いのではないだろうか。

それは、患者と医師の関係だけでなく、普通の人間関係でも
同じではないだろうか。


普通にしていても悪口を言う奴は言う。気に入らない事もある。


ちょっとした一挙手一投足で不安を感じてはいけない。


人格者であり、名医であれば、患者を平等に扱うのではないだろうか。
私の入院している病院は町医者ではないのだ。


患者は、ワガママだ。
入院患者は高齢者が多い。
特に看護師にはワガママを言う老人が多い。

隣で聞いていて「それくらい我慢しろよ」なんて思うが、それでも
医師と看護師は怒らない。
もちろん内心は「このジジイ面倒くさいな」くらいは思っているだろう。
それくらい思うのは自由だ。


きちんと病状と伝えられ、入院のルールを守れば、良いのではないだろうか。
機嫌を損ねないように変に振る舞う方が逆効果ではないだろうか。



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2013年7月11日木曜日

再入院 脱毛の状況

もう何日目か数える事もしなくなった。

とりあえず2週間は退院できなくなった。
ポート埋め込んだところの炎症が起きているので時間が許す限りは
抗生剤を使いたいそうだ。

こちらとしてもその方が有り難い。


今月は抗がん剤が中止になるので、薬が少しは抜けていくと思うが、
脱毛は気になるところだ。

これは一昨日くらいの枕だろうか。
シャワーは毎日浴びている。
アトピーという事もあるが、頭皮を清潔にしておきたい。



朝、撮影したものだ。
もの凄い抜けているわけではないが、やはり前よりは抜けやすくなっている。

少し掴んで4本くらい一度に抜けると驚いてしまう。
今度、自分の写真撮影をしてみようと思う。

薬にせよ加齢にせよ、あったものがなくなるというのは不安を覚える。



どうって事ないと思っていたが、これから仕事探しを再開しなければならない身で
あまり見た目で変にインパクトを与えたくない。


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2013年7月10日水曜日

再入院 4〜5日目  内定を取り消す

どこが悪くて点滴につながれているのか。

そう思うくらいに回復した。

栄養剤みたいな点滴を基本つながれていて8時間おきに
抗生剤を打たれてる感じで1日が終わる。


この抗生剤の点滴が、なかなか辛い。
点滴自体は30分〜1時間で終わるので楽と言えば楽なのだが、
機械的に8時間おきの為、就寝中も容赦なく点滴をしに看護師が来る。
しかも短時間で終わる為に夜中に2回来る事になり、その度に目を覚ます。


消灯時間は、21:00。
こんな時間に眠れるかなんて思っていたが、意外と眠れる。
シャワーを浴びているせいか体内時計がリセットでもされるのだろうか。


これだけならば、どんなに楽な生活だろう。
山を越えたので退院の話を待つだけだ。



内定をもらった企業へ連絡をしなければならない。
内定を受諾し、入社日を決めてしまったが、主治医Sは「うーん」と言った
表情だった。
いつ私が高熱を出すかわからない、治療が安定してない状態には変わりなかった。
ポートを取り出す事になりかねない。


入社して即入院なんてありえない、とは言えない。


悩んだ。


先方は、私が入社する事で準備を進めている。
座席やPCの手配、各種保険の手続きなど。

早く連絡をいれなければ、いけない。


恐らく内定は消える方向になるだろう。

入社日まで決めて断るのは非礼なのではないかと思った。
それに私としては就労の意思は大いにある。

一度、入社日の相談して折り合いがつかなければ、断念しよう。
それなりの誠意と熱意が伝わればと思う。


メールを入れ、電話で話す事になった。


大体は、予想通りだ。


形式的に内定は取り消し。
治療が安定した頃に再び連絡を入れる話になった。
しかし、その際に入社して担当する業務があるかどうかは保障しかねる
との事。

体のいい内定取り消しだ。
仕方ない。
向こうも慈善事業ではなく、ビジネスで日々動いている。
手負いの私をニコニコ受け入れるなんて方が怪しい。


電話では謝り倒した。
ガンである私も被害者のはずなのだがと思ってしまう。

病気さえなければ、こんな事にならないのに。

普通に面接に落ちるよりもモチベーションが落ちる。
一度掴んだ物を手放すのは大変だ。


治療をしながら社会復帰かと思いながら考え事をいろいろしていた。

溜め息すら出やしない。
手負いの俺は何処に流れていくのか。


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2013年7月9日火曜日

そもそも何で入院しているのか

これを書かねばならない。

副作用の一言で済んでしまうが、状況を知っておきたい。


主治医Sに聞いてみた。


ポートを埋め込んだ事による感染症なのだが、ブドウ球菌というのが
増殖してしまい、この為に今回の症状が引き起こされたようだ。


高熱と吐き気。


ブドウ球菌の数を抑える為に抗生剤をひたすら点滴で打っているという
事だ。


頻繁にある事とは言い難いが、今回のケースは想定の範囲内という事だ。


お決まりの抗がん剤による免疫力の低下で招いてしまったようだ。



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2013年7月8日月曜日

再入院 3日目

頭が軽くなり、熱も下がってきた。
吐き気はあるものの、吐きそうで吐かない程度になってきた。

やはり2〜3日が苦しい事になるのか。

気がつくと、いつもの外科の病棟ではなかった。
景色が全く違う。
どうやら外科のベッドに空きがなく、他の病棟に一時的に入ったらしい。
よく考えれば、トイレも食堂も違う。
同じ病院なのに、ここまで違うものか。
つい看護師に「ここは何処ですか」と聞いてしまった。


回復モードに入りつつ、病気とは別の問題を抱える事になる。


先週、面接を受けた会社から内定の通知がメールで来ていた。
意識がもうろうとしていたので返信をせずにいた。
変な事を書いてしまってはいけないと思ったからだ。


諸々の労働条件が書いてあった。
非正規雇用ではあるものの、体調が万全は言えないどころか
治療中の私を採用してくれ、社会保険も完備してくれている
ので受ける事にした。


正直、不安もあった。

すぐ入院してしまう状況で働けるだろうか、と。
面接の際、ガンである事を告げ、治療中につき定期的な外来や
検査が入る事も伝えた。


これがあるので非正規雇用は、私にとって融通の利く働き方で
メリットがあった。
継続されるかは、成り行きと受け取るしかない。


メール見た時は、退院して仕事で丁度いいかなくらいしか考えずに
内定を受諾する返信をしてしまった。
一つ気になったのは、内定通知のメールが別の人の名前で来た事だ。
これは個人情報の管理を考えたらずさんと言わざるを得ない。
不安だったが、正規雇用ではないので良しとしていた。


ひとまず主治医Sに相談してみる事にしよう。
だが、相談して話できるほどに回復してない。

熱が下がったとは言え、平熱ではない。
39〜40度を行ったり来たりしてたのが解消されたというだけで
頭痛は続いている。
正常な判断ができるとは思えない。


別の意味で頭が痛くなってきた。



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2013年7月7日日曜日

再入院 2日目

朝になり、検温をする。
39度。

全く何も良くなってはいない。

フラフラだ。
トイレに行く時に溲瓶をベッドに付けてくれるらしいが、
その尿を指定された場所に入れて計量をするので意味がない。

食事が出るが、当然ながら何も食べられない。
パインがデザートの時だけは食べられるので食べるようにしている。


トイレにお小水で行ったら手を洗っている時に嘔吐した。

頭痛と吐き気が今回も2点セットのようだ。
寝ていても頭痛が収まったかと思えば、吐き気が強くなる。
吐き気が収まったかと思えば、頭痛が強くなる。


昼食も食べられず、午後になり祖父が見舞いに来た。
90代の祖父に見舞いに来てもらうのは本当に申し訳ない気持ちで
いっぱいになる。
転院して自転車で来れないような場所なのだが、一人で来たそうだ。

祖父が帰った後に叔父が来た。
さきほど祖父が来た事を伝えると驚いていた。
それほどの90代が一人で移動する距離と場所ではないのだ。


見舞いに来てもらうのは、ありがたいが、話す事がままならない。
話していると嘔吐しそうになるからだ。


そんな事も言えずに叔父が帰るのを待つ。


見舞いのタイミングは大事だ。
入院の一報を聞いたら「すぐに」と思ってしまうが、緊急入院の場合は
まず最初は辛い状況だ。
検査入院や手術の為の入院なら話は別かもしれないが。


前回の入院の感じからしても3日くらいは落ち着かないだろう。


夜になる。
デザートのパインだけ食べて後は残した。
配膳車に自分で返しに行く事もできない。



昨日よりは意識が戻っているが、フラフラながら隣の老人が態度が
悪い。
看護師を呼びつけてはナースステーションの緊張感がない、自分は医者の家の出だから
わかると言って説教をしている。
自分は入院する際は窓際がいい、病院食は塩気がないから自炊すると言って入院している
そうだ。
看護師の立場上「うるせえ、このジジイ、他の病院へ行けよ」なんて言えるわけもなく
頷くしかないようだ。
次の日には婦長にも同じような事を言っていた。


ちなみに病院食が塩気がないとは思わない。
年齢が違うからメニューが異なるのかもしれないが、薄味好きの私だからもしれないが、
味が濃いなと思う事すらある。

病院食はマズい、味が薄いなんてのは偏見なのではないかと思う。
少なくとも最近では、メニューを渡されて選択する事もできるし、レシピ本まで出ている
くらいだ。




年齢や病状で異なるのかもしれないが、一概に病院食をマズいと決めつけるのは違う。

隣の老人はと言えば、就寝時間前にインスタントのうどんや(恐らく)せんべい類を
食べていた。

一言で言えば、頑固ジジイ。
看護師と家族は大変そうだった。
別のベッドの点滴が終わってわざわざ「終わったよ」と口を挟むくらいだから
家族でもない私は仕事でも相手にしたくない。できない。


病院にいて看護師に執拗に絡む老人を見ていると、寂しいんだろうなとも感じてしまう。


メールCHKはiPhoneでしている。
何と先週受けた会社から内定の知らせが来た。

この状況でどうしたものか。


考える体力もなく、夜が明けていく。



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2013年7月6日土曜日

またまた緊急入院

6〜7月で3回も入院する事になった。

しかも前回と同じ緊急入院

昼間、違う病院(転院前の病院)の皮膚科に行き、昼前に
帰宅してヤバいかなと思った。


実は、朝からポート周辺が痛い。
腕も上がらない。


それでも夕方までは通常通りに過ごす。

日が暮れてヤバいと強く感じるようになってきた。
奇しくも前回入院する前と同じ晩ご飯を食べてばかりだ。

夕方前に頭痛薬を飲んだが、吐き気などが増してきた。

ただ薬を飲んだから大丈夫なはずと言い聞かせていたら
薬がきれたのか、頭痛が強くなってきた。

検温したら39度。
迷わず病院に電話。
急患に行く。


入院した後によく言われるが、この体調でよく車を運転したものだ。
母に持ち帰ってもらう事になる。


急患で担当医(主治医Sと同じチーム)がいた。
開口一番「入院です」との事。


前回と同じならば、帰る事ができると思っていたのが甘かった。
むしろ前回と同じならば入院して念入りに経過観察をするのが普通か。

レントゲン撮影して診察室に戻ったところで記憶が飛ぶ。
いつの間にか病室に運ばれていて「ベッド移れますか?」の一言で意識を
取り戻す。

何とかベッドに移った。
あとは何が何だかわからない。
病院で検温したら 40度に達している。
こんな温度はインフルエンザでも出した事がない。


採血をされるが、調子がいい時と悪い時とでは針の痛みが全く違う。
いつもはチクっとするほどだが、こういう時はナイフで刺されたのではないかと
いう感じだ。


今病院にいる事以外は何もわからずに夜が明けていく。

携帯も財布も(恐らく)母が持っている(はず)だ。

そんな意識レベルだ。


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2013年6月23日日曜日

入院10日目 退院

通常、退院は回復具合を見て医師が判断する。
怪我はわかりやすいだろう。


しかし、私の今回の入院は先が見えない。
薬を使って血液の値を見ており、退院後に再度投与する事で
下がる事が充分に予想されるからだ。


どの時点で退院すれば良いのか明確に見えない。

だから主治医Sは、いつ退院したいか聞いてきたのだろう。
一応は、血液検査で問題がなかったようだ。


看護師にうっかりこれ以上入院が長引くと方々に電話をしないと
いけないと言ってしまい、これが主治医Sの耳に入ったのではないか
と思う。


私は退院を決断した。

3食昼寝つきで点滴も取れたら楽な生活ではある。
それは良くない。

自分の足で歩きたい。


退院の準備をしていた。
考えてみたら私は10日間、靴を履いていなかった。
ずっとスリッパで用が済む生活をしていたという事だ。
久々に履く靴は、おかしな感触がした。


着替える。
土曜だったせいか、会計等の事務処理が遅い。
平日ではないので概算払いで後日清算となる。


全部済ませた。


帰る。


ナースステーションに主治医Sがいて挨拶しようかと思ったが、
あまりベタベタ近づくのも失礼かと思い、声をかけずに病院を
出た。
恐らく主治医Sも私には気づいていたとは思う。



病院からタクシーを拾う。
ここの病院に常駐しているタクシーはドライバーの質が良くない。
前時代的と言うか、殿様商売と言うか。
病院でひっきりなしに客がいる状態ではレベルを上げる必要もない
という事だろう。


私が乗車したドライバーも運転がかなり下手だった。
何故わかるかと言えば、普段私が走ってる道を走行させたからだ。


昼前に帰宅。
久しぶりである。

退院して帰ると、時間の流れを微妙に感じる。


退院するとまずシャワーを浴びるのが慣例になりつつある。
病院のシャワーは水圧は申し分なかったが、狭い。


慣れた場所で慣れた動作をするのが良い。
それに外がこんなに暑いなんて体感できなかった。

食事の時にテレビを見て台風やら河川の氾濫を見て驚いていた。
他の見舞い客が口を揃えて暑い暑いと言っていたが、入院患者は
ある意味で守られているので今シーズンに関しては梅雨の洗礼を
受けずに終わるのだろうか。


左腕がしびれて黒ずんでいる。
ポートの関係で負荷がかかっているのではないかとの事らしい。
廊下を歩いていると看護師から「腕の色が違いますね」と言われるほど
はっきりとわかる。


血流の関係なのだろうか。
立っている時以外は、しびれはそんなに問題ない。

立って歩いていると辛くなる。

溲瓶を持つ時、シャワーを持つ時、帰宅してハヤシライスの皿を持つ時、
洗濯物を干す時。
しれている。


様子見が必要かもしれない。


お通じは、問題なく出ている。
少し出にくいが、下痢でも便秘でもない。
色も少し黄色に近い茶色だ。


脱毛は、とりあえず大量のはない。
枕にタオルを巻いて寝てみたが、1〜2本毛がついている程度だった。
入院中は2日に1回しかシャワー浴びてなかったので頭皮が清潔な状態
じゃないので抜けていたのではないかと思う。
と言っても6〜7本なので許容範囲ではないかと考えている。
人間は1日100本脱毛すると聞く。
問題はその後生えてくるかどうかだが。


今は、左腕だけで良しとしておく。


2週間に一度という事で生活のリズムを作らないといけない。



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2013年6月21日金曜日

入院8〜9日目 吐き気に耐える

抗がん剤をする時の自分なりの心得。
それは投与中は動かない。

当たり前と言えば、当たり前だが、動きがそんなに制限されている
わけではないので普通に動いてしまう。

だが、ひたすらベッドで寝て時間が過ぎるのを待っていた。


吐き気が強くなってきた。
吐きそうで吐かない、そんな状態が続いている。


頭も痛くなってきた。


副作用の洗礼を受けている実感がする。


手足のしびれも強くなってきた。
元かたしびれている上で強くなってきた。


これは、耐えるしかない。
気持ち悪いのはガムを噛んでごまかしていたが、ガムを噛む気が
しない。

この吐き気がする期間は、酸っぱい味やミント系の香りはキツい。
油物でごまかすくらいがいい。
栄養には悪いが、「感覚をごまかす」という意味においてだ。


見たくもないテレビ付けていたり、iPhoneでYouTubeを見たりして
気を紛らわせる。


吐き気止めをもらったが、あまり効いている感じもしない。


どうしたら風邪薬なみに楽な抗がん剤が目の前に現れてくれるのだろうか。


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2013年6月20日木曜日

入院7日目 アバスチン第2弾

血液検査に問題はなかった。
そもそも白血球と血小板の数値が下がって入院したので
事と次第によっては投与ができない場合があった。

数日間、抗生剤を投与していたのが良かったのか。


アバスチン決行だ。


11:00から点滴を始める。
本来ならば外来で点滴をするはずだったが、予定が変わり
ベッドで行う。


点滴は5時間くらいかかった。
途中、昼食を挟んだが、完食。
いや、正確に言えば、牛乳は残した。
牛乳を飲むと腹が下る。
下痢の副作用に拍車をかけると大変なので念のために飲むのを
控えた。


絶対に動けなくなると見越していたので、ベッドで寝る準備をしていた。


何も起きずに5時間が経過し、点滴が終わった。
痰がからむ、気持ち息苦しい感じはしたが、ガムを噛んでいるせいか
感じない。
ガム噛んでいるのは口寂しく、体の水分を出そうかなという程度の理由だ。


残りはインフューザーポンプと呼ばれるボトルを38時間ほど首から
ぶら下げる。
38時間、だいたい1日半と見ていい。
5時間前後は誤差の範囲だそうだが、前回は38時間では終わらなかった。


計算でいけば、明後日の早朝に終わる。
そこで退院になるのだろうか。

それが自然な流れだろう。
明日、帰宅して明後日また来るよりは続けて入院した方が良い。


ブログ更新時点で軽い吐き気があるような気がするが、気分的なものなのか
わからない。
何せ点滴室のソファーを見ただけで吐き気を起こすくらいだ。
完全にバブロフの犬状態だ。


このボトルをぶら下げ続けている今晩から明日こそが正念場なのかもしれない。





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2013年6月19日水曜日

入院5〜6日目 住めば都

着替えを洗濯するようになると、意外と生活が馴染んでくる。

本来ならば自由の利かない空間で窮屈だ。
だが、今のところ点滴につながれるのは30分程度。
食事制限なし。
手術して動けないわけではない。

裏を返せば3食、シャワー付きの生活を満喫しているように他の
看護師や患者からは見えるかもしれない。


それは抗がん剤を投与するまでの話。


投与したら動きが圧倒的に落ちる。


病室を変えてもらった。

理由は2つ。
シーツ交換の際、患者は部屋を出てくれというので出ていた。
戻ってみたらスペースを狭くされていた。
元のスペースに戻したのが病院側の主張だが、私は知らないし、
何より不在の間にされた事に腹が立つ。

6畳の部屋に住んでいてハウスクリーニングするから一時的に
外出して戻ったら4畳半になっていた。
どう思われるか。

あと一つは、今日入院してきた患者が背が高いせいかカーテンから
私のベッドを覗いてくる。
PCのカタカタ音が気になるのかもしれないが、覗くのは御法度ではないか。

カーテンの隙間から偶然見えたのとはわけが違う。


ましてどこも満室というわけではないので我慢する筋合いもない。
明日退院なら我慢はするが、明確な退院日が決まっていない現段階では
変更の申出は筋が通ってないわけではないと思う。


その空間で過ごすのは医師でもなく、看護師でもなく、見舞客でもなく、
患者だ。

この抗生剤漬けの生活も明日で終わり。

今度の投与は、どうなる事やら。



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2013年6月18日火曜日

入院4日目 一時帰宅と入院延長

はっきり言って退院ならいつでもOK。

そんな体調まで持ち直した自覚がある。

でも、熱の原因を調べている事と主治医Sの不在、そして2回目の
アバスチンの投与日程が近い事を考えると、このまま退院が先延ばし
になるのではないかと感じている。


病院側から考えてもこのまま入院させておく方が良い。
白血球の値が下がり続けると次の投与ができなくなるので、このまま
抗生剤を打ち続けていた方が流れがいい。


覚悟した。
きっと長引くであろう。


腹をくくり、ちょうど母が来たので病院へ一時帰宅の届出を出して
帰宅した。
夕方には帰らないといけない。


ノートPCや私にしかわからない荷物を取りにきた。

昼食は家で済ませた。
食事制限がないので、この辺は本当に助かる。


少し休憩をしてから祖父の家へ行く。

ここ数日間、私と連絡が取れない事で不安を感じているのか親戚中に
電話をかけまくっていたらしい。
入院中にも携帯に電話が来た。
が、採血の真っ最中で出られるはずもなく、切ってしまった。


入院している事を説明し、家を後にする。


病院へ戻ると主治医Sがいた。

話をしてみると、案の定だ。
次の投与の日が近いので少し入院を延ばす事にしようと。
私もその覚悟で荷物をいろいろと持ってきたので宜しくお願いします
という事になった。

シャワーを浴びられて洗濯ができる環境であれば、負担はさほどない。
私の帰りを待つ仕事場もなし。


こうしてブログもベッドの上から更新できる。


というわけで腹をくくって入院が延長する事になった。



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2013年6月17日月曜日

入院2〜3日目 熱が下がらず

何をしていても頭が痛い。

熱が収まらない。

いや、急患で処方された薬があるはずだ。

出てこない。

急患云々の文脈がなくても熱があれば、頓服剤くらい
出すはずなのに出てこない。


熱の原因がわかるまで下げないようにしているらしい。
確かに原因を追求するのは大事だが、辛い。


それでも何を聞かれても「頭が痛い」としか答えない
私を見るに見かねたのかようやく頓服剤が出た。
その間、実は主治医Sは出張で病院を空けているそうだ。

話を聞きたくても聞けない。


ようやく入院3日目にして熱が下がり始めた。
熱の原因はどうなのだろうか。
採血もしたし、退院する頃までには教えてもらえるのだろうか。


熱が下がったが、頭痛はまだある。
高熱の後遺症なのだろうか。
二日酔いのように頭が割れそうに痛い。
特に右を向きながら体を寝かすとズキズキする。


ともあれ熱が下がった事で吐き気も収まった気がする。
頭痛は少し続くが、まず一区切りといったところか。

熱と吐き気で外来に来たのだが、これで退院の目処がついたの
だろうか。
でも、主治医Sがいない以上は退院はあり得ないだろうし。




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2013年6月16日日曜日

外来、そして緊急入院へ

朝、目が覚める。
スッキリした。
昨晩のアレは何だったんだ。


そう言うつもりだったが、頭が痛い。
38度を超えている。
薬が切れているからだと思うので朝食を取れるだけ取って
残りの薬を飲んだ。

落ち着いたので少し寝る。

母は心配で外来に行ってはどうかと言う。
主治医S担当の曜日で今日だが、熱もあれだけあったので
行ってもいいかと思った。

入院になる心配はなさそうだ。
CTなりMRIなり検査してもらえるなら検査した方がいい。

そう思い、少し寝かせてもらう事を条件に外来に行く事を
承諾した。
当日受診だが仕方あるまい。


時間になり病院へ。
昨晩とは違い、駐車場へ入れない車で溢れている。

私は先に降りて受付を済ませ順番を待つ。
予約が優先なので最悪は午後になるのを覚悟した。

薬が切れてきたのか頭が痛くなってきた。
寒気もする。
病院の中が寒く感じた。
でも周りを見ると私と同じような服装でテレビを見て
順番待ちしている人もいる。

熱があるのかもしれない。


母が合流。
私を見るなり、外科受付へ話をしに行った。
どうやら具合悪い人優先で進めてもらおうと思った
のだろう。

呼ばれた。
でも診察ではない。

奥のベッドへ寝かされた。
毛布もかけられた。

数分すると、担当日でない主治医Sが現れた。
いろいろ説明を受けて入院するかどうか聞かれた。

帰宅する方向で話をしたが、母と話をさせてくださいとお願いし、
話をした。
入院が決定した。
ちょうど退院患者が多い日だったらしく、ベッドは空いていた。
ストレッチャーで病室まで運ばれる。

つい数日前まで入院していた病棟に戻ってくる事になった。

検温。
38.8度。

インフルエンザになった時くらいしか出ないような温度だった。


採血をし、点滴を受ける。


と言ってもこの状態を治す点滴ではなく、抗生剤だった。
熱と吐き気の原因などを調べる為に対処はしないらしい。
当然、持参した急患の時の薬は出てこない。


水を飲むのがやっとだ。
出された晩ご飯は、パイナップルくらいしか食べられない。


着替えを取りに帰った母が来て部屋着に着替えた。


あまりにも寒いので電気毛布も出してもらった。


ようやく眠りにつける状況だった。

就寝時間には点滴は全て取れたが、思わぬ形で入院生活が始まる。


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2013年6月15日土曜日

激しい頭痛と吐き気で急患に行く

退院後の便秘も1〜2日ほど続き、イヤな汗をかきつつ
ようやく解消。

これで次の点滴までは、通常生活かと考えていた次の日。


晩ご飯をすませ、数時間したら体に震えが来た。

震えが止まらない。
布団にくるまり、数分したら寝てしまった。
目が覚めた時には震えはおさまっていた。


頭が痛い。
以前から痛かったが、激痛が走る。
歩くとフラフラする。


そうこうしているうちに母が帰ってきた。
体調悪い旨を伝える。
検温すると38度を超えていた。


これはダメだ。
迷わず急患へ電話した。
母は救急車を呼ぼうと言っていたが、時間がかかりすぎる。
場合によっては他の病院に搬送される可能性もある。
かかりつけの病院に行かなければ意味がない。


急患に電話を入れて行く。
急いでいたとは言え、今思えばTシャツ1枚で行ったのは
判断ミスだった。

待っている間に震えが出てきた。
止まらない。
奥歯が痛い。

毛布を借りる。

採血と尿検査をした結果。
白血球と血小板の値が下がっているそうだ。
問題のある範囲ではなく、必要があれば入院との事だったが
問題ないのであれば大丈夫だと思い、薬を処方してもらう事
にした。


その晩は、それで収束した。




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2013年6月10日月曜日

入院4日目 〜退院

またもや眠れなかった。
今度は窓際の隣の人が夜中に呼吸困難になり、看護師などが押し掛けていた。

処置室に移動してくれたらいいのにと思ってしまう。


今日、退院だ。


シャワーでも浴びて帰宅しようか考えていたが、帰宅してからにしようと思った。

アトピー持ちの私が3日も入浴しないのは肌に良くない。
粉もふいているし。


手続きを済ませる。
案の定、待たされたが、支払が確定してからが前の病院と比べると早かった。


3泊4日で9万弱。
この保釈金を支払い、病院を出る。

病院前は送迎の車で行列ができている。
町中という場所柄、有料にしておかないと関係のない人が駐車するのではないかと
思う。
ここは前の病院の方が金はかからなかった。


母が運転する車で帰宅する。
90過ぎた父親の面倒を見る為に中古車を購入した母だが、まさか抗がん剤治療を
再開した息子を迎えに来るなんて想像もしてなかっただろう。
女性ドライバーが少ない時代に免許を取った母だが、15年以上のブランクがあるせいか
かなり怖かった。
吐き気もおさまってなかったのでキツかった。


11:00前には家に着く代償だったのだろう。


まずシャワーを浴びた。
粉ふいているのは承知だったが、入院中に引っ掻いてしまった箇所がアザのように
なっているのは初めての経験だ。
抵抗力が落ちているせいなのか。
今度、皮膚科の外来に行くが、その薬で治るのだろうか。

痛くもなく、かゆくもなく、染みもしないので構わないが。


入浴後、昼食にした。
ハヤシライスを用意していてくれたが、ジャガイモと人参が食べられなかった。
飲み込む力が弱っていたのだろうか。


そのままDVDを付けながら一眠り。
帰宅した安堵感も間違いなくある。


この時点で吐き気はおさまっていない。

はっきり言って左半身がボロボロだ。


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2013年6月9日日曜日

入院3日目

退院の話はご破算。

抗がん剤が思った以上に減りが遅い。
本来ならば今朝なくなっているはずらしいが、残りがありそうな感じだ。
結局この晩になくなる事になるが。

朝食が食べられない。

吐き気もあまり変わらない。

ポートを埋めた傷口は日に日に回復している感じがする。

それはそうだが。


入り口側の隣の老人も会話が聞こえてくる限りでは、同様にポートを埋め込んでいる
ようだ。
両隣の患者は夜看護師を読んで手当をしてもらっている。
その灯りで私は眠れないのだが、ある程度の年齢で初めて抗がん剤を行うと体への負荷が
大きいようだ。
それは30代の私と基礎体力が違うせいだろうが、聞いていて私にはそんな症状起きない
ぞと思いながら聞いている。
もっとも使っている薬が違うだろうが。


私はナースコールで呼ぶほどの症状はない。
点滴がなくなった時以外はナースコールは使っていないと思う。


抗がん剤は体力を奪う。
だから体力がないと行えない。

手術の後で体力が落ちているところに行うのはキツいだろうなと思う。


抗がん剤は、言うほど報われないと思う。
延命率は10%ほどとも聞いた事がある。
高額治療である。月額10万だとしても年間120万もかかる事になる。


費用対効果は、聞きたくなくなる。
近藤誠さんが抗がん剤不要との主張があるのも頷ける。


抗がん剤を使おうと使うまいと。
ガンにかかろうとかかるまいと。
人間は死ぬ。

有史以来、死ななかった人間はいない。


不要な苦しみなど必要なのだろうかと考えさせられる。
平均寿命は統計に過ぎない。
早く死んだとか長生きしたとか何故判断できるのか。
何歳まで生きるか契約してから生まれるわけではない。


いろいろ書いてしまったが、当の私は周囲が思うよりも気を楽に考えている。
仮に全身に広がっているとしても即死するわけではない。

このブログで強調したいが、
ガン、転移 = 即、死
って誰が決めたんだと聞きたい。

そう決めつけた人は不老不死なのか。
違うはずだ。


いつになるかわからない死よりも目先の便秘の方が苦しい。


主治医Sが夜来た。
来月CT検査を行うにあたり、造影剤で吐き気があった事が以前あった。
再び造影剤を使って良いものかどうか確認しに来たのだ。

いつも思うのだが、主治医SからPET-CTの事を聞かれるのだが、主治医Bは
転院に際し、資料を送っていないのだろうか。
何故受けたんですよねと何度も聞かれるのだろうか。
次回の外来でその話になったら聞いてみようと思う。


主治医Bが添付忘れなんてすると思えない。
あるとしたら、前の病院の看護師のミスかもしれない。


主治医Sからは明日の朝に薬がなくなりそうなので、それを待って退院しましょう
という話になった。


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2013年6月8日土曜日

入院2日目

入院中はよく眠れない。

吐き気と頭痛とでそれなりに眠れると思っていたが、隣のベッドが騒がしくなり、
睡眠を妨害された。
もちろん、隣とて妨害するつもりでナースコールしたわけじゃないだろうから責める
事などできないが。


とにかく吐き気。

頭痛は、元々頭痛持ちなので我慢ができるが、吐き気は我慢ができない。
入院した当初は余裕をかましていたが、薬が入ってくるにつれて吐き気が増す。
ポンプもうっとおしい。
ポートを埋める為に切開した傷口も痛い。

とてもじゃないが、持ち込んだ本を読もうなんていう気分にはならかった。
なれなかった。

2日目の食事は、朝晩が食べられない状態だった。

特に酢の物が寄せ付けない。

ただ、食事制限がないのが幸いして売店にチョコレートを買いに行く。
口をごまかすためだ。


下痢は、ない。
むしろ便秘と言える。

出る気配が、まるでない。


そう言えば、前回のゼローダの入院の時も便秘に苦しんだ

前の病院から処方されたマグラックス(便を柔らかくする薬)があるから
一年前のであるが、使うべきか悩む。


夕方、看護師が来る。
急遽退院が決まってんですってね。
いや、聞いてない。

何度か入院した経験から言わせてもらえば、この手の情報は大抵が誤報だ。
でも、早く退院したい気持ちから信じてしまいたくなる。
そもそも主治医から言われずに看護師が又聞きのような形式で聞くのは
信頼性に欠ける。


ともかく今後の外来での治療の受け方について説明を受けてくださいと言われ、
移動する。
前の病院と比べると、ちゃちいかなという印象だ。
でもシートの色は緑色で専門の看護師の話を聞いていると、吐き気が強くなる。
今効いている副作用以上にXelox療法のトラウマなのではないかとも感じている。


説明を聞いていると、入院病棟と点滴室の看護師の認識の差を思い知らされる。
「あれ?聞いてないんですか?」みたいな展開になる。
病院に限らず、普通の会社でもある話かと諦める。


ベッドに戻る。

すると、主治医からは正式な退院の話はしてないと別の看護師から言われる。
私が勝手に言ったみたいな展開になっている。
先生からは直接言われていませんという事だけは来る看護士全員に強調しておいた。


晩ご飯の時間だ。
食べられない。
酢の物を寄せ付けない事は書いたが、この段階では白米を食べる事すら苦痛に
なっていた。
出されたライスを食べられないなんて私の人生では数えるほどしかない。
それだけ食欲が落ちる事は経験した事がない。


眠れぬ夜が明けて行く。


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2013年6月5日水曜日

入院1日目

去年、緊急入院含めて3回しているせいか入院の準備は慣れてしまった。

前日のうちにほとんど準備を終え、家を出る。

最寄りの駅に早く尽き過ぎたのでスタバで休憩。
前の病院なら歩いて10分ほどだったが、今回はバスとタクシーを使う事にした。
30分ほど朝の人の少ないスタバで「また、あの思いをするのか」と不安が駆け巡った。

抗がん剤は辛い。
辛い割に効いていない場合がある。
抗がん剤で治るとは限らない。
治っても転移と再発の危険がある。

だいたい時間通りに到着。
手続きを済ませる。

身長と体重を計測して着替える。

まずポートの埋め込みからだ。


ポートとは、抗がん剤を流し込む入り口だ。
パソコンについているUSBポートをイメージしてもらえるといい。
あのような役割をするものを皮膚の下に入れる。


レントゲン室にて手術を行う。
局所麻酔で意識は、はっきりとあるのがイヤだが。

通常はそんなに時間がかからないらしいが、私の場合はアトピーで血管が
わかりにくいのが災いして時間がかかったらしい。

術中は、チクッとするとメスを入れられているのか、ズキっとすると今
何か入れられているのかと感じてしまうので早く終わってほしかった。
最近、医療のドラマをよく見る時間があるので余計にビジュアル的に想像して
しまう。

左の鎖骨の下辺りに埋め込みが完了した。
痛い。
久々に運動をしたような痛さだ。
実生活ができないほどではないと思うし、時間が経てば感覚に和らぐだろう。


昼食後、点滴が始まる。
これまでは点滴は腕にするので看護師に何度も打たれていたが、ポートがあるので
一回で済む。

徐々に気分が悪くなっていく。
抗がん剤のせいか、ポート埋め込んだ傷口が痛むのかは、わからない。
両方かもしれないし、メンタル的なものかもしれない。

食欲は、とりあえず落ちてはいない。
風邪ひいているような感じなので動けないわけでもない。


薬剤師が薬の説明に来た。
2日弱ペットボトルのような容器に入った抗がん剤を注入していく。
その過程で考えら得る副作用を聞いた。
全部起こるとゾッとするが、下痢と脱毛は避けられなさそうだ。

下痢は下痢止めでどうにかなるかもしれないが、脱毛はウィッグというのは
心もとない。
駅など歩いているとカツラの人はすぐわかる。
「カツラと気づかないのは本人だけ」と誰かの冗談を思い出すが、やはり自分の
毛それも年相応の髪質というものがあるのだろう。

今、短髪にしてショックを和らげるようにしているが、3〜4週間後という事で
伸びてしまうのではないか不安だ。
本人的にもショックだが、周囲の反応を考えるとそちらの方がショックだ。


もうガンである事を隠せない。


化学療法の第2戦が始まった。



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2013年6月1日土曜日

入院準備と歯医者

決まったからには入院準備だ。
その前に自動車税を納めて歯医者に行った。

病院から行くように言われていた。
抗がん剤で抵抗力が落ちる上に口内炎みたいに荒れる事もあるそうで
ムシ歯があると治療できない可能性もあるので事前に確認してきて
くれとの事だった。


歯医者なんて何年行ってないか思い出せないくらい行ってない。
まして化学療法行うのでなんて今まで行っていた歯医者には言いたくない。


歯医者なんていくらでもあるので助かる。
予約を入れて行く。


レントゲン撮影をして確認したところ、ムシ歯はなかった。
何年も行ってないわりには歯がキレイらしい。


歯垢を取る事になった。
まあいいかと思った。
この際、キレイにしてしまえ。


化学療法を行うのに歯医者に行けとは。
前の病院では言われなかった。
抵抗力が落ちるとは口の中が荒れると言う意味では、前の抗がん剤も
同じだったはずだ。


ガイドラインに沿って標準化されているはずの治療を行っているはずなのに
進め方が違うのか。


帰りに近くのイトーヨーカドーで買い物だ。
入院するのでスリッパや下着、パジャマを購入した。
体にポートを埋め込むので前の開く寝巻きを用意しようと思った。
浴衣や甚平があるが、一着くらいパジャマがあってもいいだろう。

イメージ的にはこんな感じの「いわゆる」パジャマだ。



もちろん私はこんなイケメンのお兄さんではない。


今回は入院というか退院が不安だ。
下痢をしているからどう帰ろうだ。

車で迎えに来てくれる家族は母だが、仕事かもしれない。

タクシーを使うのが無難だろうか。


去年3回も入院したから入院するまえは病院が変わろうとも気持ち的には
慣れてしまっている。
下痢をして帰宅するというのは、今後の通院の課題でもあるから考えないと
いけない。



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2013年5月31日金曜日

入院の予定が決まる

転院先の病院へ初の外来へ行く。

割と時間通りに診察が始まる。

主治医Sが資料等に目を通す。
PETを受けたのか聞かれたが、その資料は同封してなかったのだろうか。
その資料が一番大事だと思うのだが。

主治医Sが言うには、怪しいとする箇所が2つあるとの事。
基本的に手術は行わなず、抗がん剤治療で進める。
そう言えば、主治医Bは2カ所であるという具体的な箇所は外来では
言ってなかった。


使う薬であるが、主治医Bが提示していた薬とは別の組み合わせだった。
まず脱毛があると言われていたが、主治医Sは脱毛よりも皮膚荒れなどが
あるかもしれないと言う。
見た目的に肌荒れ感が出るようだ。
元々アトピー性皮膚炎なので、あまり大きくは変わらないと思っている。


仕事探しも続けられるようだ。
ただし、下痢や吐き気ある上に2週間単位で最初の3日はボトルを3日間
携帯する為、外出は難しそうだ。


Xelox療法も選択肢として挙げられたが、主治医Sもお薦めではない上に
私もあんなに半年間苦しい思いをしていたのに結局は転移の可能性が出た
から選択肢からは外した。
メリットがあるとすれば、3週間に一度点滴を受け、あとは錠剤を飲むので
楽と言えば楽だ。
副作用で水を飲みにくくなるので、実際に楽とは言い切れないが。


体にポートを埋め込む事になった。
これは転院しなくても実施する予定であったが、やはり埋め込む。
100円玉くらいのしこりみたいな感じになるらしいが、何かを埋め込むなんて
した事ないから躊躇する気持ちがないわけではない。


入院の予定を決める。
最短で4日で退院となる。
今度は自宅から遠くなるので、移動手段を考えておかねばならない。


吐き気の前に本音を吐露してしまうと、やりたくない。
体にポートを埋め込むのもイヤだし、手足がしびれている上に下痢をしている
状態で仕事を探さないといけない。
3日間もペットボトルみたいなボトルが体につきまとうと思うと、煩わしい。
たった3日と考えられるようになるのは、いつになるやら。


そもそも本当に転移なのか。
疑わしいから治療に入るだけだ。
もちろん実務者たる医師の勘がそう外れるものでもないとは思う。
全身に癌細胞が巡っているという前提での治療となる。


抗がん剤は生涯続くと思ってくださいと言われている。
何年生きるのかわからないけど、ポートを埋め込んで注入していく生活を
余儀なくされたわけだ。

別に症状が出ているわけでもないのに。

ガンとは、症状が出てないのに患者扱いされる病気なのだと実感した。



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2013年5月26日日曜日

放射線治療が即日わかる  らしい

こんなニュースを見つけた。

放射線治療の効果を翌日知る事ができるとの事。

がん治療効果、翌日判明=放射線照射後、MRIで-放医研


本文より引用


 放射線治療の効果確認は現在、MRIやコンピューター断層撮影装置(CT)で数週間から数カ月かけて経過観察し、がんが小さくなる様子を見て行っている。しかし、効果がなかったと分かってからでは他の治療手段を取れず、手遅れになる恐れがある。
 新開発の方法では、がん細胞が分裂できなくなったかを1日後に確認できる。現在はマンガンイオンの造影剤を高い濃度で体内に注入する必要があり、造影剤をがん組織にだけ送り込む技術を開発できれば、臨床応用できる可能性があるという。


 

まだ実用レベルの話ではないが、「結果待っている間に手遅れになったら
どうするんだよ」という不安が将来的には解消される事もあるのではないか
という話。

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2013年5月23日木曜日

転院の準備

掲題の通り。

転院の準備を進めている。


家から少し遠くなるが、今後の事を考えて移る事を検討した結果だ。

何かあった時に家族がすぐに駆けつけられないといった事態が多かったので
リンパ節転移を機会に決めた。
近いから来れるわけではない。
病院とて時間で動いている。
医師だって時間を無視して動いているわけではない。

諸々を考慮すると移るのが今後における良策であると判断した。

母は、主治医Bの反応を気にしていた。

多少の嫌味は覚悟していたらしい。

私はそうは考えていなかった。
どこで治療を受けるかは患者の権利であったし、主治医Bは良くも悪くも
淡々としているから「そうですか。わかりました。」と言うのではないかと
思っていた。

もちろん、内心では何%か面白くない気持ちはあるかもしれないが。
そこは仕事と割り切ってくれると考えていた。

そこを割り切るのもプロの仕事のはずだ。

案の定、「わかりました」となった。


初めて知ったが、転院の際は今までの病院への義理立てを患者としては
考えてしまうが、実は受け入れ先の病院の対応を先に手配するのが先決だ。

病院の都合によっては受け入れられない。
そこへ急に紹介状を持参されても困る。

なるほどと思った。


事実、主治医Bも受け入れを断っていたりするらしい。
自分が手術した患者に関しては責任を持って診るという主治医Bの発言は
微妙だったが、確かに先方から断れるケースもある。


主治医Bは準備はしておくので先方に確認してほしいとの事。
こういう時は、彼の淡々とした性格で助かる。
医師同士での評判は知らないが、仕事は早い人だと思う。


受け入れ希望の病院へ行く。


受け入れには、医療提携室を通してくれとの事だった。
患者の代行で病院同士がやり取りするらしいが、元の病院ではそのような
事をした事がないと言うので、私が動く事になった。
それは構わない。

先方の医師(以下、主治医S)と面談をして受け入れ可能という事だった。


一晩もう一度よく考えて転院を決意した。


次の日に元の病院へ連絡入れた時は、資料の準備は整っていた。

取りに行く。
ちなみに750円。


準備は整い、主治医Sの元へと言いたいところだが、彼は週に1回の外来しか
行っておらず直近の日付が予約できなかった。
これは計算外。
仕方がないので当日受診で行く。


面談の際、1〜2週間経ったからと言って私の病状が変わるものではないという
事を聞いている。


もう転院する気はないが、これから転院をお考えの方には主治医に話をする前には
受け入れ先の病院とある程度話を付ける事をお勧めする。
当然と言えば当然だが、案外忘れがちになると思う。
転院なんて頻繁にするものではないし。


私の母は昔、他の病気で転院する際に嫌味を言われたそうで、その体験から今回の
嫌味や良くない反応を気にしていた。
たまたま主治医Bがそういう性格だったのかもしれないが、プロの医師であれば
大丈夫だと思う。

確かに他の病院の評判をネットで見ると「何でウチ来たの?」なんて罵倒されて
元の病院へ戻された話もあるが、そんな病院は行かなくて良かったと考えれば
いい。


主治医Bから手術前後に大腸ガンのガイドラインがあるので見ておいてほしいと
言われた。
病院の売店でも購入できると思う。


正直、医師によって治療方法はそんなに異ならないと思う。
手術、抗がん剤、放射線の3つが西洋医学の治療方法だ。


玉川温泉やごぼう茶などの民間療法は、医師の口から善し悪しを言えない。
臨床結果からデータが得られない以上は是非を問えない。


大抵の病院ならば、治療法は大きく異ならない。
この病院に入れば、絶対に助かるという事はない。
しかし、この病院なら絶対に死ぬという事もない。


自分の生活環境との利便性や医師の説明に納得できるか、など患者と家族の
「その他」の要因が大きいように感じる。
強いて言えば、医師と病院がどれだけ手術数をこなしているかだろうか。



ガンが第2ゲームに進んだ以上、こちらも第2ゲームの体制を整えなくては
いけない。


主治医Bが不満だったわけではない事だけは付記しておく。
1年以上も診てもらっている医師の元を離れるのは、本音としては不安だ。
経過を知っているわけだし説明がいらない。


主治医Bはとっつきにくい人という印象かもしれないが、入院している時は
総回診の前に個別に様子を見に来てくれたりと外来の時とは違う顔がある。


リンパ節転移という結果は、主治医Bのせいではないと思う。
私の母は、腹腔鏡手術ではなく、開腹手術にしておけば良かったと言っている。
しかし大腸ガンの半分は転移をすると聞くし、ステージ3Bである私は確率が高い
グループにいるのは当然なのかもしれない。


しかもPET-CTの結果でしかないわけで後日手術したら違っていた可能性も
なくはない。


他のガンならば転移をしている時点で完治はないらしいが、大腸ガンは希望がある
そうだ。

強がりではないが、私は完治をあまり期待してない。

70〜80代までガンが暴れずに生きていられたらいいと思っている。
ガン細胞とて自分の細胞。
体外からウィルスが入ったわけではない。

言う事を良く聞く子もいれば聞き分けのない子もいる。
でも、どちらも自分の子だ。


いかに治すかよりもいかに死なないかの方が大事だと思う。
ガンは治りましたが死にましたでは困るのだ。


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2013年5月20日月曜日

「余命3ヶ月」のウソ を読んだ

玉川温泉に行く時に持って行って読んだ本の1冊。

はじめに書いておくが、こういった意見の別れる話は話半分に
受け取ることが大切だ。

「余命3カ月」のウソ (ベスト新書)




著者についてのwikiはコチラ


日常生活できるのであれば、手術や抗がん剤は止めなさいという内容だ。
変に体に手を入れるから細胞が暴れ出すとも書いてある。


本来ならば、玉川温泉に行く前に読み終えてまう程度の薄さだった。
新書の割に読むのが遅かった。
専門的な事も書いてあるが、医療関係者以外の人も充分読める内容だ。


読み進めて行くのが怖かった。
自分はどのケースに該当するのだろう。
これから湯治に行くのにダメなのか。


そう考えると、読み進めて行くのが怖くて仕方なかった。
ある程度まで読んで残りは玉川温泉で読んだ。


医療体制の批判をしている。
高額の抗がん剤をさばく為に治療を行う。
CTは医療被爆。


その辺の名も知らない怪しい物書きが書いているのであれば、
一蹴してしまうが、医師が書いているとなると全部がウソだとは
思えない。

マンガで言えば、ブラックジャックによろしく を思い浮かべてしまう。
このマンガにも膵臓ガンの患者のエピソードがあり、読んでいた時に
自分もこうなるのかなと思いながら読んでいた。




医療批判も必要ではある。
端からものを見る事は、とても大切な事だ。


少なくともガン患者及びガン患者が家族にいる人は、こういう意見もあるのだな
と思わないと読めない本だと思う。


この本を否定するのも自由だ。
人間は必ず死ぬ。
多くの人がガンになる。

選択肢、引き出しの一つに医療批判の本があってもいいはずだ。

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2013年5月17日金曜日

リンパ節転移

先日のPET-CT検査の結果を外来で聞いた。

母も付き添いたいと仕事を中抜けして病院へ来た。

結論から言うと、動脈のリンパ節転移
脇の下の影はガンではなかったらしい。


対応としては抗がん剤治療を始める。
手術は経過を見ながらという事になる。
来週、入院。


去年の手術から元々リンパ節への転移が見られていたので
想定外ではなかった。
強いて言えば、転移が見つかるのが早かったくらいか。


リンパ節なので体内に散らばっている可能性が非常に高い。
と言うか散らばっていると見るのが順当だろう。


初めて宣告された時よりもショックの度合いは割と軽い。
どちらかと言うと
わー、また入院?抗がん剤?面倒くさい
という気持ちが大きい。
双六で振り出しに戻ってしまった感じだ。


今度は体にポートを埋め込んで投与するらしく、まず頭髪は抜けるらしい。
こっちの方がショックかもしれない。
何がショックって周囲の反応を想像した時に自分的にはショックだ。


ただXelox療法と異なり、手足のしびれや水が飲めないという副作用はないらしい。
地獄で仏なのかわからないが、だるさはあるらしい。

あと、Xelox療法は原則6ヶ月行うが、今回は無期限らしい。

効果がない、患者が耐えられないなどが起きない限りは様子を見ながら続ける。
高額療養になる。


副作用がダルさならば、社会復帰への途がないわけではないが、脱毛がネックだ。


手術をするとしてリンパ節を切除すると生殖機能がかなり落ちると言われた。


ここまで書いていると、母への自責の念でいっぱいになる。
孫を見せてあげられないのか。
既に子(私の兄)に先立たれている母よりも先になるのか。


これだけに関しては泣きたくなる。


ちなみに他のガンで私の症状だと、もう治らないそうだ。
大腸ガンなら抗がん剤で潰して手術すれば治る可能性もないわけではないらしい。


いろいろ予定を入れたのに変更を余儀なくされる。


セカンドオピニオンや転院などの選択肢も考えた方がいいかもしれない。
主治医Bは今回の流れで手術をした事がないそうだ。


彼を信用してないわけではないが、私とて選択肢があるなら見るくらしはしてみたい。


とりあえず第2試合が始まってしまったようだ。

これは大腸ガンではないのならブログのタイトルも変更なのかと余計な事ばかり
気にしてしまう。


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2013年5月13日月曜日

PET-CT検査を受けた

影がある。

この一言で主治医BよりPET-CT検査を受ける事になった。

通院している病院では機械がない為に近くの別の病院で受ける事になった。


PET-CTとは何だ。
いつもそうだが、主治医Bは基本的に説明をしない人なので自分で調べてみた。

全身に散らばるガンを見つけましょうという検査だ。


こんな感じの機械で素人目には違いがわからない。




時間通りに検査準備が開始になった。

いつも待たされる通院している病院とは大違いだ。

まず検査衣に着替える。


放射能を浴びると言う事で2時間ほど隔離される。
専用に部屋に通され、注射で薬を投与される。


その後1時間ほど薬が全身に回るのを待つ。
これが漫画喫茶みたいに個室があり、そこでテレビ見たりリクライニングシートで
のんびりしながら待つ。

もっとも見たいテレビ番組など特になかったが、水も出してもらえてリラックスは
できた。


時間になると声がかかる。

検査を始めるにトイレに行くように言われ、行ってみると貼り紙に「放射能が
あるので男性の方は飛び散らないように座ってください」と書いてある。
自分の体の中に放射能が巡っているのかと思うと恐ろしいが、言われるがままに
用を足す。


機械に座る。
薄暗い部屋だった。


普通のCTは(部位や症状によるかもしれないが)、時間はそんなにかからない。

PET-CTは30分もかかるそうだ。
確かに始める前の問診票に併称恐怖症かどうかの確認項目があった。

むしろ私は心地よさも感じていたが、併称恐怖症の人には辛いかもしれない。


体を動かさないように言われたが、つい寝てしまい、左足がピクッと動いてしまった。


この検査、やり直しはしないと言われていた。
それだけ患者の体に負担がかかると言う事か。


部屋を移動する際に看護師さんから放射能の説明を結構された。

原発云々のこのご時世だからか。
医療被爆に関しては、確かに気になる部分ではある。


30分経ったのかどうかすらわからないが、前日の寝不足が功を奏して寝ていたので
負担はそれほどなかった。


検査後は、30分くらい待機していた部屋でテレビを見る。

そして清算して終了。


事前に3時間半はかかると効いていたが、2時間くらいで終わった気がする。
開始が早かったから正確にはわからないが、3時間はかかっていない。


検査は1週間後に出る。


ガンは誤診が多いと聞く。


誤診である事を願いつつ次回の外来まで普通の生活を心がける事にする。



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2013年5月12日日曜日

玉川温泉、再び 帰り

玉川温泉ひとり旅も最終日。

今朝も3:00から大浴場へ歩く。

GWを終えたせいか誰も風呂場にはいなかった。
貸し切り状態と喜びたいが、弱酸性の浴槽にしか入れないので
残念だが貸し切りとはいかない。

サウナにも入りつつ、弱酸性のお湯に3セット入り、上がる。

これで最後だと思うと、もったいない気分になる。

朝食まで時間があるので読書をする。


朝食は、人が少なかった。
大抵は時間前に長い列で並んで席を確保しておかないと座る場所が
なくなるのだが、全くその必要はなかった。


土産も買ったし、朝食を済ませると帰る事しか頭にない。

窓をふと見て驚いた。
雪が降っている。
まさか5月に拝む事になるとは思いもしなかった。


山道をバスで帰るわけなので1本早いバスで帰る事にした。
フロントでチケットを購入し、荷物をパッキング。


バスで発車。
前回帰る時は、お見送りがいたが、今回は無し。
新玉川温泉は雪が降っていてもお見送りがいた。

別にして欲しいわけではないが、ついサービスを比較してしまう。


雪は、こんな感じだ。
繰り返すが、5月の風景である。


東北の人から言わせれば「これくらい当たり前だよ」と言われるだろうが、
関東の人間からすると驚きを隠し得ない状況だ。


雪によるスケジュールの遅延を気にするあたりが関東人の性なのかもしれないが、
淡々と予定通りに時間が流れる。

新幹線までの時間に昼食を済ませコーヒーを飲む。
久々に下界との通信を行う。

思ったよりも自分はスマホ依存症でない事を知る。
もっとも外部との接点が最小限度になっている今なら依存する余地もないのかも
しれない。


帰りの新幹線は混んでいた。
iPhone片手にウロウロしている人がいて落ち着かない奴だと思っていたら席が
なかった事を盛岡過ぎて仙台あたりで気がついた。


同じ道で帰る一人旅は少し味気ないが、急に行く事になった割にはトラブルもなく
良しとする。


食事の時間以外にも売店で買った菓子類等を気にせずに食べていたので太ったと
思っていたら「げっそりして帰ってきた」と言われた。
温泉に長く浸かると言うのは、思ったよりもカロリー消費するのだなと感じた。


帰宅して今日はゆっくりと言おうかと思ったが、無性に温泉に入りたくなり、家の
近くの銭湯に行ってきた。
こちらも炭酸温泉という事で慢性皮膚病に効能があるそうなので行ってみた。


温泉から帰ってきて銭湯に行くなんて風呂好きだと思われるかもしれないが、皮膚の
為に行くのでどちらかと言えば湯治という事だ。
玉川温泉も含めてガンよりもアトピー性皮膚炎の方が気になっていた。


去年の今頃はXelox療法を開始していたが、まさか1年後に転移の可能性を言われるとは
思いもしなかった。


できれば温泉は、普通の観光として行きたいものだ。




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2013年5月10日金曜日

玉川温泉、再び 2日目

玉川温泉の大浴場は午前3時から営業している。

人が少ないし、浴槽がキレイなので行くと決めていた。

人は、2〜3人だろうか。
メガネをしてないのでどれくらいの歳の人がいるのかは
わからない。

それでも丑三つ時に源泉100%の塩酸風呂にずっと入っていられるのは
すごい事だ。


私は、弱酸性の浴槽とサウナをかけ湯を挟みながら3セット入った。
玉川温泉の水は飲料水として浴場に設置してある。

飲み方にはコツが必要だ。

・水で薄めて飲む
・飲んだ後は、うがいをする

これを守らないと歯がボロボロになるそうだ。


数年前に母よりその話を聞いて私は断じて飲むまいと誓っていた。

しかし、自分にガンが見つかり、かつ再発・転移の可能性があるとなれば
話は別だ。

サウナでのぼせた体を冷やすのも兼ねて飲んだ。
1日2杯が限度のような断り書きがある。

胃ガンで死んだ祖母は「まずい」とひたすら文句を言っていた。
そんな事も私が今まで温泉水を飲まなかった理由になっているのだろう。


風呂上がりに一眠りしたらスッキリした。
前の晩はかゆくて眠れなかった。

多分、温度調整の問題だろうか。
1時間も寝てないと思う。


朝食を済ませ、もう一度浴場へと言いたいところだが、肌が痛いので断念して
外を歩く事にした。

玉川温泉は岩盤浴も目玉なのだが、岩盤浴は好きでないので見学だけする事にした。


去年の12月に屋内に岩盤浴場ができ、屋外はなくなったと思っていたが、存在してた。
雪崩が起きて死者が出たニュースも出たほどだ。


この日は、周囲の山には雪が残っており、晴れていたので雪崩が起きてもおかしく
なかった。
みんな普通に岩盤浴してるのが不思議なくらいだった。


歩道に大蛇のような雪が横たわっている。


いかに必死に体を良くしようとしているかが、ここを歩くと伝わってくる。


昼食は、バイキングでなく食券を購入する。
前の日から食べようと思っていたメニューがあったが、食券渡したら厨房から
「えー、えびの・・・」という私の注文についてブツブツ言っている声が聞こえて
きた。
田舎の食道なので最高級のサービスなんて求めてないが、脇が甘い限りだ。


見た目も味も・・・まあ、仕方がない。
写真を見て決めたのは私だから。


食後に大浴場に向かう。
やはりGWだからか混んでいる。
昼間は宿泊客以外にも解放しているので、よけいに混んでいるのだろう。

私と同世代と思われる人たちも何人かいる。

ふらっと近場の健康ランドに行く感覚なのだろう。

宿泊客の中には神戸から来ている人もいたらしいから羨ましい話だ。


玉川温泉と同等の温泉はないらしい。
日本一の塩酸温泉という事だ。


風呂上がりに部屋で鳥越さんの本を読み、晩ご飯前に売店でお土産を買う事に
した。

帰る当日に不測の事態があるといけないからだ。

と言っても大したものを買うわけでなく、適当にお菓子をピックアップして
終わり。
この生活だと職場とか友人に頻繁に会うわけではないので最小限度の範囲で
買うだけで良いから助かる。


基本的に、
食事〜入浴〜読書
このサイクルで過ごしていた。


源泉50%には10秒ほど入った。
辛かったが、出発前の肌荒れが治ってきた実感もある。


長いが、暇にはならない1日だった。


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2013年5月8日水曜日

玉川温泉、再び 1日目

玉川温泉へ出発の日。

経緯を説明すると検査で影が見つかり、リンパ節転移の可能性があり、
焼け石に水でも行くという母とそういう話になり、急いで予約をした。

玉川温泉って何。
再びって何。

という方は、コチラをどうぞ。


新幹線に乗り込む。
2時間半くらいの一人旅。


遠出をあまりしない私は見慣れない田舎の風景を見ているうちに自分が
ガンである事や療養で向かっている事などすっかり忘れてしまっていた。


田沢湖駅に降り立つ。

少し寒い。
天気も雨がパラついている。


バスが来るまでの時間は、昼食を取りながらリラックス。


バスに乗る時には何人かいたのだが、全員田沢湖で降りてしまった。
私以外は、観光客というわけだ。
羨ましい。



寒波のせいもあるかと思うが、山には雪が残っていた。


関東の人間にとっては驚きだった。


チェックインして夕食まで時間があったので風呂に入る事にした。
ここ2〜3週間、乾燥していて肌が荒れていたので弱酸性以外の湯船には
浸かれなかった。
そのかわり、何度も入ってやろうと決意した。


GWに来たせいか混んでいる。
前回来た時には見かけなかった小学生の姿もチラホラ。
缶ビール片手に入ろうとしているバカもいた。

食道も混んでいた。

売店は人が少なかった。
品揃えも減っていた。


後日、改めるが、鳥越俊太郎さんの「がん患者」を読もうと持ってきているし、
何かと暇つぶしの道具は持ってきているので困らない。




酸性の強いお湯の為に館内で携帯を使うと壊れると聞いていたが、実際には
ガラケー、iPhoneとiPad2は使えた。
ただしソフトバンクとイーモバの電波は全くダメでドコモしか使えなかった。
もっぱら音楽と動画の鑑賞用といった用途だけだ。


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2013年4月30日火曜日

なかにし礼 「生きる力 心でがんに克つ」を読んだ

転移の可能性が出てから本を手に取るなんて調子のいい部分もあるが、
読んでみた。

生きる力 心でがんに克つ


なかにし礼の説明はする事もないので割愛するが、食道ガンを患い
切らない手術「陽子線治療」でガンが消えたとニュースが出た。

母からやってみてはと言われたので調べてみた。

全国7カ所でしかやっていない治療で関東では国立がんセンター
実施している。

切らずにガンに放射線みたいなものを当ててやっけるパターンだ。
なかにしは、心臓も患っている為に手術に耐えられるのか不安だったので
切らない道を模索していた。

最初抗がん剤治療をし、かなり効いていたのが功を奏したようだ。

本自体は、ああいうクリエイターの方の書いた本なので、まどろっこしい
表現が多く、個人的にはあまり好きではない。
もう少し陽子線治療に突っ込ん書いてあればと思うが、それくらい
サクッと済んでしまう治療の印象を受ける。





まるでいい事尽くしみたいな事を書いてしまった。


そんな良い治療なら何故どこの病院でもやらないのだと疑問が出てくる。


私のケースに当てはめて考えてみると、障害がある。


1 保険外
 ざっと240万〜280万円はかかる。
 先進医療扱いなので将来的には保険が適用される時が来るだろうが、
 できれば今すぐ適用してほしいくらいだ。

2 消化器系がんには効果があまりない
 どのほどかわからないが、食道などを想定してる治療法で胃ガンや大腸ガンには
 効果が望めないようだ。

3 ガンが散らばっていると治療できない
 ガンに向けて撃つわけであるから体中に散らばっている状態で乱射はできない。
 これは納得した。


本書の中で保険外という事で高いという意見について「自分の命に値段はつけられない」
と述べている。
生きようと思うなら値段を考えずに進んでいくべきだと。

確かにその通りだが、彼は特殊な職業に就いている。
通常の会社員の年収とは比べものにならない生活をいていると思う。
月光仮面だか伊達直人だかが支払をしてくれるのならば、喜んでみんな受けるだろう。


ここは上位所得者とその他の金銭感覚の違いだろうか。


人の命は300万よりも価値がずっとある。

だが、そんな簡単なお金だろうか。

現に仕事ができなくなっている若年層(例えば、私)にすぐに捻出できる金額ではない。


国立がんセンターもサイトを見ても支払は原則一括で分割は3回以内までと明記して
ある。


金は後から考えればいいと言うのであれば、分割回数を増やすなり保険を適用するなり
対応が欲しい。
欧米と比べて恵まれた医療保険の環境で日本人は暮らしていると指摘があるが、隣が
恵まれてないからと言って我慢しようという話もどうかと感じてしまう。


一応、主治医Bに相談してみるつもりだ。
私も自分の症状が言うほど把握しきれてない。
検査結果を見てどうなのか。
消化器系でリンパ節に散らばっているからという理由で却下されるのかもしれない。


選択肢は多く欲しい。
自分から情報を求めないとダメだという事だ。


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2013年4月28日日曜日

玉川温泉を予約

転移の可能性がある。
PET-CT検査を受ける。


とりあえず検査までに玉川温泉に行く事にした。


本当は行きたくない。


遠いし、トイレがキレイではないので行く気がしない。
施設のトイレがキレイなのかどうかは温泉に関わらず私にとって大きなポイントでは
ある。


予約をした。
失敗した。

初めのスケジュールだと帰りの新幹線の切符が取れない。


こんな生活を1年以上しているので祝祭日の感覚が狂っている。
意識してないと何曜日なのかも気にしなくなる。


仕方がないので諸々変更。

予定よりも少しだけ長く滞在する事になった。


親がどうしても湯治に行ってきてほしいと言うので行ってくる。
抗がん剤が効いている間しか抑えられないのであれば、別の方法で抑えるしかない。


車で行こうとも思ったが、田沢湖駅から玉川温泉まで行くのが大変かもしれない。
まして普段から平野しか走らない私が急に山道を走るのは労力がかかるだろう。
冬場でないにしろ山をバカにしてはいけない。


行きたくないが、行ってくる。
まだ準備はする必要がないので他のスケジュールを調整しなくてはいけない。




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2013年4月26日金曜日

転移の可能性

ブログの更新が滞っている間に術後1年経過の検査などをしていた。


内視鏡検査など問題なかったのだが、CTスキャンでリンパ節転移が
見られた。
へその下あたりだ。

転移の可能性があるとの事でさらに検査をする事になった。


他にも脇や足の付け根のリンパ節が腫れているとの結果でこちらは
大腸ガンからの転移は考えにくいそうだ。
仮にガンだとすると手術できない箇所で抗がん剤で対応するように
なるそうだ。


問題のへその下あたりの影だ。
おそらく転移と主治医Bは見ている。

さらなる確認の為、PET CT検査をする。
説明は、こちらをご覧頂くとして。



転移の可能性とは言え、言われた時は意外と冷静だった。

正直、異常なしと言われて帰るだけだと思い、病院に来たので
予想外の結果なのだが、あまり取り乱さなかった。
諦めなのかはわからないが、これからどうしようかという事で頭が
いっぱいになった。


社会復帰に向けて動いており、夏までの予定を組み始めていた。
こちらがペンディングになるのかリスケで済むのかそちらが気になった。


残念ながらXelox療法は、さほど効果があったわけではなかったらしい。
投与を終えて半年で見つかるようであれば、ただ抑えていただけという
事になる。



仮にこれが転移だとしたらゼローダとは別の薬で化学療法を数ヶ月始め、
その後は開腹手術をする事になるので、それが今の自分のスケジュールに
どう影響するかが気になった。


抗がん剤はもちろん、入院すらしたくない。
胃カメラもゴメンだ。
検査してみない事にはわからないが、元々は完治が非常に難しいと言われて
いたので去年のうちにショックを充分に受けてしまったのだろうか。


母には、即報告をした。
一番しわ寄せがいくのが母だから厳しい話ほど早くしないといけない。
治療費の為に家を売ろうかと言い出したので驚いたが、まだ影がガンと
断定してない。

全ては、結果が出てからだ。


ショックと言えばショックだが、今は割と冷静だ。

今年の夏も厳しくなりそうだ。


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2013年4月9日火曜日

エニマクリンを食べてみた

朝からエニマクリン。

朝と昼は、お粥と汁物。

間食用にゼリーやら栄養補給ドリンク(ポカリ的な)のがあり、夜は
ポテトスープ。
間食にビスコがあったのはグリコだからか。

お粥は想像以上に量が多い気がした。

汁物と同時に食べると腹がかなりふくれるので、少しインターバルを
置いて私は食べた。

この日は、これしか食べられない。
一度に腹を膨らませ過ぎて後で辛い思いをするのは良くないと思い、
チビチビやった。


勿論、完食する必要は全くない。
私は栄養補給ドリンクを1パック残した。


仕方がない事だが、昼のお粥の梅鰹のふりかけ以外は味がない、もしくは
甘いものばかりで参ったという印象。
どちらかと言えば甘党だが、それでも辛いものがあった。


塩気が欲しくなった。


夜になり、頭痛と吐き気がしてきたので早めに寝た。


最後の食事は17:00頃だったが、空腹に苦しむ事はなかった。


甘いものは調整するとして月に何回かはダイエットがてらに食べても良いかなと
思った。
1日1,500円だが、投資と浪費どちらと受け取るかは、あなた次第だ。


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2013年4月8日月曜日

エニマクリン

大腸の病気という事だからだろうか。

ガンの先輩である母(胃ガン)に聞いても知らないと言っていた。

要するに検査食というやつだ。


売店で販売している。

が、店頭には並んでいない。

売店の人に「エニマクリンください」と言わないと出てこない。
1500円くらいだったろうか。

おかゆと味噌汁のセットで、と思ってしまう。
グリコが製造しているので、おやつには期待してみる。


これを検査前日の朝から食べる。
飲み物は、お茶と水だけ。


こんなの会社員生活していて大丈夫だろうかと思ってしまう。
朝晩は大丈夫かもしれないが、昼は社内でお湯をわかして食べるのか。
できる事ならば、病名は知られたくない。

イコール大腸ガンとは、ならないかもしれない。

身内にガン患者のいる人ならわかるかもしれない。



ダイエットとか言っても無理がありそうだ。
検査で病院から言われちゃってと言うのが妥当だろう。


常識的な人ならそんなに突っ込んこないと思う。


味とかに関しては、別の機会にご報告できればと思う。


こういうものを見ると健康である日常がいかにありがたいかわかる。


人間は食べなければ生きていけないが、食べ物を制限される事は
割とストレスに感じる。
自分で割り切って制限するのとは全然違う。


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