2014年12月2日火曜日

痔ろうになる

久々の投稿だ。

7月の上旬からという事は感染症で入院していた事は書いてないか。
お盆前くらいまで2週間入院してました。

はい終わり。

本題は、こちら。

痔ろうになる

痔ろうとは痔の王様と言われるくらいのものらしく、自然治癒しないので手術が必要になる。
ドラクエのスライムで言えば、キングスライムだ。
免疫力の低下と下痢でかかりやすいらしく、抗がん剤をしている私には条件が揃ってしまった事になる。

肛門のあたりがチクチクしていたのでおかしいと思っていた。
排便時に血も出ていて切れ痔くらいしか考えていなかった。
痛みが出てきた上に下着が汚れるようになり、ただ事ではないと感じ、病院へ行ったら初期の痔ろうという事だった。
下着が汚れるのは膿が出ているからだ。

結腸ガンだったので肛門周りは敏感になる。

7月に入院していた時、隣のベッドの人が転移なしの大腸ガンだったらしいが、場所が悪く人口肛門になったそうだ。
転移の私が自分の肛門なのに皮肉な話である。
どちらがいいのかは、判断がつかない。
ベストは、どちらでもない事だが。

入院して手術が必要との事だが、いかんせん化学療法中の身。
そちらを優先させる事になり、炎症を抑える座薬みたいな薬を処方された。


下着が汚れるので、家にいる時はオムツをしている。
外出時は下着にナプキンを付けている。



幸いな事に冬に向かって行くので薄着でバレる事はない。
・・・と思っている。

お店で買っても私がつけるなんて夢にも思わないだろう。

イヤだなと思っていたが、装着してみると意外と心地よい。
漏らしても大丈夫なのだろうが、慣れると普通の下着で漏らすかもしれないので普通にトイレには行くようにしている。


寒さのせいか、たまに肛門の周辺がチクチクするが、あとは普通の生活だ。

と言うわけでガンから派生したのか、ガンと別なのかわからないが、痔のキングスライムが私の肛門に居着いてしまった。




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2014年7月9日水曜日

3回戦目に突入

No News is Good News.

知らせがないのは良い知らせ。

と言う事で良くない事が起きたのでブログを更新する。


先日PET-CT検査をした結果、転移の疑いが出た。

肺とリンパ節だ。

主治医Sによれば、肺は恐らくガンではないが、リンパ節の
方はガンの可能性の方が高いとの事。


また静脈ポートを埋め込んでの化学療法が再開だ。
Xelox療法から数えると3回戦目になる。


少し背筋がゾッとした。
どちらかと言えば「またかよ」という気持ちが大きい。

吐き気、頭痛、脱毛、それに感染症が行く手に立ちはだかる
かもしれない。

化学療法を再開するという言葉を聞いてから吐き気が止まらない。

完全にパブロフの犬状態だ。
条件付けされている。


点滴されていたソファーの色を見るだけで吐き気がし、鳥肌が立つ。


このまま逃げ切れるかと思いきや、どっこいここは通せんぼという
わけか。


抗がん剤は体力勝負。
細胞を攻撃する毒薬を身体に入れてどこまで耐えられるか。

昨年末の私の身体は弱っていたようだった。

そう思うと治療を続けられるのは半年くらいだろう。
次の年末年始くらいまでは続く。
運が悪ければ、感染症で入院もあり得る。


まだ何も確定してない。

これからスケジュールを考えて病院に電話して書類を
書いて進めなければならない。


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2014年3月21日金曜日

あれから2年

3月は震災を振り返る月なのかもしれないが、
私にとって3月はガンを宣告された月だ。

被災者の方には心からお見舞い申し上げる
気持ちでいっぱいだが、私は私でガン宣告の方が
大きい。

奇しくも2年経ったこの日も昼にうどんを食べていた。

事の始まり

あれから1年

転移はあったが、抗がん剤治療も中断という形で
終わり、今は何もしてない。
今月CT検査があるくらいだろうか。

あれだけ通っていた病院も月に一度行くか行かないか
くらいだ。


いろいろな人から元気かと聞かれる。
元気と言えば元気だが。

血液検査をしても尿酸が少し高いくらいで腫瘍マーカー
は問題ないようだ。


社会復帰は全くできてない状況だ。


とりあえず抗がん剤終えてからの検査結果を見て
仕事探しを始める。


働き始めて何かあって辞めざるを得ないと意味が無い。
実際に内定も辞退している。

再入院 4〜5日目  内定を取り消す


正直、社会復帰に不安を感じている。
年齢もあるが、ブランクの長さが影響するのではないかと
思っている。
PCスキルはオフィスワークには問題ないと思っていたが、
OSもXPでやっているオフィスもそんなにないのではない
だろうか。
一度面接でPCスキルのテストを去年の夏ごろやったが
Windows7か何かで普段Macしか触ってない私は操作に
戸惑ってしまっていた。
会社員時代はExcelなんてサクサク操作していたのに
ショックだった。


焦って復帰しようとした去年の反省を活かさないと
いけない。


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2014年1月18日土曜日

ポート除去

手術の前日に少しだけ遡る。

主治医Sのスケジュールで手術の時間帯が見えないという事で
前日に電話確認する約束になっていた。

とにかく午後。

その予定でいた。

電話してみると、10:50と言われた。
午前中に前倒しになったようだ。

まあ、前倒しにする分ならいいかと思い、宜しくお願いしますと
言って電話を切った。

同意書にPMって書いてあったけど、大丈夫なのかな?


そんなわけで、前倒しになる分には喜ばしいのかな。


そして当日に時系列を戻す。


10:00少し前くらいに病院に着く。

外科に行くと、えらい混んでいるように見えた。
寒いから体調壊す人が多いのか、見慣れていたと思ったら割と
ブランクが空いたからなのか。。。


20分ほど手術が前倒しになるの連絡が来る。


これはヒネくれた私の憶測だが、電話の時点では10:30スタート
だったのではないだろうか。
前の手術の時間等いろいろな危険値を鑑みて遅めに連絡をして
いたのではないだろうか。

わからないし、どうでもいい。

私は会社員時代こういうテクを使っていたから感じてしまった。
本当は10:30締め切りで提出できる仕事を11:00でギリギリと
見せかけて早く出す、みたいなセコい手段だが。
と言うのも10:30にできると断言して不測の事態が起きて遅れると
見込みが甘いという話になるので、控えめに設定するだけの話だ。


諸々の準備があり、時計を見ると定刻とおりに開始になったので
ますます始めから設定したのではないかと思ってしまった。


始まってからは時計を見てないが、20分くらいだと思う。
ポートが除去できたそうだ。

あまりの早さに「え?」と声を出してしまった。

埋め込み手術に2時間ほどかかったからだ。

得てして行きの道と帰りの道は感じ方が違うものだが、2時間と
20分では印象が違い過ぎる。


そこから続く。
潰瘍があったらしく、電気メスで焼き切るみたいだ。
ジジっという音と焦げ臭さが私の顔に来る。

冷静に考えると、私の「お肉」を焼いているわけだ。
何で手術中にこう考えてしまったのか。
全身麻酔が良かったかなと思うほどだ。


手術は1時間弱で終わった。
次の朝に様子を見たいから外来に来れるか聞かれたので、行く事になった。


痛い。


当たり前。
切って抜いて焼いたのだから。


次の日からランニングくらいできるかなと楽観視してた。
軽く考え過ぎた。


途中ガストに寄って買える。
外科手術なので食欲に影響はない。
熱もない。

ただ、電気メスで「お肉」を焼いた事は忘れてミックルグリルを食べていた。。。


ガーゼを当てられているが、明日外来の朝に外来に行くのであれば、今晩は
入浴せず身体を拭いて頭くらいは洗おうかなと思う。


体内には何もない・・・と言いたいが、潰瘍があったので膿みが出た時に
体内にためないよう糸を引いているそうだ。
膿みが体外に出るらしい。


潰瘍ができるとは知らなかったが、皮膚がただれていたので看護師に相談したら
「かさぶただから大丈夫ですよ」と断言されてしまっていた。
母も「あの時に対応していれば、今日は焼き切る必要はなかったのに」と言ってたが
まさにそうだ。


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2014年1月16日木曜日

手術前に発熱

ポートの除去手術2日前にして発熱。

昼間検温したら38度。

今まで38度なら危険水域で迷わずに病院に行っていたのだが、
我慢してみた。

今までの傾向から行くと、高熱になり、下がり、頭痛は続くという
事が多い。

我慢してみると、案の定その通りになった。


これでは除去手術が中止になるのではないだろうか。


むき出しになったポートを見てみると、皮膚が少しずつ再生して来ている。



画像では2/3ほど埋まっているが、先週は全部むき出しになっていた。


早く抜きたいけど、入院はしたくないしな。
でも、前に進まないといけないし。


困ったわけだ。


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2014年1月13日月曜日

PET CTの結果と左胸の出血

2日連続で急患で言ったが左胸を出血を主治医Sに見てもらった。


皮下に埋めたポートが皮膚を破ってむき出しになっている状態だった。
ポートは取り出す事が決定した。

また入院かと気が重くなった。
今年も抗がん剤が続くのかと気が重くなっていた。


と、PET CT検査の結果が来ているとの事。

本来は1週間後に結果を見る予定だったが、今回の出血で前倒しで
受診する事になっていたので、見るタイミングが前にズレた。

結果、患部のガンは消失との事。

本来ならば浮かれたいところだが、冷静だった。

検査で検出できるガン細胞の大きさと言うものがある。
「それ以下」になった過ぎないと思っていたからだ。
ガンは、テレビゲームのゾンビのようなもので1体倒したらと思ったら
また出てくる。

ガンの消失が、完全終了とは言えない。


リンパ節転移している以上は全身に広がっている可能性がある。


ブログを書きながら考えても手放しでは喜べない。


抗がん剤しなくて済んだのは、良かったが。


主治医Sからも抗がん剤は「終わり」ではなく「中断」という
表現をしていた。
「よかったですね」みたいな一言はない。

ガンが見えるうちは攻撃ができたが、見えなくなったら攻撃は
できない。


今後は経過を見て状況次第ではリンパ節を除去する手術も視野に
入れるそうだ。


これで、THE ENDとはいかない。


今年は社会復帰に向けていけるのかなという希望は出てはきた。


大吉ではないが、中吉くらいだろうか。


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2014年1月12日日曜日

2回目のPET CT検査

6月から抗がん剤を始めた事で半年して効果を見ようと言う
事でPET CTを受けて来た。

2回のせいか要領を得ているので、早く終わった気がする。


病院によって違うかもしれないが、PET CTの場合は、普段
受診ている病院で機械がないので、別の病院へ行く。

病院へ行くと着替えて隔離されている部屋に通される。


待合室はマンガとPCのない漫画喫茶みたいな個室でTVが見られる。
そこで水分補給をさせられる。
この後に注入される薬の為らしい。


この部分は忘れていたが、案外と時間が早く経過するようだった。


考えてみれば前回の検査転移があるかもしれないという事で受けたから
気持ちは沈んでいた。
今回は、その転移の為に処置した抗がん剤の効果を見る為に行くので
気分がまるで違う。

しかも数ヶ月前のCT検査でガンが小さくなっているのではないかとの
見解も出ている。


不安材料は、12月の抗がん剤は白血球の値が基準値を下回っていたので
中止になっていた事と左胸からの出血だった。


この検査は薬を点滴で1分くらい注入して全身に回ったかなという頃合いを
見て行われる。

CTには変わりないので、文字通りまな板の上の鯉の状態で30分輪切りに
される。
前回の時は長く感じたが、今回は慣れたわけではないが何度か寝落ちして
しまい、早く終わった気がした。


初詣をしてない私の為のおみくじではないが、吉と出るか凶と出るか。


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2014年1月11日土曜日

正月から出血

三が日が終わらないうちに、ポートから出血した。

入浴している時に何気なく胸元を見たら手が出ていた。
もちろん慌てて急患へ行く。

外科の医師がいなく、結局は次の日にも急患に行く事になった。


ポートの傷ついている為に出血しているそうだ。


医師から「気がつかなかったんですか?」と聞かれた。


これは心外である。


12月の診察で点滴中に看護師にポートのところがおかしい事を
言った。
ただれているような感じだったので、不安だった。
その看護師は「かさぶただから大丈夫ですよ」と断言した。

当然その事は急患の医師に伝えた。

病院なんてこんなものだ。

対応が丁寧なのは最初だけだ。


自分の身は自分で守らなければダメだ。


急患で行ったが特に解決はせず、数日後の外来の予約をして帰ってきた。


何て正月だ。
縁起が悪い。

もしかして入院するのではないかと懸念している。


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