2012年12月31日月曜日

2012年お世話になりました

久々の更新が大晦日。

3月の下旬にガンを宣告された事を思えば、今年は3/4以上は
ガンとの闘いであったと言える。

自分がガンになる

こんな事を人生で考えた事もなかった。
どこかに書いたが、自分は80歳くらいで心不全で亡くなるのだろうと
思っていた。不謹慎だが、死にたくても死ねない人生をどう生きるかが
課題であった。
しかしガンを宣告され、いかに死を延ばすかという課題に切り替わった。

自分の価値観は大いに変わったが、周囲の反応で離れていく人といかない人。
要するに敵と味方がはっきりしたのではないだろうか。
残念ながら身内に敵がいたのは残念だが、はっきりしただけマシだろう。


ガンのニュースに敏感になった。
宣告された芸能人を身近に感じ応援するようになった。
訃報を見て「体調が急変した」というフレーズに恐怖を感じるようになった。
生まれて初めての手術が進行性のガンだった。

主治医Bからの「厄介なガン」と言われた時の背筋が凍る思いは一生忘れない。
さらに不謹慎を承知で書くが、私にとっては東日本大震災よりも死が身近になった。
地震が起きた時、オフィスのビルにひびが入った。帰れなかった。
でも、死ぬ気はしなかった。

何故?

心身が元気だったからだ。

元気があれば何でもできるとは、この事なのだろう。


現在、仕事探しはしてない。
中止している。


1月に検査があるが、結果がわかるまでは無理をしないでほしいという親の懇願で
やめている。
こちらも元気があれば仕事を探して就く事ができるようになるとの事だ。
好きな音楽に没頭させてもらった。

いかに元気である事が大事であるか。


2012年が終わろうとしている。
去年の今頃は普通に過ごしていた。
一昨年は祖母の死に年越しの感覚がなかった。
10年前はアメリカにいた。


今、いろいろな思いがこみ上げていて言葉にならない。

こんなに試練の多かった2012年もいずれは忘却の彼方に消えてしまうのか。


本当にお世話になった方達に言いたい。

ありがとうございました。
来年も宜しくお願いします。


よいお年を。


2012年12月3日月曜日

雨上がり宮迫の胃ガン発覚に思う

最近、芸能人の健康に関するニュース多いなと思っていたら。


42歳・宮迫博之、胃がん 5日にも入院、早期復帰へ今月上旬手術


宮迫が胃ガン。
記事を見る限りでは、自覚症状がないようなので早期かそれに近い
のかと。
勿論、手術しない事にはわからないが。


ガンは歳取ってからかかる死ぬ病気


そんなイメージがこのニュースで払拭される事を願っている。


原因がわからず細胞を持っていれば誰でも起こりうる事だ。
ストレスと言われるが、遺伝という事もある。
双方の組み合わせかもしれないし、どちらでもない可能性もあるかも
しれない。

宮迫に関してだが、入院はそんなにしないと思う。
1月には退院をしているのではないだろうか。

勿論、本人の病状と回復具合によるが。


それにしても仕事復帰を見据える事ができる芸能人は羨ましい限りだ。

しょせん素人考えだが、ガンの若年化が始まるような気がしている。
私の場合も30代と珍しいケースらしいが、50〜60代でなるような
病気ではない気がしている。


さらに
ガン=死
でもなくなってきている。
死因のトップである事に変わりないが、若年化すれば手術に耐えうる体力で
治療を受けられるので延命率は上がるだろう。
ともすれば、「即、死」にはならい。


であれば、社会復帰にもっと目が向いても良いのではないだろうかと
考えてしまう。
芸能人のような一部の人を除けば、復帰先がない人はどうするのか。
景気と相まって採用する企業は増えるとは思えない。


そんな事を考えた。
きっと著名人のガン告白の度に感じると思う。


別に雨上がりファンではないが、1ガン患者として早いご回復をお祈りしてます。

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2012年11月22日木曜日

中でも右手の薬指

手足がずっとしびれている。

玉川温泉に行ったら治るかなと思っていたが、しびれは軽くなっている
感じがしない。

中でも右手の薬指が1番しびれている。
思えば、エルプラットを注入した時も右手の薬指が一番しびれていた気が
する。

何か医学的な根拠があるのか検索してみたが、特に回答となる結果は
見つからない。


このしびれ。
温めると悪化する。

入浴したり、布団に入ると手足のしびれが増す。
就寝時と起床時が一番しびれているかもしれない。

逆に洗濯物を干す時など冷たい物を手にすると指先がしびれるが、
温めている時よりは軽い感じがする。


イメージ的にしびれたら温めるのが良いと思っていた。


では、いつまで続くのか。
このブログでも何度無く書いているが、Xelox療法のしばりをはずして
検索してみると、ある結果が見つかった。

抗がん剤の副作用による手や足のしびれが続き、今後回復するのか、いつまで続くのか不安になった。


回復には時間がかかると書いてある。
それはともかく、温めると和らぐような事が書いてある。
もちろん個人差という前提ありきだが、私のケースと真逆だ。

そう言えば、がん患者の集いで同席した女性に聞いてみたところ、
その方は1年ほどしびれが抜けるまで時間がかかったようだ。


外来で相談した方が良いのだろうか。


薬指の付け根がしびれている上に抑えられているような違和感を覚える。


2012年11月21日水曜日

車の運転に要注意

一昨日、外出先より帰宅して危なかった。

バックで入れる時、急発進してしまった。
ブレーキとアクセルを間違えたと言うやつだ。

幸い、後方に人もいなく、どこにもぶつからずに
事なきを得たが、驚いた。


よく高齢者が間違えてスーパーの店舗に突っ込むなんて
ニュースがあるが、こんな感じで起きるのかと思った。


特に急いでいたわけではない。


足がしびれて感覚が鈍い事を忘れていた。

それが原因だと思う。


あの時、人が後ろにいたら確実に怪我をさせていた。


退院した後も車の運転には注意していたが、感覚がないのは
つい忘れてしまう。
何故か。
感覚がないからだ。


再発防止に努めなければ。


2012年11月19日月曜日

履歴書が書けない

抗がん剤の治療も終わり、来月が師走と考えると
さすがに次の事を考えずにはいられない。

私が50代後半ないしは60歳以上なら年金を
繰り上げて受給し暮らすところだが、そうはいかない。

世間的には働き盛りなのだから。


求人だけは平日は毎日チェックしている。
フリーペーパーにも目を通している。


自分がこれから何をしていくか?
それを考えていた。


いわゆるIT産業に身を置いていたが、もう無理だろう。
元々30代になっても続けるかは考えていた。


まだ手足のしびれもあるし、体力も落ちている。
少し都内等に外出しただけで次の日は体が動かなかったり
する。


いきなりフルタイムで週5日は難しいと思う。
理想を言えば、在宅でやりたいところだが、週3〜4日の
デスクワークをこなしつつ、フルタイムにシフトしていきたい。
現実は難しいだろうが。
特に大手メーカーのリストラのニュースを目にすると
全員ではないにしろ失業者が増え、倍率が上がってしまう。

となると、病気を抱えている私は不利になる。


ただ、履歴書だけは出せるにようにしておこうと思い、履歴書を
買ってきた。


書いてみたが、しびれて思うように書けない。
元々達筆な方ではないが、丁寧に書いてないと思われそうな字だ。
仕方がないので、エクセルの電子版の履歴書をしばらく使う事にした。


本当は、やる気を示す為に直筆での書類を送付したいが、まだ無理だ。


あまり雇用保険の事は頭にない。
申し込んだ瞬間に動かなくてはいけないからだ。
最低でも2社以上に申し込みを行った事を申告しなければ認定されずに
受給できない。
つまり、受給するには2社は申し込みをしなくてはいけない。


今、働けるのかどうか見極めをしている段階でキツい。

診断書はあるものの、主治医B曰く「体調が悪くなければ働いて良い」との
事だ。


毎日「俺、今働けるのか?」と自問自答をしている。


同世代の患者はどうしているのだろうか。

2012年11月11日日曜日

がん患者の集いに行く

病院で無料開催との事で行ってきた。

ネットで調べても病気の知識は手に入るが、やはり人に会うのが
一番だと私は考えている。

6〜7人くらい集まって開始。

テーマが「がんについて」と言う事で概要か何かかと思っていたら
フリートークっぽかった。


私はガンについて知らなさ過ぎる実感がした。
しかも患者なのに。

思えば、我々は病気や怪我を医師に委ねすぎていると思う。
自分の体の変調を他人に任せているのである。
人が作ったお金や建物は自分で管理しているのに、自分の物である
体は他人に預ける。
考えてみれば、おかしな話だ。


治すのは、ともかく把握しておく必要はある。
そんな考えで出席した。


部屋に入ると女性の方がいた。
他に集まってくる患者の方も私の親と近い年代だ。


言われた言葉が想定通り「お若いのにガンなんですか」である。
実は、結構こう言われるのは、とても辛い。


被害妄想かもしれないが、欠陥品扱いされている気持ちになってしまう。

何故だろうか。
当然、相手に悪意はない。


いくらガンの理解が進んでも私の年齢でガンになるのは、ハンディなのだろう。
だからなのか、周囲に詳細を言う事ができない。
私の詳細な病状を知るのは医療関係者以外では、親だけである。

他の人には軽いとも重いとも伝えてない。
向こうも聞いてこない。

お互いに話が重くなるから暗黙のうちにタブー化してる気がする。


集いのトークのテーマは、何となく「代替治療」「緩和ケア」の話になった。


つくづく自分は知識がない事を思い知らされた。


全体を通しては、ある看護師さんが言った
「患者さんには知り権利と知らずにいる権利」
と言うのが印象に残った。


本人に病状等を知らせないという事だ。


最近では患者に知らせる傾向が強いらしいが、それでも知りたくないと言う
患者はいるらしい。


私の感覚で言えば、何故自分の体・人生で知りたくないのだろうかと思ってしまう。
悪い話は聞いても仕方ないと考えるのだろうか。


質問しようとしたが、どの患者さんがどの症状なのかわからないので私が発言する
事でその方を傷つけてしまうかもしれないと思うと躊躇してしまった。


私は良くも悪くも真実を知りたいと思ってしまうが、違う考えもあるのだなと
知る事ができた。


テーマが絞れてない分、横道ではないかと言う話もなくはなかったが、また参加
してみようと思う。

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2012年11月9日金曜日

就労可能証明書を取りに行く

先日、職安でもらった証明書の記載を主治医Bにお願いして
書いたとの連絡があり、取りに行った。


驚いたのだが、1050円取られた。


病院が発行している用紙でもなく、医師の日付と署名捺印
だけで有料なのだ。
ただ、領収書と封筒がついただけだ。


面食らってしまった。


確かに何故、書面を取りに行くのに会計窓口に行くのか気になっていた。
会計窓口が一手に引き渡しをやっているものかと思っていたが、支払が
あるとは思いもしなかったのは何故だろう。


ちなみに先月受けた検査は、採血などは無料だったのだ。
注射針や検査機器などの費用が発生しているにも関わらずである。


医師とは、いい商売だなと思ってしまった。
ただ、医師の懐にその会計分が反映されるかは不明であるが。

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2012年11月6日火曜日

色素沈着その後

Xelox療法の副作用の一つとして色素沈着がある。

ゼローダの展開的な症状らしくシミが増える。

ご多分に漏れず私も、特に皮膚の弱い方なので色素沈着が
3クール目あたりから目立つようになった。
いや、もっと前から出ていたのに気がつかなかったのかもしれない。

その時の画像がある。

そして、これが最近の私の手だ。




当然ながら光の具合もあるので
一概には言えないが、
色が薄くなってきたのではない
だろうか?












薬が時間を経て抜けてきたのか、湯治の効果なのか、その両方なのか
別の理由なのか明確にはできない。


しかし、シミは確実に薄くなってきているのは、事実だ。


抜けたと実感できるまで、どのくらいかかるか引き続き追ってみたいと
思う。

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2012年11月5日月曜日

玉川温泉 食事編

食事は、朝晩がバイキングで昼は食券を購入する。

朝晩は食道の前に5〜10分くらい前に行くと人が集まっている。
時間になるまでは入れない。

健康面を考慮してか、揚げ物は出ない。
天ぷらが出る程度で煮物や焼き魚がメインだ。

初日の晩ご飯の鶏肉の煮物が個人的には気に入った。
秋田の地鶏「比内鶏」の肉だったのだろうか。

美味しかったのでお土産にこれを買って帰った。



売店で買う時に注意して頂きたいが、この商品が並ぶ棚には
親子丼などもあるが、このカレーだけが1人前で他は2人分
だったりする。
数量を確認してからご購入される事をお勧めする。


話がそれたが、秋田という事で秋田こまちやらきりたんぽが
出てくる。

カロリーや塩分は、かなり抑えめで作られている。
塩鮭が出ても味が全然しないほど薄味だ。
メニューのローテーションがヘビーではないようで、ある程度の
宿泊をされても楽しめるようだ。



朝食も同じようにバイキングだ。
パンやオレンジジュース、牛乳などが出てくる。
パンは美味しかった。フワフワしているが、底がカリカリしていて
私は好きだった。


昼は、バイキングではなく、ソバやカレーなどから選ぶ。
限定メニューなどもあるし、お酒も飲めるので朝晩とは異なった趣向で
あるようだ。
ビールを飲んでいる人もいた。
ここは、自己管理の世界だ。


療養にふさわしい食事だったと思う。


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2012年11月4日日曜日

玉川温泉 岩盤浴と温泉

方法は二つある。

岩盤浴と温泉だ。

まず岩盤浴。
こちらの体験記が詳しく書かれているが、私が行った時は
シーズンオフになる直前だったのか人が多くなかった。

テントみたいな場所へ行くのだが、行くまでにその辺の道で
寝ている人も少なくなかった。
要は、地面が暖かくて湯気が来れば岩盤浴ができてしまうからだ。

シーズンでなくともテントに入れる人は限られているので早く行かれる
事をお勧めする。
できれば、食後すぐに行くくらいが良い。

私は岩盤浴が好きになれなかった。
まず窮屈だし、おばちゃんの集団で静かにゆっくりできない。
それに服を来たまま汗をかくのが好きではないし、アトピー持ちの
私には良くないと思った。

それに2日目の午後から雨が降り出してきたので強制的に断念せざるを
えなかった。

ちなみにゴザを持参するわけだが、宿泊施設には衛生上の理由で持ち込めない。
外にゴザを干す専用の部屋があるので、そこで置いておく事になる。

ゴザは100均で買えるので持って行くのと現地調達の手間を天秤にかけて
セレクトされると良い。



ただ、雨と雪が降ったわけだが、それでも岩盤浴に向かう人がいたのには
驚いた。
元を取ろうとしているのか、そこまで具合が悪いのか。
病気持ちの私としても考えさせられる場面であった。


次は、温泉。
玉川温泉のお湯は、またまたこちらをご参考にされたし。

強酸性。水道管がさびるほどだ。
なので上がる時は、必ずかけ湯をしないといけない。

源泉100%、50%、弱酸性のグレードがあり、他にサウナや
打たせ湯、泡風呂などがある。

お湯に入ると体中がちくちくする。下品と言われるかもしれないが、
私は玉袋がヒリヒリした。100%は1分も入っていられなかった。
もっぱら弱酸性の湯船に入っていたが、これは小さく3人も入れない。

源泉50%も5分は入っていなかったと思う。
お湯に入って数十秒すると皮膚のかさぶたになっているであろう箇所から
皮膚が剥がれていく。
驚いた。

要するに塩酸風呂だ。

私は手足のしびれが強くなった気がした。

0:00〜3:00の清掃時間を除いては、いつでも入れる。
キレイなお湯に入ろうと思い、3:30に入りに行ったら先客が一人いるのには
驚いた。考える事は一緒だ。


正直、源泉100%に入るのはイヤだったが、ただの観光ではなく、
湯治に来ているので少しでも体を良くしたいと考えを切り替えて再度挑戦をした。
ただ、1分の壁は超えられない。


私は、もっぱら温泉の方を利用していた。
手軽だし、天候に左右されないし、裸で直に触れるので良いかなと思った。
手足のしびれがなければ岩盤浴に挑戦していたかもしれないが、テント内での
田舎のおばちゃん特有の会話には着いて行けない。
おばちゃんが悪いわけではない。別に私語厳禁ではない。
文化の違いだ。


岩盤浴にするか温泉にするか両方にするか。
吟味されてからの方がいい。

ネットでも書籍でもいいから事前に予備知識は入れて行かれた方が良い。

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2012年11月3日土曜日

玉川温泉 出発編


先日の宣言通りに玉川温泉に行ってきた。

大宮から新幹線で2時間半、田沢湖駅を降りてからバスで1時間超くらいだろうか。

バスは長く感じた。
新幹線よりも退屈だった。

朝出たので昼過ぎに到着。
チェックイン時間より早くても部屋を用意してもらえている。


二泊三日だったが、大まかに荷物を明記していく。

フェイスタオル 3枚
バスタオル 2枚
下着 3枚
シャツ 3枚
靴下 3足
スウェット 2組
軍手
帽子
スリッパ
ござ
レジャーシート

文庫本 2冊


まず、軍手は結局使わなかった。
防寒で持って行ったが、岩盤浴はあまり行かなかった。
帽子もそうだ。

二泊三日ならば、バスタオルは1枚で足りる。
フェイスタオルも1枚で足りるが、2〜3枚持って行っても損はない。
下着とシャツは個人の衛生的な感覚によるが、荷物にならないので多めに
持って行っていいと思う。


スリッパは勿論、施設のスリッパがあるが、入浴時に番号のある下駄箱に
入れていたのに持って行ってしまった奴がいた。
間違えたのかボケていたのかわざとなのか知らないが、間違われない為にも
持参している人がチラホラいた。


上記のものを忘れても売店に基本的にあるが、シャツなどは個人の趣味やサイズが
あるから現地調達はお勧めしない。
また、値段も高いという事をお忘れなく。

スェットは岩盤浴されない方は1組で大丈夫だと思う。
浴衣があるので着れば問題ない。


文庫本は、暇つぶしだ。
ずっと岩盤浴も湯治もしているわけにはいかない。空き時間がどうしても出る。
全ての部屋にテレビがあるわけではないし、携帯も大丈夫と言いつつ酸性の強い湯気の
影響で壊れやすいとも聞く。
事実、トイレや水道のパイプが酸化して黒くなっていた。

携帯を使わないと私などは相当暇になるので本を持って行ってよかった。
普通に携帯を使っている人も割といたが、壊れても恨みっこなしと言う方は普段通りに
お使いになればいい。


なお、宿泊には自炊の人もいるが、私の場合は普通のプランで宿泊しているので
自炊を検討される方は、別の情報を参考にされたし。
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2012年10月31日水曜日

玉川温泉に行ってきます

本当は手術を終えて行くはずだったが、リンパ節転移が予想よりはるかに
多く、抗がん剤治療が始まった為に延期をしていた。

8クール目も無事に終わりそうだなという感じがしたので親と話し合い、
予約をした。

玉川温泉は酸性が強く、携帯が壊れると話を聞くので秋田に到着したら
携帯は一切使わない事にする。ノートPCその類いも持って行かない。

壊れているiPad2なら持って行っても良いかもしれないが、ルーターが
壊れるとイヤなので、やはり持って行かない。


私なりの目線で見て体感して来たいと思う。



2012年10月28日日曜日

抗がん剤が抜けるまで

Xelox療法が終わったところで気になる点がある。

副作用はいつ収まるのか。

このブログを更新している現在でも両手足の指先がしびれている。

メガネを持つと落としてしまう。
ペンを持っていても持っている感覚があまりない。
水やお湯でしびれる。

痛みは全くない。
感覚そのものがない。

ちょっと小走りしてみると膝から下の感覚がない。

痛みがないから苦しくはない。
感覚がないから力の入れ具合がおかしい。


まあ、半年間も薬を服用してすぐに抜ける事もないだろうが、
早く抜けてほしい。


主治医Bからは「抜けるまで結構時間かかりますよ」と言われている。


副作用が抜けてこそ治療が終わったとも思うので、なる早でお願いしたい。


目安が知りたいのでネットで検索したが、出てこない。

あとで 2ちゃんで検索してみるとしよう。


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2012年10月26日金曜日

Xelox療法 終わり

光陰矢の如し。

いや、Xelox療法に関しては、そうでもなかった。

やっと治療が終わった。

これで終わると言う逸る気持ちがそうさせたのか、病院に
いつもよりもかなり早く行ってしまった。車で5分かからないのも
あるが、それにしても早く着いた。

診察も予約時間よりも早く順番が来た。


CTの結果を見る。
特に多かったリンパ節には腫瘍が確認されなかったようだ。

右の肺に気管支炎のような炎症があるようだが、これは遠隔転移とは
関係がないようだった。

血液検査も肝臓の数値が平常ではなかったが、抗がん剤が抜ければ
元に戻るであろうという事だ。


結果、化学療法は終わりで良いとの事。



しかし、転移する可能性があるので油断はしないようにとの事。


いくつか注意もあった。

太らない、禁酒などだ。


あと、腫瘍マーカーでは私の腫瘍は見つけにくいらしいので、通常は
半年に一度行う検査を3ヶ月に1度やる事になった。
従ってこれで終わりではなく、来年年明けに検査を受ける。


あとは、社会復帰だ。
雇用保険の件で、主治医Bに書類を書いてもらわねばならず。
直接お願いすれば良いと思っていたが、窓口を通さねばならないそうだ。

診断書の類いを必要とした事がなかったので知らなかった。
思えば、病院に来ると言えば、風邪/喘息/蕁麻疹/胃腸炎くらいで
特に診断書を提出する必要なんて今までなかった。

あとは、インフルエンザか。


ちなみに検査と外来での結果報告についてだが、会計はなかった。
これは、ありがたい。

理由はよくわからないが。


これで大きな一区切りになった。
半年間、生の野菜と果物を絶っていたのでゴーサインが出て食べた。

別に以上に体が丈夫になる必要もないと思うが、せめて病気を患う前には
戻って欲しいと思っている。


2012年10月24日水曜日

全がん協の生存率データ

昨日、発表された全がん協会(全国がんセンター協議会)の生存率の調査データ。
本当は昨日ブログに上げようと思ったら昼頃にアクセスが集中して
断念。


それでも気になるもの。


見て気にされる方は、見ない方が良いと思います。

かんたんデータとくわしいデータで見られるようです。
自分の属性(年齢や性別)と病状や部位などを入力します。
くわしいデータの方は、入力情報に整合性がないとはじかれてしまうので
やりませんでした。

私もやってみました。
主治医Bから説明を受けた数字とは少しズレていますが、これは調査対象が
異なるからでしょう。


かんたんデータ

くわしいデータ






































2003までのデータですが、こちらにも生存率の一覧が
あります。

全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率



復唱するが、これはあくまでデータに過ぎない。
何事もデータ通りになるわけではない事は頭に入れておく事が大事。


日本人の平均寿命が80代なのに100歳を超えて生きている人もいる。
また生まれてすぐ落命する人もいる。


自分が平均なのかどうかは、死んでみて初めて当てはめる事ができる。


ガンと言うのは関心事の一つなのだなと。
もしかしたら周りは言わないだけで、いろいろと気にしているのではないかと
感じた。


日本人の死因のトップなわけで2〜3人に一人はガンになる。
これで無関心であるはずがない。


もっと若い人にもガンの啓発と言うのは必要なのではないかと思った。
自分がガンにならなくても自分の親類がガンになれば、身近に感じるはず。


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2012年10月23日火曜日

検査へ行く

前回の外来での話通りに検査へ行ってきた。

採血とCTスキャンだ。

時間になったので家を出る。


病院は驚くほど空いている。
大きな病院とは思えない。

採血へ行く。
ここまでは今まで通りの流れだ。


ここも空いている。
いや、どこもかしこも空いている。


病院は混んでいるもの、それが私の認識だったのだが。

患者が少ないのは、結構な事と言えば結構な事だ。


さて。
採血は、やはり血管が見つかりにくいらしく手の甲での
採血となった。
今回で暫く会わないと思えば、我慢する事にした。


その後は、止血を待ってCTスキャン。


この検査にいたっては、造影剤という薬を打つ為に同意書が
必要だ。
薬の作用で熱っぽくなったりするようだ。


実際に部屋に通されて投与されたところ1分もしないうちに体が
熱くなってきた。
検査自体は、10分もかかっていなかったと思う。

造影剤を早く抜く為に検査後は水分をたくさん補給した方が良い
みたいだ。


それにしても会計がゼロ円だった。
明日の外来で合算して請求されるのだろうか。


正直、結果が怖い。
この病気の流れで「思ったほど悪くなかった」という事態
なかったからだ。


果たして遠隔転移はしているのだろうか。



2012年10月17日水曜日

雇用保険の延長申請

職安に行ってきた。

雇用保険の延長申請をした方がいいと言われたので
申請書を記載した。

先週の話のわからないおっさんだとイヤだなと思いつつ、
今日は若くて対応がしっかりした人で一安心。

特に記載した書類自体には不備がなかったようだが、
療養していたエビデンスが必要であるようだった。
まあ、当然と言えば当然なのだが、上記のおっさんに
「診断書とか何か必要ですか?」と聞いたら「いらないです。
離職票だけでいいです」と言っていたので病院関係の物は
何も持って行かなかった。

診察カードでもよかったらしいが、財布にいつでも入れていると
思われたのだろうか。

とりあえず若い人に先週の人に言われた通りにしたとチクって
診察カードのコピーを郵送する事になった。
まったく迷惑なおっさんだ。


きちんと説明すれば、持って行ったものを適当だから職安側は
封筒1枚無駄になり、私は切手代が無駄になる。しかも封筒は
税金から購入したものだろう。
細か過ぎるが。


ともあれ次回、職安に行く時は休職の申し込みだ。
その際、主治医Bに書類の記載をお願いしなければならない。


来週の今頃には治療は終わっているはずだ。

8クール目の休薬期間

これは、実質的なXelox療法の終了を意味する。

ピドキサールは来週まで飲み続けるが、これは厳密にはビタミン剤なので
抗がん剤は今朝で終わり。

半年間、一度も1錠も減らさずに6錠ずつ飲み切った。

長かった。

あとは副作用が抜けるのを待つだけ。

来週、主治医Bに聞いてみるが、生の果物と野菜がいつになったら解禁になるのか
確認してみる。

めざましテレビの大塚さんが退院したようで驚いた。
11ヶ月も入院して抗がん剤治療をしていたとは。

大塚範一キャスターが退院!“めざまし”で復帰へ意欲


これは抗がん剤経験者ならわかるが、かなり辛い事だ。
ましてテレビの世界から入院生活を余儀なくされていたわけだから
イライラしていたのではないかと想像してしまう。


ただ、めざましテレビに復帰できるのだろうか。
早朝に起きて生放送をするわけだ。
加えて年齢的なところもある。


単発のテレビ出演なら問題なさそうだが。


と、人の心配をできるほどのたいそうなご身分でない私も次の手を
考えなくてはいけない。
親は「のんびりしていればいい」と言ってくれているが、正直焦る。

金がないのが大きいのかもしれないが。


今は少しずつ療養中に考えていた事の布石を打っている感じだろうか。
一応、水面下では動き始めている。


とは言え10月の半ば。

動き出したら、あっという間に年末になるだろう。

ともあれ今日で大きな一区切りだ。

2012年10月15日月曜日

職安に行ってきた

社会復帰を考えねばならない時期かと思い、職安に行ってきた。

手足がしびれているので、あまり歩きたくないのだが駅から中途半端な距離に
あるので仕方なくゆっくり歩いて行った。

聞きたい事は、2点。

雇用保険の延長は可能か

体調に不安のある人の就業状況


前者の方は可能。
後者の方は、企業による。

想定通りの展開だった。


雇用保険は、相談員の説明がへたくそで何回聞き直しても噛み砕いて説明を
しない。
公共機関にありがちな事務ロボットだと感じた。

こういう人がいなくなり、席が空いて職安にいる求職者の何人かがその職に
就ければとよいのではないかと思う。
そもそも窓口業務で口を開けたらタバコの匂いがプンプンするなんてあり得ない
だろうと思う。
銀行とか携帯ショップでそんな奴いないだろう。


延長手続きを早くすればよかったと言われたが、そんな事はない。
離職前に内定が出るはずだった。本当に直前だった。
他の企業の話も実は進んでいた。

「たられば」は良くないが、あのまま就職していたら今頃は海外出張に行っていた
だろう。アメリカと韓国が多いようだが、実は楽しみにしていた。
自分を鍛えるのに会社の金で海外の企業と接触するのだ。

だが、その後悔も薄れてしまった。

それだけ自分にとって半年は長かった。
仕事をしていると半年どころか1年なんてすぐに終わる。
この半年は本当に長かった。昔から療養生活をしている気分になっていた。

最近では、週に2回ほど家の掃除をしている。
掃除と言うか不要なものの整理だ。
最近では、断捨離なんて言うようだ。

そうすると、昔の会社を辞める時に同期からもらった寄せ書きや業務資料が
出てきて「自分は紛れもなく会社員として働いていたのだ」と思い出させてくれる。
もっとも業務資料が家で見つかるのは問題があると思うが。個人のメモ書きなので
家にあったのだろう。会社もPマークを取得しようなんて殊勝な心構えのある企業では
なかった。


人間は環境に順応してしまう。
こういう生活に慣れてはいけない。
自分の人生は、すぐには終わらない。体力も知力も気力もまだある。
整理作業をする事により、いろいろな物が出てきて自分は紛れもなく健康な生活を
送ってきたのだと再認識させられた。


本当に価値観が変わった。

でも、まだガンに感謝しているなんて言葉を発する事はできない。
心から言える人は、本当に強い人だ。
最初はガンを恨み、今は早く決別したい気持ちだ。
しかし、リンパ節にこれだけ転移している以上、完全に決別は見込めないと思う。
主治医Bからも完治は相当難しいと言われている。


話を戻すが、延長手続きを今週行う。
何故、必要なのかの説明がないので次回行く時は、別の相談員にしてもらう。
申請書に病名など記入する欄があるが、この間のおっさんだと大きな声で読み上げ
そうだから、若くて業務情報をきちんと扱える人にお願いしよう。


来週が検査だが、終わってから動くよりも並行して少しでも早く社会復帰したいと
考えていると思う。

2012年10月10日水曜日

次の布石を考える

副作用も抜けつつある。

両手両足の指先はシビレている。

左ひざも痛い。痛いと言うよりも変に曲がっているような
感覚がある。伝わりにくいだろうか?ランナー膝の症状と
言えば、おわかりになる方が多いだろうが。

喉の違和感がなくなると副作用終了のサインとなる。
あくまで私の場合だ。
今回は手の薬指がしびれている。
続くのだろうか。

さて。

次の展開を考えなければならない時期に来たと思う。
そろそろ貯金もボトムが見え始めてきた。
一応、もしも用の口座もある事はあるが、なるべく手をつけたくない。


私の次の展開、それは「社会復帰」である。
まずはバイトで探そうと思う。
いきなりフル勤務は自信がない。

何せ半年以上も俗世間から1歩距離を置くような生活をしている。
幸いSNSがあるおかげである程度のコミュニケーションは取れていると
思うが。


まあ、今年度くらいはバイトで徐々に慣らし運転をしていければと
思う。

「いわゆる」IT業界に身を投じてきたが、もう戻る気がしない。
体力的な事もさる事ながら移ろいやすいトレンドに業務レベルでついていくのは、
大変だ。趣味レベルなら楽しめるし、ストレスもリスクも少ない。

仮に会社を辞めずにいて復帰できたかと言えば疑問が残る。
きっと迎え入れてくれなかったと思う。


いささか古いが、こういう現状には納得できる。


がん患者は社会復帰を望む
患者が自己コントロール感を取り戻して自立するソーシャルサポートを


敢えて乱暴な表現をするが、生き残ってしまう方がリスキーなのだ。
生きていても社会復帰できないのなら何故手術で生かそうとするのか。
矛盾があるように思える。

空気感染などするような病気ではなく、日本人の二人に一人の死亡要因にも
なっている。


研究が進んでもその後の復帰に進展がなければ、おかしい。


確かに私も病気になる前は、こんな事考えなかった。
そもそも自分の近くの同年代でガンになる人間がいなく、大体は親もしくは
祖父母世代の病気だと思っていた。


芸能人のイメージが強いのだろうか。
ガン=死というイメージも
手術後に復帰というイメージも
私は芸能人のイメージが強いのではないかと感じている。


愚痴っても仕方がないので、次を模索する事にした。
今年は車検があるのが大きな出費となった。


Xelox療法もあと2週間で終わりだ。

前向きに考えれば次のステージを行く時期という事だ。

2012年10月7日日曜日

8クール目 開始

ようやくXelox療法の最終章に来た。
8クール目、つまり半年の治療の最終コーナーだ。


前回の点滴が割と副作用が軽かった為、また今回も同じように
してもらえるのではないかと思い、気が軽かった。

だが、それは甘かったと感じさせられる事になるが。


いつもよりも早く行くつもりだったが、結局はいつもと同じくらいに
なった。

採血をし、いつも通り血管が見つからないと言う事で手の甲で採血された。

この看護師のスキルの差と言うのはどうにかできないものか。
経験年数で違うが出るのは仕方ないが、どう見てもベテランだろうという
人ですら下手な人がいる。

来る患者全員が血管くっきりなはずがない。
血管が見えるなら素人でも採血できるのではないかとすら思う。
何の為に専門学校で専門教育を施されているのだと感じるのが、
この採血の瞬間だ。


採血の後、血圧を測定したが、上が160弱と高い。
自分でも驚いた。
到着して採血して止血の為に5分くらい安静にしていたので、来たばかりで
呼吸が乱れていると言う事もない。


いつも通りに診察を受ける。

主治医Bに足の痺れを報告した。
休薬期間でも痺れる事、そして左の膝が動かしにくい事も合わせて伝えると
少し笑みを浮かべながら回答を口にした。

本来ならば、手足の痺れは、もっと早く出るそうだ。
副作用が強くなり、耐えられずゼローダの量を減らしたりして治療を進める
らしいが、私の場合は症状が出るのが遅いとの事。

ほとんど他の副作用も見られない事からゼローダの量は減らさずにこのまま
最後まで突っ走りましょうという事になった。

左膝の方はガンとの相関関係は今のところ考えにくいそうだ。


確かに2クール目の時に薬剤師から薬の量を減らさずに終える事が最大の目標
と言う話をしたのを思い出した。


8クール目の終了と合わせて検査をする事になり、日程も決めた。


診察が終わり、治療室から呼ばれるのを待っていると看護師が私を探している
ようだった。
ただ、私の名字はありきたりで見慣れない看護師が名字しか呼ばない。
多分、私の事だろうが、様子を見ていた。
周りが全く反応しないので、私の事だと思い、手を挙げて話に応じた。

検査の連絡等をしたかったようである。

治療室の前で話をしていたが、私は病気の事を人のたくさんいる場所で話を
したくなかったので、「治療室で話を伺ってよろしいですか」と切り出すと
この部屋は抗がん剤を受ける人しか入れませんよ!

と大きな声で言い出す。

非常識なバカ看護婦である。
患者の個人情報一つ守れないのか。

彼女の言い訳は、私が本人でなく家族だと思ったらしい。

治療室に入り「いろいろな人が通る場所であんな事言わないで欲しい」と
言った。
ひたすら謝っていたが、許し難い。

地元の病院であんな事が起きると腹立たしい。
バカをいつく付けても足りない看護婦だ。


そのやり取りを見ていた治療室の看護師は私が怒るところなんて当然見た事
ないからその後気を使っているのがわかった。


最後のエルプラットの投入なわけだが、前回刺した場所が見つからないとの
事で手首近くに刺された。
医療の世界はわからないが、通常こういった事には再現性が求められる。
何の為に臨床試験をしているのか。


あとは、いつもと同じである。


看護師には守秘義務と再現性の追求をしてもらいたいものだ。


最近、撮影した私の手の甲をアップしておく。
















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画像でどこまで伝わるかわからないが、色素沈着を起こしている。
ホクロやらシミが多い。


Xelox療法の総括は、休薬期間を終えてからにしたい。

2012年9月27日木曜日

薬を落とした時にどうする

毎日薬を飲んでいると、いろいろある。

たまにやらかすのが、薬を落とす事だ。
どこかに忘れてくるという意味ではない。
足下に落としてしまうのだ。

ゼローダは薬が取り出しにくいので変に力が入る。
加えて保湿剤を毎日塗っている指先はすべりやすい。

だが、ゼローダは多めに処方などされていない。
ピドキサールも然り。

薬を落としたからと言って水で洗ってはいけない。

ティッシュか何かで拭いてから飲む。
これがコツらしい。

ガン患者の先輩たる母から教えてもらった。

特にマグラックスは水に濡れると崩れやすい。
と言ってもこちらは日数分を処方されているものの
毎日飲む事を義務づけられていないので余る。

いずれにせよ落としたからと言って慌てて水で洗い落とさずに
汚れを拭き取ってから飲む。
これがポイントだ。

それにしても錠剤で助かった。
粉薬だとエラい事になっていただろう。




2012年9月25日火曜日

7クール目 休薬期間

前回までは休薬期間に早く辿り着きたくて仕方なかった。
まあ、今回にしても日々の検温と血圧測定が不要になるので
期間に突入するに超した事はない。

足の裏のしびれは、まだ残っているが、外を歩いたり階段の上り下り
を除いては生活に支障がない。
元々、私に起きている副作用そのものが生活に支障をきたしてはいないが。

吐き気はあるが嘔吐はなし。
頭痛はあったが、38度以上の高熱ではなし。
コップを落とすほどの手のしびれはなし。
喉の違和感はあるが、食事をできないほどではなし。
食欲は全く落ちず、むしろ太る傾向に悩む。

いよいよ来週で最後のエルプラットである。

2012年9月20日木曜日

同じ人がいた

私のように30代男性の大腸ガンは、珍しい。

それが、このブログを更新する理由にもなっている。

本当にいないのか探してみた。

珍しいと言うだけで全くいないわけではない。
私が人類で初めての30代男性の大腸ガン患者と言うわけでもない。

実際にそんな事ならマスコミで騒がれ、きっと援助などもらえるであろう。

さて。

検索してみると、これがヒットした。

大腸雁之助の大腸がん闘病記
 SPA!の取材も受けた事あるようで有名らしい。
 ちなみに私と同じ年齢で宣告され手術している。
 抗がん剤の記載がないので、ステージⅢのA以下だろう。
 どのステージなのかと言う事も言及はされていない。


ガン患者のブログを拝見していると、更新がある時点で止まっている場合
緊張感が私には走る。
もしかしてこの人はもう・・・など考えてしまう。


勇気を出して読み進めて行くと、予想と違い社会復帰して更新する必要が
なくなっているケースが大い。
闘病記として完結しているのだ。


上記のブログに関しては、ブログとしては更新が止まっているが、リンク先の
掲示板では先週ご本人の書き込みがあったので安心している。
この際、なりすましかどうかはさておいて。


ガンになったら今後の人の為に記録を残したい。
アウトプットする事により本人にもスーッとするが、「今後の人の為」と言う
思いは誰でも強いようだ。
みんな不安で調べたくなるものだ。

2012年9月19日水曜日

こじつけてみた

抗がん剤は副作用が苦しい。

暇なのかと思われるかもしれないが、ふと考えてみた。

ドラゴンボールの超神水と言うのが、ある。



私と同世代ならこれだけで説明が済むが、作品中に出てくる
アイテムの一つである。


超神水(Wikipadiaより引用)
体の中に隠れ持っている潜在能力を引き出すことができる水。ただし、非常に強い毒性を持っており、強い生命力、精神力を持っていないと死んでしまう。作中ではヤジロベーが一滴ほど指先に付けて舐めたが、それだけで死にかけ吐き出してしまうほどである。悟空以外にも14人の人間が飲んだが、悟空以外で生き残った者はいない。またカリン様本人も挑戦したが、武術を極めたカリン様でさえ途中で吐き出してしまったらしい。悟空は一晩近く苦しみ抜いた末に効力を得ることができた。
原作ではカリン塔に保管されていたが、テレビアニメ版では氷の洞窟の奥深くにあり、洞窟を支配するヤミの試練を乗り越えた者だけが飲むことができる。

毒が抜けたら強くなれると言うものだ。



これって抗がん剤から思いついたのではないかと考えてみた。
抗がん剤は決して飲み終えても強くはならないが、毒性があると言う点に
共通点を感じる。

原作者に聞くのが1番早いのだろうが、私にとって遠い存在である上に昔の話だから
覚えておられない可能性がある。

抗がん剤治療の歴史を紐解くと終戦くらいまで遡る。
鳥山明さんの身内や友人関係にガン患者がおられたかはわからないが、私としては
こじつけて考えたくもなる。


暇なガン患者の戯れ言という事で。
つい自分の立場に寄せて物事を考えてしまう悪い癖が出ただけかもしれない。



2012年9月18日火曜日

左足が

7クール目も副作用が抜けつつある。

特徴的なのは、左膝と両足の裏がしびれる
何をしている時と言うわけではないが、寝ていても足の裏のしびれは
感じる。

左ひざは階段を下りたり、歩いている時に感じる。

左ひざは何年か前にランナー膝で痛めている。
治療にも通っていた。
基本的には走らずに安静にしていれば、症状は出ないはずだ。

一応、去年から減量したので膝への負担は減っているはずと思いながらも
よく考えれば筋力も落ちているし、さらに膝の周りに筋肉があるのかと
すら感じてしまう。


他にこういう方はいるのかなと思いつつ、ネットで検索してみた。
何と当ブログがヒットしてしまった。
嬉しいような嬉しくないような。


足裏のしびれは、正座してから立った感じで歩けないわけではない。
むしろ本当に正座してから立った方が歩けないくらいだ。
元剣道部なのだが、正座は得意ではない。


膝の方は怖い。
足が曲がらない感覚がある。
階段を降りる時が怖い。
実際には一度落ちているので注意してはいるが、体が言う事を聞かないと
注意しても再度起きてしまう。


次の外来でXelox療法としては最後なので、主治医Bに何点か質問をしておこうと
思う。
もっとも検査だの何だので会うのが最後というわけではない。


現在、上半身に関しては何もない。

治療中の身なので「ご心配なく、全身元気です!」と言えるわけでもないが。

2012年9月15日土曜日

足がしびれる

7クール目も1/3近くが経過しようとする頃。

確認できる症状としては、
・明け方に吐き気がする
・足がしびれる(つま先など)
・左の膝が曲がらない
・喉の違和感
・頭痛とダルさ

こんな感じだろうか。


ダルさなどは抜けてきた感じがする。

引きずるのは、喉の違和感と足の痛みだろうか。

辛いのは、朝の吐き気だ。
これは空腹状態だからだろうか。

私は18:00前に夕食を基本的にすませる。
朝起きるのは、4:00前後だ。

この間、かなり時間的に空いている。

特に調べたわけではないが、空腹状態の長さなどだろうか。

これは食事を済ませる事により、ほぼ解消される。
以前に甘い物が欲しくなると書いたが、それと関係があるかもしれない。


辛いのは足だろうか。
外出に左のつま先がしびれ、膝が曲がりにくい。

抗がん剤とは関係がないのかと思っているが、細胞を攻撃されている以上は
無関係ではないかもしれない。
次回の外来で主治医Bに聞いてみようと思う。

治療が終わって足が動かなくなりましたと言うのは辛い。

2012年9月12日水曜日

7クール目 開始

7クール目が始まった。

寝坊から始まった。
昼過ぎに外来なのだが、12:30くらいまで寝てしまった。

基本的に寝坊はしない性格なのだが、この日に限って寝坊をした。

ただ、病院は車で5分くらいなので到着。


いつもの採血から始める。
毎度の事だが、なかなか採血がしにくいらしく手の甲はやめてほしいと
言ってみたが、肘のあたりで血管が見つからずに最終的に手の甲で採血。

採血の時に「痛かったら言ってください」と言われる。
不思議だ。
刺す前は「チクッとしますよ」と言っておいて針を刺すわけだ。
痛くないわけがない。
どういう痛みで言えば良いのから返答に困るので「チクッとしますね」と
だけ言った。

後で点滴を打つ時に別の看護師から「指先がしびれるようなら言ってください」
と言われた。
そう、そう言う明確な事で言ってほしい。


次は、血圧の測定だ。
測定器の前におばちゃんが立っていたが、気にせずに計測しようとすると
「用紙がないようですよ」と言われた。
「PE」と表示が出ていたが、Paper Endの事だったのか。
計測できれば印字されずとも構わないのだが、おばちゃんが立って待っていたので
近くの職員に用紙切れの旨を伝える。

少し歩けば別の測定器があるのを知っていたが、おばちゃんがかわいそうだったので
職員に言った。
しかし、おばちゃんはその間に外に行ってしまった。
何故だろうか。


今回で7クール目のせいで慣れとは恐ろしいものだ。
採血と検温と血圧測定を済ませ、診察まで待ち時間に売店に行き、アイスを食べた。
どうせ待たされるし、喉の違和感が出るので、その前に甘い物を食べてしまおうと言う
事だ。
最後の晩餐と言うわけではないが。


そして診察。
ブログでの登場頻度が低くなってしまった主治医B。
相変わらずあまり喋らない。
最初は声が小さかったので、不思議だったが、後で思い当たる理由を書く。

検査事態は特に大きな異常は見られない。

次回が最後のエルプラット投与になり、その後に検査をする事になった。
来月の下旬と言っていた。

今月からイベントを少しずつ入れ始めているので調整しないといけないと
思う。


さて、治療の開始。

主治医Bが声が小さかった原因を考えてみた。
治療を始める前に看護師が私が外来受付で提出した資料が返却された。
日々の副作用の記録をつけたものだ。

数日間の副作用の記録が記入漏れしていた。
全然意識してなかったが、書き忘れていた。
いつもなら家を出る前に確認するのだが、今日は寝坊をした為に忘れていた。

もしかして主治医Bはこれで少し不機嫌だったのではないかと思う。
仮にこれが原因であれば、そう言ってくれたら良かったのに。


話題を戻す。


エルプラットの投入だ。
この日は厄日なのだろうか。

点滴も1発で入らず、3回も刺した。

採血を合わせると5回も刺されている。


ただ、回数刺しただけあって左の外側の肘近くに点滴を打たれたのが
良かったのか痺れがない。

いつもよりも格段に副作用が出ない。
血管の太さが関係ありそうだ。


だるくはなったが、痺れに比べたらと思う。
寝不足でも仕事疲れでもだるくはなるのだ。

喉の違和感もさほどない。


7クール目になり、看護師もツボを得たのか。


しかし、部屋が寒く、腹がくだってしまい、何度もトイレに行った。
頭痛もし、皮肉だが病院に行って風邪を引いてしまったかもしれない。
帰宅してからも鼻水が止まらなかった。


風邪に注意してくださいと看護師から以前言われ、細心の注意を払ってきた
つもりだったが。
思ったよりもすんなり終了。


特に何も言われていないので次回が最後だろう。


こうして7クール目は割と楽に始まった。

2012年9月6日木曜日

6クール目の休薬期間

6クール目も休薬期間に入った。

この1週間だけは自分が病人である事を忘れてしまう。
エルプラット投入も残すところ2回。

蕁麻疹やら痼り騒動などはあったものの、大したトラブルもなく
6クール目まで薬の量を減らさずに継続している。

特に節制はしてない。
体重は増えている。日々の運動などが軌道に乗る頃に外来で点滴と
なるので運動できるのは3週間のうち2週間あれば良い方。
1歩進んで2歩下がるとは、この事だ。

体重が減ると体力も落ち、体力がつけば体重も増える。
筋肉の量などを考えれば当然かもしれない。脂肪をうまく燃焼せねば
ならない。

厄介なものエルプラットの副作用がある時は、無性に腹が減る。
いや、腹が減ると言うよりも喉の違和感やら副作用を誤摩化したいだけ
なのかもしれない。
チョコがやたらと食べたくなる。いつまでも喉に味が残るようなものを
欲するようになる。

専ら甘いものと言えば、このような物をやたらと口にしている。

不二家 ホームパイ



不二家 カントリーマアム バニラ&ココア22枚



何気なく口にしてしまう。
1枚は小さいが、積みかねは大きい。


また、甘いものだけを食べると塩気も欲しくなる。
ガン患者と言うよりは専業主婦の領域にいるような気さえする。

カルビー ジャガビー うすしお味カップ 40g×12個




副作用の強い時に役立つのが、ポカリだ。
喉の違和感で辛いと水を飲まなくなる。水分が不足すると便が出にくい。
ポカリは喉越しも良く、水分補給もできる。
ただし、冷やさない事。できればスーパーで冷やしているコーナでなく、
冷やしてないコーナで買う事をお薦めする。

繰り返すが、喉を誤摩化せる上に水分も確保できる。

ポカリスエット



コーヒーに関しては、どうだろうか。
私はエルプラット投入してから3日間は飲まないようにしているが、4〜5日
経って飲んでみたが、問題なかった。
刺激物なので心配していたが、アイスでなくホット、しかもアメリカンだった。

元々、私は夏でも冷たい物は飲み食いしない。
暑い時に冷えた物を口にするのは気持ちいいが、死んだ祖母の教えもあり、胃腸炎など
経験してからは冷たい物は極力は口にしないようにしている。
もちろん、全くではなくアイスやかき氷などは食べる事はあるが、控えめにするように
している。

こちらなどを参考にされたし。
→ 夏は熱い飲み物それとも冷たい飲み物?
→ ウイルスや病気に負けない!免疫力を高める体温1度上げマニュアル


免疫力と言う観点でも体を冷やさない事は重要だ。
ただし、熱中症など極端な状態のは時は別と言うのは、言うまでもない。

体温を上げると健康になる




こういう傾向が、6クールを経過した私の経験から言える事だろうか。

2012年9月2日日曜日

両足の裏がしびれる

8月でいろいろと一区切りがつき。
治療の残り(であろう)2ヶ月をなるべく外を歩くようにしている。

昼の一番暑い時間を狙って散歩をするようにしている。
汗をかきたいからだ。
帽子をかぶり、長袖を来てペットボトルを片手に30分〜1時間ほど
歩いている。
念のために携帯もポケットに入れておく。途中で歩けなくなったら救急車を
呼べるようにする為だ。

昼間のうちの裏は暑さのせいか外を誰も歩いていない。
いざと言う時に助けを求められないかもしれない。

長袖は日焼け対策だ。
半袖だから涼しいわけなもなく。長袖だから極端に暑いわけでもない。
着ている感覚としては、実は半袖と感覚に違いがない。
暑過ぎてシャツの袖の長さは大差がないのだろう。


6クール目の顕著な症状として挙げられるのだろうが、両足の裏がしびれる。
裏だけだ。

恐らく、歩く時間が長くなるにつれ、足の裏に圧力がかかる時間も比例している
せいだと思う。
この事も事前に説明を受けている。

ギターを弾く際に指に圧力がかかるから薦められないのと同じ理屈だろう。

しびれを感じたら歩かないようにしている。
当然と言えば当然だが、療養の身ゆえに無理をしない。


もしかして9月からランニングできるかなと思っていたが、まだ先になりそうだ。





2012年9月1日土曜日

ギターを弾く

9月になった。

久々にギターを弾いてみた。
Xelox療法の説明を受ける際、実はギターは弾かないように
言われていた。
指に圧力をかけるのがよろしくない理由からだ。

でも、副作用が収まりつつある事から弾いてみた。
ただし、アコギに比べて弦が柔らかいエレキである。

ネックを握り、チューニングをし、そしてアンプに通すと
久々の感覚が蘇ってくる。

BOSS ギター/ベース用チューナー TU-12EX



こういう事を言うと変だと思われるだろうが、ギターを弾いてる時は
よだれが出そうになる。
それくらい自分にとっては入り込める世界だ。

別にプロを目指していたわけではない。
好きなだけだ。

とは言え、療養中の身。
予定通りならば、10月中に治療は終える。
今は、ほどほどにしておくべきだろう。


指は前ほど動かなくなっていたもののブランクを考えると、まあまあだ。
コードも覚えている、と言うよりも体が覚えていた。

Squier by Fender Affinity Telecaster (BTB)
 


6クール目だが、割と副作用が収まるのが早い気がする。


ガン患者がギター弾いたって良いではないか。

あの桑田佳祐 だってガン患者だ。
そう思うと勇気が出てくる。

2012年8月27日月曜日

階段から落ちる

久々の更新だ。
ある一区切りがついたので更新する時間ができた。


朝、階段から落ちた。
家の階段だ。
少し急な階段になっている。

右ひじはアザになり、左ひじは擦り傷だ。
お尻も打ったし、足の裏もジンジンする。


恐らくは、保湿剤を足に塗り靴下を履いていたので
すべってしまったものと思われる。


更新している今も右ひじが痛い。


再三申し上げているが、抗がん剤の副作用で抵抗力が落ちている。


まだ尻餅だったから良いが、気をつけねばならない。
再発防止も考えなければ、いけない。


階段ですべる経験はこの数ヶ月で何度もした。
朝、確認したい事があり、自室を出て階段を下った時の出来事だったのだ。
急いでいるつもりは全くなかったが、不注意だった。

療養中の身であり、気をつけなければならない。

2012年8月19日日曜日

口内炎ができる

と言っても一つだけ。


5クール目は副作用と言うよりも関係のないところで
怪我などが偶発している気がする。


蕁麻疹・膝の怪我など然り。
もしかしてエントリーし忘れたかもしれないが、先週
椅子に足をぶつけて血がなかなか止まらないという事が
あった。免疫力などが下がっているので血が止まらないし
かさぶたなどができるのも遅い感じがした。

決してブログのネタ作りで怪我をしたりしているわけでは
ないが、5クール目は外的要因が目立つ。
いや、単に私の不注意なのかもしれない。


昨日から口内炎ができている。
副作用の一つらしいが、本当にそうなのかは怪しい。

生果物などが食べられないので単純にビタミンC不足ではないかと
思ってしまう。
しかし、ビドキサールがビタミン剤と聞いているが、効果のほどは
どうなのだろうか。
ビタミンB6だから少し違うか。

特に困ってはいない。
口内炎なんて抗がん剤を使わなくてもできるわけだし、普段の方が
もっとひどいかもしれない。
食事は全く影響がない。


影響がないが、しなくてもいい怪我をしたり出なくてもいい口内炎が
できている気がする。

もうすぐ6クール目が始まる。

2012年8月16日木曜日

急患 蕁麻疹

夕方頃にスシローに行った。
お皿を取るとネタとは関係のないネギとかが
混じっている事が多々ある。

忙しいから仕方ないかと言えるレベルなら良いが
イクラとスジコの魚卵アレルギーの私には魚卵が
混じっていると辛い。

たしかビン長マグロだったと思うが、食べ終えると
皿に魚卵らしきものが付着していた。
マグロは美味しかったが、ゾッとしてしまった。


これが尾をひいているかは不明だが、就寝して目を覚ますと
両腕に蕁麻疹ができている。
痒みは、ない。
明日になれば治るだろうと思っていたら肩や背中、内股にまで
できている。
顔には全くできなかった。


治療中の身である事から不安を感じて病院に連絡して急患で
かかった。


お盆のせいか急患が空いていた。
恐らく3組くらいしかいなかったはずだ。


診察室に通される。


スシローでの経緯を伝える。
スシローでの皿に付着していた魚卵とは因果関係は不明だが、
蕁麻疹である事は間違いないそうだ。


抗がん剤治療している事を強調して点滴と薬を処方してもらった。
点滴は普段2〜3時間しているので30分の点滴と聞くと楽に聞こえる。


今は引いてきたが、特に痒みも呼吸が苦しいと言う症状もなく、
3日くらいは薬を併用する事になる。


5クール目まで来たせいか病院に行く事に抵抗がなくなってきた。
ここまで来て体調崩してしまうと、もったいないと思うようになってきた。

2012年8月14日火曜日

5クール目 休薬期間

すっかり更新が滞った。

と思っている間に5クール目も休薬期間に入った。


5クール目は副作用が軽かったような気がする。
腕はしびれるし喉の違和感はあるが、どうしようもない
感じはなかった。
エルプラット投入後の3日間をひたすら安静にしていたせいか
忙しさで忘れてしまったのか。


体重は増えてしまっていると思う。
食事制限をしていたが、やたらと空腹状態になるので食べて
しまった。
この暑さでもあるし熱中症やら脱水症状やら余計な事で体力や
時間を使うのは不本意だ。

体重はまた落とせばいいと思った。
一度落とした体重だ。
落とせないわけがない。


とにかく免疫力が下がっているからには、動かず安静にする事だ。
無理してもダメだ。


2012年8月8日水曜日

左の足先の裏がしびれる など

少ししびれている。


特に足に負担はかけてないはずなのだが、左だけが
しびれる。
部屋の構造として冷房にあたりすぎたのだろうか。


入浴してどうなるかというところだ。


左の膝も相変わらず痛い。


左ばかりが何故か痛んだりしびれる。


あとは昨日から熱があるような気がする。
体温計で35.5度を超える日は、なかなかないのだが、
昨日と今日は超えている。


いずれにせよ生活に支障は現段階で全くないので病院に
行く事もない。

2012年8月7日火曜日

喉の違和感など

更新が滞ってしまった。


特に体調を顕著に崩したわけでもない。
ただ単に別件で追われていて更新の時間がなかった。

それでも更新するなんて大きな口を叩いてしまったが、
今はそれでも睡眠のゴールデンタイムは確保すると言う
スタンスなのでご理解頂ければと幸いである。

この数日、大体エルプラットを投与してから3日間くらい
じっとしていれば、体が動くようになる。


さて。

副作用は、収まったかと思った喉の違和感が少し出てきた。
と言っても冷たいものを口にした時の異物が入っている感じ
ではなく、食後に薬を飲み終えて一息ついた頃に喉がつまって
いる感じがする。

正直ここ数日と言うかXelox療法を開始してから口の中が
さっぱりしたという感覚は味わっていない。
生野菜も果物も食べられないのだから仕方がない。


あとは何だろうか。

頭がぼーっとするのだが、熱中症かもしれない。

実は更新してない間に椅子に右ひざをぶつけて出血したのだが、
なかなか血が止まらない上にかさぶたができないので数日シャワー
だけで済ませていて湯船に浸かっていない為に疲れが抜け切らない
のかもしれない。

いずれにせよ気だるい感じが抜けない感じがしている。


免疫力の低下により出血が止まりにくく、かさぶたもできないのだろうが
数年前にやってしまったランナー膝も最近痛むようになってきた。
走ってないし、先週エルプラットを投与したから歩いてもいない。


とりあえずは、お盆は副作用が抜けた状態で迎える事ができそうだ。



2012年8月3日金曜日

睡眠ゴールデンタイム

まだ左手がしびれる。
冷房にあたると特に。


さて。


ガン治療において免疫力を高める事は欠かせないが、
私は睡眠のゴールデンタイムに寝るようにしている。

肌に良いとか脳に良いとかあるが、つまりは体のメンテに
良い時間と言う解釈をして良いと思っている。


ごぼう茶でご紹介した南雲さんも睡眠のゴールデンタイムに
睡眠時間を確保されているようだ。


22:00〜2:00の睡眠を確保という事だ。


さすがに2:00起きは現実的ではないが、4:00くらいに
起きると頭のクリアで散歩も人気がなく考え事をするには
最適だ。


ただ風が当たるとしびれている左手が痛いが、空気は気持ちよい。

2012年8月2日木曜日

便がよく出る

大抵の場合、各クールの始めは便秘気味だ。
いや、大抵と言うか毎回ではなかろうか。

1クール目から続いているが、今日に限ってはかなりの
便が出た。
食べる量も増やしているせいではあるが。

減量と言いつつもゼローダ飲んだ時の喉の違和感を紛らわしたく
薬を飲んだ後に喉へのご褒美と言うかごまかしと言うかお菓子や
何かを口に入れたくなる。

一番効果的なのは、チョコレートだろうか。

ちなみに朝晩服用する薬だ。


緑の薬がゼローダ。
これは、いわゆる抗がん剤だ。

銀色のはマグラックスと言い、便を
柔らかくする薬だ。

金色のがビドキサールと言い、ビタミン剤
のようだ。





見て頂けるとおわかりだが、ゼローダが錠剤が大きい。
その上に1度に6錠も服用する。
各クールの1週目はこれを飲むだけで吐きそうになる。

私は、この色を見るだけで嫌気がさすようになった。

訂正というわけではないが、マグラックスは1錠、ピドキサールは2錠を
1度に飲み、これは昼も飲んでいる。
手術前はマグラックスは毎食2錠服用していた。


他の患者のブログを拝見すると4錠とか私より多く服用している人は
ほとんど見かけない。

以前、薬剤師の話を聞いたが、最初は多いが次第に副作用に耐えられなくなり、
数を減らしていくらしい。

私の場合、年齢なのかわからないが、主治医Bから減らす指示が出ない。
ゼローダを砕いて良いのであれば、そのようにして飲みたいくらいだ。


今回の副作用としては、左手のしびれと吐き気と軽い頭痛、歩くとふくらはぎが
パンパンになるくらいか。
各症状は実は4クール目よりも軽い気がする。
ただ、免疫力が落ちているので何をしていてもすぐに休憩したくなる。

2012年8月1日水曜日

5クール目 開始

5クール目の開始、つまり後半戦の開始だ。


病院へ行く。
4クール目の外来は混んでいたそうだが、今回はガラガラだ。

病院なんてものは混んでいるのが当たり前だと思っているので
空いていると逆に気になる。

患者が少ない方が望ましいのだろうが。

血圧測定と採血をすませる。
採血は相変わらず右手の甲でやられる。

さて、主治医Bの診察。
血液検査の結果によれば、肝機能が低下しているそうだ。
ただ薬の副作用と思われ自覚症状もないでしょうから気にする事は
ないとの事。
この暑さなので多少は疲労で肝機能は弱まる事はあるかもしれない。


いつも通りに点滴を受ける。
書くのもイヤになるエルプラットだ。

空いているだけあって段取りが進む。

ジョン・レノンのウーマンが室内にかかっていた。
誰のチョイスだろうか。




 先日はジャズがかかっていた。


点滴40分もすると痺れてくる。
左手で点滴をしたが、指の根元から肘くらいまでが痺れて感覚が
鈍くなる。


治療室は空いていた。
先日よりも1時間くらい早く病院を出れただろうか。


家に帰り、食事を済ませると何もやる気がしないので風呂に入って
就寝。

何せ手がシビレている上に吐き気がして頭が重いのだ。

寝るのが特効薬だ。

2012年7月29日日曜日

都内に出る

ちょっと野暮用で都内に出た。
緊急入院からという事なので、それ以来だ。


それから半年も経過してないが、何年も療養生活している感覚になっている。
周囲が7月になって「もう今年も半分だよ」なんて言っていたが、私は「まだか」
と言う感覚だった。


1日の経過は早く感じるが。


都内に出ると言っても日曜日の朝なので混んでいない。
日差しが強くなる前に出たかったので早く出ているだけだが。


別に都内の路線がわからないわけでもなく、初めての駅で下車したわけでもない。
新しい経験をしたわけでなく、感覚を戻すという事なのだろうか。


電車に乗っていると人の多さに驚いてしまう。
病院でも人は多いが、人種が全く違う。
夏休みという事もあるせいだろうが。


いい刺激になったと思う。
Twitter見てもFacebook見ても遠出している人たちが羨ましいが、自分もあと
少しで治療が終わる。
終われば、動けると信じている。


昨日は腹を下していたが、今日も帰宅すると水便だった。


冷房に当たり過ぎているのかもしれない。


2012年7月28日土曜日

お腹がくだる

夕方頃から便がゆるくなってきた。

便秘で苦しい思いをした事を考えれば、むしろ丁度いいくらいだ。

しかし、肛門が熱くなるのが痛く怖くもある。
怖いと言うのは、ただれてしまうのではないかとか人口肛門に
なるのではないかという意味でだ。


そう言えば、同じ下痢でも肛門が熱くならない時がある。

調べてみた。


下痢をすると肛門が熱いような痛いような感じがします。 なぜ?

腸液によるようだ。
皮膚が腐食されているというのが気になる。


便秘よりはと言いつつも健全な排泄が望ましいものだ。


原因は食べ物ではなさそうだ。
午後に冷房に当たったまま昼寝をしてしまったせいかもしれない。

冷風に直に当たらないように言われているのに全然守れていない。
それだけの猛暑なのだろう。

2012年7月27日金曜日

筋トレを軽くやってみた

来週から5クール目が始まるが、さすがに腕がぷよぷよしてくると
気になる。


散歩は膝の痛みと直射日光を考慮して今日は止めていた。


その代わりというわけではないが、軽く筋トレをしてみた。


本当なら病気の身なので肩ならしで
1kgとかから始めるのだろうが、
家にあったのは5kgの鉄アレイのみ。


いきなり10kgでトレーニングをして
しまった。

もっとも重い物を持つなとは言われてないので
気にせずにやってみた。






さすがに筋力が落ちているのを感じずにはいられなかったが、スッキリした。


病気を宣告されてからは、ほとんど力んでいないのだ。
力んだシチュエーションと言えば、術後の歩く時激しい腹痛が起きた時、
そして便秘の時だろうか。


ネタのよう思われるかもしれないが、実話であるし、笑いのネタにもならない。
特にXelox療法を始めてからは力を入れてはいけない事を言われているので
なるべく避けてきた。

だが、それ以上にストレスがたまり始めてきた。
それだけ元気になったと受け止めるべきなのか。


筋トレをすると気分がスッキリする。
体がしまるせいか気も引き締まる感じがする。

だから病気になる前はジムに通っていた。
3年くらいは通っただろうか。
周りが「よく続くね」と言うくらいだから足しげく通っていたのだろう。


動きたいのに動けないストレスをどう解消するかが秋までの過大だなと
思う。


やはり次回の外来で主治医Bに相談してみよう。
彼の性格とスタンスだと「自己管理でお願いします」と言われそうだが。

2012年7月26日木曜日

左ひざが痛む

昨日は1時間散歩をしたが、その反動が来たのか
左ひざが痛む。


元々は所謂ランナー膝というやつで何年か前にランニング中に
痛めた。


整体などにも行ったが、どうも治らない。
痛みが引くのを待つだけだ。

当時はフルマラソンに出たいと考えており、専ら夜にランニングをしていた。
ストレス発散も兼ねてだったが、それが気候が良かったせいもあり、朝走って
みたいと思い、走り痛めた。
当時の体重などを考えれば、膝を痛めるのは仕方がなかった。
それでも太っているなりにジムに通い、ウォーキングから初めて徐々に慣らして
いった矢先だったのでショックだった。

太っているだけに膝を壊す事を想定してからだ。


とりあえず痛みが引くまで体を休めるしかない。


来週の外来で筋トレなど主治医Bに聞いてみようと思う。

私みたいに鳥越俊太郎さんが筋トレしている映像を見ている人もいるようだ。
自分が大腸ガンになってからだが、鳥越俊太郎さんは本当にスゴい方だ。
励まされる。
ガンは公表した方が良いと思う。
ただ、社会的な地位やイメージなど周囲の受け取り方が問題になるので
誰でも公表できるわけではないが、公表した方が当人も周囲もすっきり
するはずだと思う。

だから鳥越俊太郎さんのように世の中にメッセージを発信している方には
本当に励まされる。
治療を終えていない私には、「ガンに感謝している」なんて口にできる
勇気は、ない。


そんな鳥越俊太郎さんを見た方のブログだ。

がんになってからの筋トレ 

もう手術から3ヶ月も経過してるから良いのではないだろうかなんて
思ってしまうが、このブログの方は2つガンを発症しているが、私のように
抗がん剤治療をしないで済むステージの方だ。
ここは、大きく違う。

当然ながら副作用が収まらないうちは不可能だろうが、折を見て始めていきたい。


ガンは手術してからが、勝負だ。


2012年7月25日水曜日

1時間歩く

エルプラット投与3日したら朝は歩くようにしている。

腸のため、ダイエットのため、気分転換のため、考え事をするため
いろいろ目的はある。

本当は走って汗かいてスッキリしたいところが、我慢するようにしている。
ランニングしている人を見ていると羨ましくなる。
私も去年まではランニングも筋トレも普通にしていた。

あと、この季節は朝焼けが奇麗に感じる。
冬の澄んだ空気を吸うのも気が引き締まるが、夏の爽やかな空気もうまい。


これは朝の4:30前だ。


朝焼けと川に反射した朝焼けで朝もやが
挟まれているように見える。

車も大きな通りでなければ、大して走ってない。


人の通りもそんなにない。
大体、動き出すのは5:00を過ぎてからのようだ。






喉の違和感は完全にない。
アイスを食べても大丈夫だし、少し冷たい野菜ジュースを飲んでも大丈夫だ。

だからこそ太らないように気をつけないといけない。


久々にヴァームを飲みながら歩いた。
気がつけば1時間も歩いていた。

このヴァーム、グレープフルーツ味なので大丈夫かなと思っていたが問題無しだった。

ヴァームウォーター 500mL
 


1時間歩けるのはストレス解消にもなるし、回復への自信にもなるが、
ほどほどにしておこうと思う。
1時間歩くのは、しばらくは週に1回程度にしておくつもりだ。



2012年7月24日火曜日

4クール目の休薬期間

掲題の通りに4クール目休薬期間に入った。


今回は左腕のシビレと喉の違和感がなかなか抜けずに
特に左腕は後遺症になるのではないかと思うほど不安を
感じていた。


ゼローダを飲まないと言うのは、気持ち的にも楽になる。


もう冷たい物を口にしても喉の違和感がない。
コーヒーも普通に飲んでいる。

今日は久々にカフェラテを飲んだ。


カフェラッテ


控えていたものが口にできたり、実行できるのは実に嬉しいものだ。



4クールが終わると、化学療法も折り返しになる。
あと4回もこんな事をするのかと思うと気が重くもなるが、
とりあえずは半分までを目標にきた。


もう夏だが、今ついている若葉が落ち葉となる時まで治療は続く。

残り半分である。