2012年10月15日月曜日

職安に行ってきた

社会復帰を考えねばならない時期かと思い、職安に行ってきた。

手足がしびれているので、あまり歩きたくないのだが駅から中途半端な距離に
あるので仕方なくゆっくり歩いて行った。

聞きたい事は、2点。

雇用保険の延長は可能か

体調に不安のある人の就業状況


前者の方は可能。
後者の方は、企業による。

想定通りの展開だった。


雇用保険は、相談員の説明がへたくそで何回聞き直しても噛み砕いて説明を
しない。
公共機関にありがちな事務ロボットだと感じた。

こういう人がいなくなり、席が空いて職安にいる求職者の何人かがその職に
就ければとよいのではないかと思う。
そもそも窓口業務で口を開けたらタバコの匂いがプンプンするなんてあり得ない
だろうと思う。
銀行とか携帯ショップでそんな奴いないだろう。


延長手続きを早くすればよかったと言われたが、そんな事はない。
離職前に内定が出るはずだった。本当に直前だった。
他の企業の話も実は進んでいた。

「たられば」は良くないが、あのまま就職していたら今頃は海外出張に行っていた
だろう。アメリカと韓国が多いようだが、実は楽しみにしていた。
自分を鍛えるのに会社の金で海外の企業と接触するのだ。

だが、その後悔も薄れてしまった。

それだけ自分にとって半年は長かった。
仕事をしていると半年どころか1年なんてすぐに終わる。
この半年は本当に長かった。昔から療養生活をしている気分になっていた。

最近では、週に2回ほど家の掃除をしている。
掃除と言うか不要なものの整理だ。
最近では、断捨離なんて言うようだ。

そうすると、昔の会社を辞める時に同期からもらった寄せ書きや業務資料が
出てきて「自分は紛れもなく会社員として働いていたのだ」と思い出させてくれる。
もっとも業務資料が家で見つかるのは問題があると思うが。個人のメモ書きなので
家にあったのだろう。会社もPマークを取得しようなんて殊勝な心構えのある企業では
なかった。


人間は環境に順応してしまう。
こういう生活に慣れてはいけない。
自分の人生は、すぐには終わらない。体力も知力も気力もまだある。
整理作業をする事により、いろいろな物が出てきて自分は紛れもなく健康な生活を
送ってきたのだと再認識させられた。


本当に価値観が変わった。

でも、まだガンに感謝しているなんて言葉を発する事はできない。
心から言える人は、本当に強い人だ。
最初はガンを恨み、今は早く決別したい気持ちだ。
しかし、リンパ節にこれだけ転移している以上、完全に決別は見込めないと思う。
主治医Bからも完治は相当難しいと言われている。


話を戻すが、延長手続きを今週行う。
何故、必要なのかの説明がないので次回行く時は、別の相談員にしてもらう。
申請書に病名など記入する欄があるが、この間のおっさんだと大きな声で読み上げ
そうだから、若くて業務情報をきちんと扱える人にお願いしよう。


来週が検査だが、終わってから動くよりも並行して少しでも早く社会復帰したいと
考えていると思う。