三十路男の大腸がん: ロンサーフ　３クール目の折り返し

先週はロンサーフ３クール目の前半戦だった。

初日から明らかな副作用は出て来ないのだが、初日の午前中で３回連続で嘔吐してしまった。
この週は確かに忙しかった。
月曜に外出、火曜に通院して水曜からスタートした。
その水曜日も昼から夜まで外出予定があった。

つまり外出前に嘔吐を３回もしてしまった。
ロンサーフは３〜４日くらいしたら副作用が大きくなるので初日に動いておこうと思い、少し無理して予定を消化した。

そのツケだろうか。

３クール目の前半戦は倦怠感も相まって全く動けなかった。
特に言われてないのだが、尿の色や臭いも変わる気がする。
トイレに行くのがキツかった。

初日に３回嘔吐した事もあり、食事量を減らしていた。
まあ、食事をしなくても大丈夫なだけの脂肪は身体にあるので飢え死にはしないだろうし、減量もしなくてはいけない。

また咳も出ていて左の脇腹に痛みが走るようになってしまった。
ネットで調べたら咳で骨折はヒビがはいる事があるらしい。

診察で咳止めを変えてもらったら落ち着いてきた。
痛みも引いてきたので骨には以上がなさそうだ。

昨日は診察だった。
本来なら行かない日なのだが、前回の白血球の値が予想より低かったので念のために経過をみましょうと言う事だ。

自分の体感的な状態と血液の状態は一致しないようだ。
上記のように気だるくて家からも出られない状態だったのに白血球は回復していた。

嘔吐３回した事からこの日は不機嫌だった主治医Sが「やりますか？」と聞いて来た。

頑張りますと言ったのだが、「別に頑張るようなものじゃない」と言っていた。

そりゃ避けて通れるなら通りたいが、今後の検査などで良くない事が起きた時に「あの時やっておけばよかった」と後悔だけはしたくない。
これは化学療法を始めてから私の一貫した思いだ。

外科だからなのかわからないが、主治医Sの上司にあたる外科部長の先日「オレの外来はパンパンなんだよ！」声を荒げていた。
回診の時は穏やかな顔している人なのだが、外来になると仕切りの向こう側からイラついた声が聞こえてくる。

イライラの原因はわからない。
症状の重い患者を目の前にしてなのか、看護師や医療事務の不手際なのか、疲労なのか、はたまたプライベートなのか。
外来だけだと「お高く止まって」と悪い印象を持つ人が多いかもしれないが、入院してみると医師の苛立ちは必ずしもお高い所からのものとは限らない。そもそも同世代の倍以上の年収をもらっているのだから多少の事で怒るわけにはいかない。

以前の記事でも書いたが、絆創膏１枚用意できない看護師に怒っていた。
これは当然だ。
２週間入院していてついに１日も事前に準備できていた日がなかったのだ。
普通の会社なら業務を取り上げられてしまう。

今幸い。

後半戦１日目を迎えたが、とりあえずブログが更新できている。
明後日くらいがどうなるかだ。

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