2012年12月31日月曜日

2012年お世話になりました

久々の更新が大晦日。

3月の下旬にガンを宣告された事を思えば、今年は3/4以上は
ガンとの闘いであったと言える。

自分がガンになる

こんな事を人生で考えた事もなかった。
どこかに書いたが、自分は80歳くらいで心不全で亡くなるのだろうと
思っていた。不謹慎だが、死にたくても死ねない人生をどう生きるかが
課題であった。
しかしガンを宣告され、いかに死を延ばすかという課題に切り替わった。

自分の価値観は大いに変わったが、周囲の反応で離れていく人といかない人。
要するに敵と味方がはっきりしたのではないだろうか。
残念ながら身内に敵がいたのは残念だが、はっきりしただけマシだろう。


ガンのニュースに敏感になった。
宣告された芸能人を身近に感じ応援するようになった。
訃報を見て「体調が急変した」というフレーズに恐怖を感じるようになった。
生まれて初めての手術が進行性のガンだった。

主治医Bからの「厄介なガン」と言われた時の背筋が凍る思いは一生忘れない。
さらに不謹慎を承知で書くが、私にとっては東日本大震災よりも死が身近になった。
地震が起きた時、オフィスのビルにひびが入った。帰れなかった。
でも、死ぬ気はしなかった。

何故?

心身が元気だったからだ。

元気があれば何でもできるとは、この事なのだろう。


現在、仕事探しはしてない。
中止している。


1月に検査があるが、結果がわかるまでは無理をしないでほしいという親の懇願で
やめている。
こちらも元気があれば仕事を探して就く事ができるようになるとの事だ。
好きな音楽に没頭させてもらった。

いかに元気である事が大事であるか。


2012年が終わろうとしている。
去年の今頃は普通に過ごしていた。
一昨年は祖母の死に年越しの感覚がなかった。
10年前はアメリカにいた。


今、いろいろな思いがこみ上げていて言葉にならない。

こんなに試練の多かった2012年もいずれは忘却の彼方に消えてしまうのか。


本当にお世話になった方達に言いたい。

ありがとうございました。
来年も宜しくお願いします。


よいお年を。