2013年1月7日月曜日

大便通

正月は、これを読もうと思って購入した。


大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 (幻冬舎新書)


平たく言えば、ウンコをプロデュースしようという本だ。

ウンコは体からのお便り。
臭い、色、固さなど人間の腸内環境の状況を報告してくれる。
にも関わらずトイレの技術革新に伴い、ウンコを見る事なく我々は
生活を営んでいる。

体に良い食べ物には目を向けるのに体から出る物には目を向けない。

そのような現状に警鐘を鳴らしている。

お腹の中の善玉菌と悪玉菌で善玉菌を多くしようと言う。
善悪で示されているが、必ずしも善玉菌が良い働きをするとは限らない。

善玉やや多し。

これを理想として生活をしていくのが良い。


ウンコはカスと思われがちだが、足りない栄養分の補給に昔の韓国などでは
使われていたそうだ。
その辺は、本書をご覧頂くとして。


ヨーグルトの重要性を説いている。
食生活の変化により日本人は胃ガン患者に大腸ガン患者の数が追いつこうと
している状況だ。
残念ながら私も貢献してしまったが。

日本では、特に東北を中心に塩気のある食べ物が好まれて食べられてきた。
それが胃ガンの誘発に繋がっており、現在では肉やケーキなど動物性脂肪g
中心の食生活にシフトし、それが大腸ガンを増やしているとしている。
患ってから知ってもなという感じではあるが、再発防止の為には重要な
情報だ。


便秘の方は1日300gのヨーグルトを食べるのがお薦めらしい。
私も実践している。
毎日効果は感じられないが、大便は出るのに1〜2日かかる事を考えれば
効果は出ているのだろう。
今朝は、もの凄いのが出た。


何も300gである必要はないようだが、ヨーグルトを食べる事により快便を
促し、快適な生活を送ろうと言う主旨だ。


正直、医学的な事はピンと来ないが、身の回りにあるヤクルトやカルピス、そして
ヨーグルト。

これらの食材が、あなたの食生活から遠ざかってはいないだろうか?
私は近づけるようにしている。

ちなみに取り上げた乳製品の有害性云々についても意見が述べられている。
結論を言ってしまえば、根拠もないので有害性が決められないとの事。

正直、まえがきを読んでいる時は読みながら飲み物が飲めなかったが、読み終わる頃
にはカフェで読んでいる。
ちなみに今も人のいるカフェで「ウンコをプロデュース」という太文字に編集している。


何もウンコを専門家レベルで観察しろという話ではない。
出たウンコを見ないで流さず、色と臭いくらいは確認して現状を知り、食生活を正し、
健康な生活を送ろうというのだ。


新年最初の読書には最適であった。


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