2013年5月31日金曜日

入院の予定が決まる

転院先の病院へ初の外来へ行く。

割と時間通りに診察が始まる。

主治医Sが資料等に目を通す。
PETを受けたのか聞かれたが、その資料は同封してなかったのだろうか。
その資料が一番大事だと思うのだが。

主治医Sが言うには、怪しいとする箇所が2つあるとの事。
基本的に手術は行わなず、抗がん剤治療で進める。
そう言えば、主治医Bは2カ所であるという具体的な箇所は外来では
言ってなかった。


使う薬であるが、主治医Bが提示していた薬とは別の組み合わせだった。
まず脱毛があると言われていたが、主治医Sは脱毛よりも皮膚荒れなどが
あるかもしれないと言う。
見た目的に肌荒れ感が出るようだ。
元々アトピー性皮膚炎なので、あまり大きくは変わらないと思っている。


仕事探しも続けられるようだ。
ただし、下痢や吐き気ある上に2週間単位で最初の3日はボトルを3日間
携帯する為、外出は難しそうだ。


Xelox療法も選択肢として挙げられたが、主治医Sもお薦めではない上に
私もあんなに半年間苦しい思いをしていたのに結局は転移の可能性が出た
から選択肢からは外した。
メリットがあるとすれば、3週間に一度点滴を受け、あとは錠剤を飲むので
楽と言えば楽だ。
副作用で水を飲みにくくなるので、実際に楽とは言い切れないが。


体にポートを埋め込む事になった。
これは転院しなくても実施する予定であったが、やはり埋め込む。
100円玉くらいのしこりみたいな感じになるらしいが、何かを埋め込むなんて
した事ないから躊躇する気持ちがないわけではない。


入院の予定を決める。
最短で4日で退院となる。
今度は自宅から遠くなるので、移動手段を考えておかねばならない。


吐き気の前に本音を吐露してしまうと、やりたくない。
体にポートを埋め込むのもイヤだし、手足がしびれている上に下痢をしている
状態で仕事を探さないといけない。
3日間もペットボトルみたいなボトルが体につきまとうと思うと、煩わしい。
たった3日と考えられるようになるのは、いつになるやら。


そもそも本当に転移なのか。
疑わしいから治療に入るだけだ。
もちろん実務者たる医師の勘がそう外れるものでもないとは思う。
全身に癌細胞が巡っているという前提での治療となる。


抗がん剤は生涯続くと思ってくださいと言われている。
何年生きるのかわからないけど、ポートを埋め込んで注入していく生活を
余儀なくされたわけだ。

別に症状が出ているわけでもないのに。

ガンとは、症状が出てないのに患者扱いされる病気なのだと実感した。



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2013年5月26日日曜日

放射線治療が即日わかる  らしい

こんなニュースを見つけた。

放射線治療の効果を翌日知る事ができるとの事。

がん治療効果、翌日判明=放射線照射後、MRIで-放医研


本文より引用


 放射線治療の効果確認は現在、MRIやコンピューター断層撮影装置(CT)で数週間から数カ月かけて経過観察し、がんが小さくなる様子を見て行っている。しかし、効果がなかったと分かってからでは他の治療手段を取れず、手遅れになる恐れがある。
 新開発の方法では、がん細胞が分裂できなくなったかを1日後に確認できる。現在はマンガンイオンの造影剤を高い濃度で体内に注入する必要があり、造影剤をがん組織にだけ送り込む技術を開発できれば、臨床応用できる可能性があるという。


 

まだ実用レベルの話ではないが、「結果待っている間に手遅れになったら
どうするんだよ」という不安が将来的には解消される事もあるのではないか
という話。

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2013年5月23日木曜日

転院の準備

掲題の通り。

転院の準備を進めている。


家から少し遠くなるが、今後の事を考えて移る事を検討した結果だ。

何かあった時に家族がすぐに駆けつけられないといった事態が多かったので
リンパ節転移を機会に決めた。
近いから来れるわけではない。
病院とて時間で動いている。
医師だって時間を無視して動いているわけではない。

諸々を考慮すると移るのが今後における良策であると判断した。

母は、主治医Bの反応を気にしていた。

多少の嫌味は覚悟していたらしい。

私はそうは考えていなかった。
どこで治療を受けるかは患者の権利であったし、主治医Bは良くも悪くも
淡々としているから「そうですか。わかりました。」と言うのではないかと
思っていた。

もちろん、内心では何%か面白くない気持ちはあるかもしれないが。
そこは仕事と割り切ってくれると考えていた。

そこを割り切るのもプロの仕事のはずだ。

案の定、「わかりました」となった。


初めて知ったが、転院の際は今までの病院への義理立てを患者としては
考えてしまうが、実は受け入れ先の病院の対応を先に手配するのが先決だ。

病院の都合によっては受け入れられない。
そこへ急に紹介状を持参されても困る。

なるほどと思った。


事実、主治医Bも受け入れを断っていたりするらしい。
自分が手術した患者に関しては責任を持って診るという主治医Bの発言は
微妙だったが、確かに先方から断れるケースもある。


主治医Bは準備はしておくので先方に確認してほしいとの事。
こういう時は、彼の淡々とした性格で助かる。
医師同士での評判は知らないが、仕事は早い人だと思う。


受け入れ希望の病院へ行く。


受け入れには、医療提携室を通してくれとの事だった。
患者の代行で病院同士がやり取りするらしいが、元の病院ではそのような
事をした事がないと言うので、私が動く事になった。
それは構わない。

先方の医師(以下、主治医S)と面談をして受け入れ可能という事だった。


一晩もう一度よく考えて転院を決意した。


次の日に元の病院へ連絡入れた時は、資料の準備は整っていた。

取りに行く。
ちなみに750円。


準備は整い、主治医Sの元へと言いたいところだが、彼は週に1回の外来しか
行っておらず直近の日付が予約できなかった。
これは計算外。
仕方がないので当日受診で行く。


面談の際、1〜2週間経ったからと言って私の病状が変わるものではないという
事を聞いている。


もう転院する気はないが、これから転院をお考えの方には主治医に話をする前には
受け入れ先の病院とある程度話を付ける事をお勧めする。
当然と言えば当然だが、案外忘れがちになると思う。
転院なんて頻繁にするものではないし。


私の母は昔、他の病気で転院する際に嫌味を言われたそうで、その体験から今回の
嫌味や良くない反応を気にしていた。
たまたま主治医Bがそういう性格だったのかもしれないが、プロの医師であれば
大丈夫だと思う。

確かに他の病院の評判をネットで見ると「何でウチ来たの?」なんて罵倒されて
元の病院へ戻された話もあるが、そんな病院は行かなくて良かったと考えれば
いい。


主治医Bから手術前後に大腸ガンのガイドラインがあるので見ておいてほしいと
言われた。
病院の売店でも購入できると思う。


正直、医師によって治療方法はそんなに異ならないと思う。
手術、抗がん剤、放射線の3つが西洋医学の治療方法だ。


玉川温泉やごぼう茶などの民間療法は、医師の口から善し悪しを言えない。
臨床結果からデータが得られない以上は是非を問えない。


大抵の病院ならば、治療法は大きく異ならない。
この病院に入れば、絶対に助かるという事はない。
しかし、この病院なら絶対に死ぬという事もない。


自分の生活環境との利便性や医師の説明に納得できるか、など患者と家族の
「その他」の要因が大きいように感じる。
強いて言えば、医師と病院がどれだけ手術数をこなしているかだろうか。



ガンが第2ゲームに進んだ以上、こちらも第2ゲームの体制を整えなくては
いけない。


主治医Bが不満だったわけではない事だけは付記しておく。
1年以上も診てもらっている医師の元を離れるのは、本音としては不安だ。
経過を知っているわけだし説明がいらない。


主治医Bはとっつきにくい人という印象かもしれないが、入院している時は
総回診の前に個別に様子を見に来てくれたりと外来の時とは違う顔がある。


リンパ節転移という結果は、主治医Bのせいではないと思う。
私の母は、腹腔鏡手術ではなく、開腹手術にしておけば良かったと言っている。
しかし大腸ガンの半分は転移をすると聞くし、ステージ3Bである私は確率が高い
グループにいるのは当然なのかもしれない。


しかもPET-CTの結果でしかないわけで後日手術したら違っていた可能性も
なくはない。


他のガンならば転移をしている時点で完治はないらしいが、大腸ガンは希望がある
そうだ。

強がりではないが、私は完治をあまり期待してない。

70〜80代までガンが暴れずに生きていられたらいいと思っている。
ガン細胞とて自分の細胞。
体外からウィルスが入ったわけではない。

言う事を良く聞く子もいれば聞き分けのない子もいる。
でも、どちらも自分の子だ。


いかに治すかよりもいかに死なないかの方が大事だと思う。
ガンは治りましたが死にましたでは困るのだ。


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2013年5月20日月曜日

「余命3ヶ月」のウソ を読んだ

玉川温泉に行く時に持って行って読んだ本の1冊。

はじめに書いておくが、こういった意見の別れる話は話半分に
受け取ることが大切だ。

「余命3カ月」のウソ (ベスト新書)




著者についてのwikiはコチラ


日常生活できるのであれば、手術や抗がん剤は止めなさいという内容だ。
変に体に手を入れるから細胞が暴れ出すとも書いてある。


本来ならば、玉川温泉に行く前に読み終えてまう程度の薄さだった。
新書の割に読むのが遅かった。
専門的な事も書いてあるが、医療関係者以外の人も充分読める内容だ。


読み進めて行くのが怖かった。
自分はどのケースに該当するのだろう。
これから湯治に行くのにダメなのか。


そう考えると、読み進めて行くのが怖くて仕方なかった。
ある程度まで読んで残りは玉川温泉で読んだ。


医療体制の批判をしている。
高額の抗がん剤をさばく為に治療を行う。
CTは医療被爆。


その辺の名も知らない怪しい物書きが書いているのであれば、
一蹴してしまうが、医師が書いているとなると全部がウソだとは
思えない。

マンガで言えば、ブラックジャックによろしく を思い浮かべてしまう。
このマンガにも膵臓ガンの患者のエピソードがあり、読んでいた時に
自分もこうなるのかなと思いながら読んでいた。




医療批判も必要ではある。
端からものを見る事は、とても大切な事だ。


少なくともガン患者及びガン患者が家族にいる人は、こういう意見もあるのだな
と思わないと読めない本だと思う。


この本を否定するのも自由だ。
人間は必ず死ぬ。
多くの人がガンになる。

選択肢、引き出しの一つに医療批判の本があってもいいはずだ。

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2013年5月17日金曜日

リンパ節転移

先日のPET-CT検査の結果を外来で聞いた。

母も付き添いたいと仕事を中抜けして病院へ来た。

結論から言うと、動脈のリンパ節転移
脇の下の影はガンではなかったらしい。


対応としては抗がん剤治療を始める。
手術は経過を見ながらという事になる。
来週、入院。


去年の手術から元々リンパ節への転移が見られていたので
想定外ではなかった。
強いて言えば、転移が見つかるのが早かったくらいか。


リンパ節なので体内に散らばっている可能性が非常に高い。
と言うか散らばっていると見るのが順当だろう。


初めて宣告された時よりもショックの度合いは割と軽い。
どちらかと言うと
わー、また入院?抗がん剤?面倒くさい
という気持ちが大きい。
双六で振り出しに戻ってしまった感じだ。


今度は体にポートを埋め込んで投与するらしく、まず頭髪は抜けるらしい。
こっちの方がショックかもしれない。
何がショックって周囲の反応を想像した時に自分的にはショックだ。


ただXelox療法と異なり、手足のしびれや水が飲めないという副作用はないらしい。
地獄で仏なのかわからないが、だるさはあるらしい。

あと、Xelox療法は原則6ヶ月行うが、今回は無期限らしい。

効果がない、患者が耐えられないなどが起きない限りは様子を見ながら続ける。
高額療養になる。


副作用がダルさならば、社会復帰への途がないわけではないが、脱毛がネックだ。


手術をするとしてリンパ節を切除すると生殖機能がかなり落ちると言われた。


ここまで書いていると、母への自責の念でいっぱいになる。
孫を見せてあげられないのか。
既に子(私の兄)に先立たれている母よりも先になるのか。


これだけに関しては泣きたくなる。


ちなみに他のガンで私の症状だと、もう治らないそうだ。
大腸ガンなら抗がん剤で潰して手術すれば治る可能性もないわけではないらしい。


いろいろ予定を入れたのに変更を余儀なくされる。


セカンドオピニオンや転院などの選択肢も考えた方がいいかもしれない。
主治医Bは今回の流れで手術をした事がないそうだ。


彼を信用してないわけではないが、私とて選択肢があるなら見るくらしはしてみたい。


とりあえず第2試合が始まってしまったようだ。

これは大腸ガンではないのならブログのタイトルも変更なのかと余計な事ばかり
気にしてしまう。


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2013年5月13日月曜日

PET-CT検査を受けた

影がある。

この一言で主治医BよりPET-CT検査を受ける事になった。

通院している病院では機械がない為に近くの別の病院で受ける事になった。


PET-CTとは何だ。
いつもそうだが、主治医Bは基本的に説明をしない人なので自分で調べてみた。

全身に散らばるガンを見つけましょうという検査だ。


こんな感じの機械で素人目には違いがわからない。




時間通りに検査準備が開始になった。

いつも待たされる通院している病院とは大違いだ。

まず検査衣に着替える。


放射能を浴びると言う事で2時間ほど隔離される。
専用に部屋に通され、注射で薬を投与される。


その後1時間ほど薬が全身に回るのを待つ。
これが漫画喫茶みたいに個室があり、そこでテレビ見たりリクライニングシートで
のんびりしながら待つ。

もっとも見たいテレビ番組など特になかったが、水も出してもらえてリラックスは
できた。


時間になると声がかかる。

検査を始めるにトイレに行くように言われ、行ってみると貼り紙に「放射能が
あるので男性の方は飛び散らないように座ってください」と書いてある。
自分の体の中に放射能が巡っているのかと思うと恐ろしいが、言われるがままに
用を足す。


機械に座る。
薄暗い部屋だった。


普通のCTは(部位や症状によるかもしれないが)、時間はそんなにかからない。

PET-CTは30分もかかるそうだ。
確かに始める前の問診票に併称恐怖症かどうかの確認項目があった。

むしろ私は心地よさも感じていたが、併称恐怖症の人には辛いかもしれない。


体を動かさないように言われたが、つい寝てしまい、左足がピクッと動いてしまった。


この検査、やり直しはしないと言われていた。
それだけ患者の体に負担がかかると言う事か。


部屋を移動する際に看護師さんから放射能の説明を結構された。

原発云々のこのご時世だからか。
医療被爆に関しては、確かに気になる部分ではある。


30分経ったのかどうかすらわからないが、前日の寝不足が功を奏して寝ていたので
負担はそれほどなかった。


検査後は、30分くらい待機していた部屋でテレビを見る。

そして清算して終了。


事前に3時間半はかかると効いていたが、2時間くらいで終わった気がする。
開始が早かったから正確にはわからないが、3時間はかかっていない。


検査は1週間後に出る。


ガンは誤診が多いと聞く。


誤診である事を願いつつ次回の外来まで普通の生活を心がける事にする。



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2013年5月12日日曜日

玉川温泉、再び 帰り

玉川温泉ひとり旅も最終日。

今朝も3:00から大浴場へ歩く。

GWを終えたせいか誰も風呂場にはいなかった。
貸し切り状態と喜びたいが、弱酸性の浴槽にしか入れないので
残念だが貸し切りとはいかない。

サウナにも入りつつ、弱酸性のお湯に3セット入り、上がる。

これで最後だと思うと、もったいない気分になる。

朝食まで時間があるので読書をする。


朝食は、人が少なかった。
大抵は時間前に長い列で並んで席を確保しておかないと座る場所が
なくなるのだが、全くその必要はなかった。


土産も買ったし、朝食を済ませると帰る事しか頭にない。

窓をふと見て驚いた。
雪が降っている。
まさか5月に拝む事になるとは思いもしなかった。


山道をバスで帰るわけなので1本早いバスで帰る事にした。
フロントでチケットを購入し、荷物をパッキング。


バスで発車。
前回帰る時は、お見送りがいたが、今回は無し。
新玉川温泉は雪が降っていてもお見送りがいた。

別にして欲しいわけではないが、ついサービスを比較してしまう。


雪は、こんな感じだ。
繰り返すが、5月の風景である。


東北の人から言わせれば「これくらい当たり前だよ」と言われるだろうが、
関東の人間からすると驚きを隠し得ない状況だ。


雪によるスケジュールの遅延を気にするあたりが関東人の性なのかもしれないが、
淡々と予定通りに時間が流れる。

新幹線までの時間に昼食を済ませコーヒーを飲む。
久々に下界との通信を行う。

思ったよりも自分はスマホ依存症でない事を知る。
もっとも外部との接点が最小限度になっている今なら依存する余地もないのかも
しれない。


帰りの新幹線は混んでいた。
iPhone片手にウロウロしている人がいて落ち着かない奴だと思っていたら席が
なかった事を盛岡過ぎて仙台あたりで気がついた。


同じ道で帰る一人旅は少し味気ないが、急に行く事になった割にはトラブルもなく
良しとする。


食事の時間以外にも売店で買った菓子類等を気にせずに食べていたので太ったと
思っていたら「げっそりして帰ってきた」と言われた。
温泉に長く浸かると言うのは、思ったよりもカロリー消費するのだなと感じた。


帰宅して今日はゆっくりと言おうかと思ったが、無性に温泉に入りたくなり、家の
近くの銭湯に行ってきた。
こちらも炭酸温泉という事で慢性皮膚病に効能があるそうなので行ってみた。


温泉から帰ってきて銭湯に行くなんて風呂好きだと思われるかもしれないが、皮膚の
為に行くのでどちらかと言えば湯治という事だ。
玉川温泉も含めてガンよりもアトピー性皮膚炎の方が気になっていた。


去年の今頃はXelox療法を開始していたが、まさか1年後に転移の可能性を言われるとは
思いもしなかった。


できれば温泉は、普通の観光として行きたいものだ。




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2013年5月10日金曜日

玉川温泉、再び 2日目

玉川温泉の大浴場は午前3時から営業している。

人が少ないし、浴槽がキレイなので行くと決めていた。

人は、2〜3人だろうか。
メガネをしてないのでどれくらいの歳の人がいるのかは
わからない。

それでも丑三つ時に源泉100%の塩酸風呂にずっと入っていられるのは
すごい事だ。


私は、弱酸性の浴槽とサウナをかけ湯を挟みながら3セット入った。
玉川温泉の水は飲料水として浴場に設置してある。

飲み方にはコツが必要だ。

・水で薄めて飲む
・飲んだ後は、うがいをする

これを守らないと歯がボロボロになるそうだ。


数年前に母よりその話を聞いて私は断じて飲むまいと誓っていた。

しかし、自分にガンが見つかり、かつ再発・転移の可能性があるとなれば
話は別だ。

サウナでのぼせた体を冷やすのも兼ねて飲んだ。
1日2杯が限度のような断り書きがある。

胃ガンで死んだ祖母は「まずい」とひたすら文句を言っていた。
そんな事も私が今まで温泉水を飲まなかった理由になっているのだろう。


風呂上がりに一眠りしたらスッキリした。
前の晩はかゆくて眠れなかった。

多分、温度調整の問題だろうか。
1時間も寝てないと思う。


朝食を済ませ、もう一度浴場へと言いたいところだが、肌が痛いので断念して
外を歩く事にした。

玉川温泉は岩盤浴も目玉なのだが、岩盤浴は好きでないので見学だけする事にした。


去年の12月に屋内に岩盤浴場ができ、屋外はなくなったと思っていたが、存在してた。
雪崩が起きて死者が出たニュースも出たほどだ。


この日は、周囲の山には雪が残っており、晴れていたので雪崩が起きてもおかしく
なかった。
みんな普通に岩盤浴してるのが不思議なくらいだった。


歩道に大蛇のような雪が横たわっている。


いかに必死に体を良くしようとしているかが、ここを歩くと伝わってくる。


昼食は、バイキングでなく食券を購入する。
前の日から食べようと思っていたメニューがあったが、食券渡したら厨房から
「えー、えびの・・・」という私の注文についてブツブツ言っている声が聞こえて
きた。
田舎の食道なので最高級のサービスなんて求めてないが、脇が甘い限りだ。


見た目も味も・・・まあ、仕方がない。
写真を見て決めたのは私だから。


食後に大浴場に向かう。
やはりGWだからか混んでいる。
昼間は宿泊客以外にも解放しているので、よけいに混んでいるのだろう。

私と同世代と思われる人たちも何人かいる。

ふらっと近場の健康ランドに行く感覚なのだろう。

宿泊客の中には神戸から来ている人もいたらしいから羨ましい話だ。


玉川温泉と同等の温泉はないらしい。
日本一の塩酸温泉という事だ。


風呂上がりに部屋で鳥越さんの本を読み、晩ご飯前に売店でお土産を買う事に
した。

帰る当日に不測の事態があるといけないからだ。

と言っても大したものを買うわけでなく、適当にお菓子をピックアップして
終わり。
この生活だと職場とか友人に頻繁に会うわけではないので最小限度の範囲で
買うだけで良いから助かる。


基本的に、
食事〜入浴〜読書
このサイクルで過ごしていた。


源泉50%には10秒ほど入った。
辛かったが、出発前の肌荒れが治ってきた実感もある。


長いが、暇にはならない1日だった。


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2013年5月8日水曜日

玉川温泉、再び 1日目

玉川温泉へ出発の日。

経緯を説明すると検査で影が見つかり、リンパ節転移の可能性があり、
焼け石に水でも行くという母とそういう話になり、急いで予約をした。

玉川温泉って何。
再びって何。

という方は、コチラをどうぞ。


新幹線に乗り込む。
2時間半くらいの一人旅。


遠出をあまりしない私は見慣れない田舎の風景を見ているうちに自分が
ガンである事や療養で向かっている事などすっかり忘れてしまっていた。


田沢湖駅に降り立つ。

少し寒い。
天気も雨がパラついている。


バスが来るまでの時間は、昼食を取りながらリラックス。


バスに乗る時には何人かいたのだが、全員田沢湖で降りてしまった。
私以外は、観光客というわけだ。
羨ましい。



寒波のせいもあるかと思うが、山には雪が残っていた。


関東の人間にとっては驚きだった。


チェックインして夕食まで時間があったので風呂に入る事にした。
ここ2〜3週間、乾燥していて肌が荒れていたので弱酸性以外の湯船には
浸かれなかった。
そのかわり、何度も入ってやろうと決意した。


GWに来たせいか混んでいる。
前回来た時には見かけなかった小学生の姿もチラホラ。
缶ビール片手に入ろうとしているバカもいた。

食道も混んでいた。

売店は人が少なかった。
品揃えも減っていた。


後日、改めるが、鳥越俊太郎さんの「がん患者」を読もうと持ってきているし、
何かと暇つぶしの道具は持ってきているので困らない。




酸性の強いお湯の為に館内で携帯を使うと壊れると聞いていたが、実際には
ガラケー、iPhoneとiPad2は使えた。
ただしソフトバンクとイーモバの電波は全くダメでドコモしか使えなかった。
もっぱら音楽と動画の鑑賞用といった用途だけだ。


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