玉川温泉の大浴場は午前3時から営業している。
人が少ないし、浴槽がキレイなので行くと決めていた。
人は、2〜3人だろうか。
メガネをしてないのでどれくらいの歳の人がいるのかは
わからない。
それでも丑三つ時に源泉100%の塩酸風呂にずっと入っていられるのは
すごい事だ。
私は、弱酸性の浴槽とサウナをかけ湯を挟みながら3セット入った。
玉川温泉の水は飲料水として浴場に設置してある。
飲み方にはコツが必要だ。
・水で薄めて飲む
・飲んだ後は、うがいをする
これを守らないと歯がボロボロになるそうだ。
数年前に母よりその話を聞いて私は断じて飲むまいと誓っていた。
しかし、自分にガンが見つかり、かつ再発・転移の可能性があるとなれば
話は別だ。
サウナでのぼせた体を冷やすのも兼ねて飲んだ。
1日2杯が限度のような断り書きがある。
胃ガンで死んだ祖母は「まずい」とひたすら文句を言っていた。
そんな事も私が今まで温泉水を飲まなかった理由になっているのだろう。
風呂上がりに一眠りしたらスッキリした。
前の晩はかゆくて眠れなかった。
多分、温度調整の問題だろうか。
1時間も寝てないと思う。
朝食を済ませ、もう一度浴場へと言いたいところだが、肌が痛いので断念して
外を歩く事にした。
玉川温泉は岩盤浴も目玉なのだが、岩盤浴は好きでないので見学だけする事にした。
去年の12月に屋内に岩盤浴場ができ、屋外はなくなったと思っていたが、存在してた。
雪崩が起きて死者が出たニュースも出たほどだ。
この日は、周囲の山には雪が残っており、晴れていたので雪崩が起きてもおかしく
なかった。
みんな普通に岩盤浴してるのが不思議なくらいだった。
歩道に大蛇のような雪が横たわっている。
いかに必死に体を良くしようとしているかが、ここを歩くと伝わってくる。
昼食は、バイキングでなく食券を購入する。
前の日から食べようと思っていたメニューがあったが、食券渡したら厨房から
「えー、えびの・・・」という私の注文についてブツブツ言っている声が聞こえて
きた。
田舎の食道なので最高級のサービスなんて求めてないが、脇が甘い限りだ。
見た目も味も・・・まあ、仕方がない。
写真を見て決めたのは私だから。
食後に大浴場に向かう。
やはりGWだからか混んでいる。
昼間は宿泊客以外にも解放しているので、よけいに混んでいるのだろう。
私と同世代と思われる人たちも何人かいる。
ふらっと近場の健康ランドに行く感覚なのだろう。
宿泊客の中には神戸から来ている人もいたらしいから羨ましい話だ。
玉川温泉と同等の温泉はないらしい。
日本一の塩酸温泉という事だ。
風呂上がりに部屋で鳥越さんの本を読み、晩ご飯前に売店でお土産を買う事に
した。
帰る当日に不測の事態があるといけないからだ。
と言っても大したものを買うわけでなく、適当にお菓子をピックアップして
終わり。
この生活だと職場とか友人に頻繁に会うわけではないので最小限度の範囲で
買うだけで良いから助かる。
基本的に、
食事〜入浴〜読書
このサイクルで過ごしていた。
源泉50%には10秒ほど入った。
辛かったが、出発前の肌荒れが治ってきた実感もある。
長いが、暇にはならない1日だった。
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