2013年6月5日水曜日

入院1日目

去年、緊急入院含めて3回しているせいか入院の準備は慣れてしまった。

前日のうちにほとんど準備を終え、家を出る。

最寄りの駅に早く尽き過ぎたのでスタバで休憩。
前の病院なら歩いて10分ほどだったが、今回はバスとタクシーを使う事にした。
30分ほど朝の人の少ないスタバで「また、あの思いをするのか」と不安が駆け巡った。

抗がん剤は辛い。
辛い割に効いていない場合がある。
抗がん剤で治るとは限らない。
治っても転移と再発の危険がある。

だいたい時間通りに到着。
手続きを済ませる。

身長と体重を計測して着替える。

まずポートの埋め込みからだ。


ポートとは、抗がん剤を流し込む入り口だ。
パソコンについているUSBポートをイメージしてもらえるといい。
あのような役割をするものを皮膚の下に入れる。


レントゲン室にて手術を行う。
局所麻酔で意識は、はっきりとあるのがイヤだが。

通常はそんなに時間がかからないらしいが、私の場合はアトピーで血管が
わかりにくいのが災いして時間がかかったらしい。

術中は、チクッとするとメスを入れられているのか、ズキっとすると今
何か入れられているのかと感じてしまうので早く終わってほしかった。
最近、医療のドラマをよく見る時間があるので余計にビジュアル的に想像して
しまう。

左の鎖骨の下辺りに埋め込みが完了した。
痛い。
久々に運動をしたような痛さだ。
実生活ができないほどではないと思うし、時間が経てば感覚に和らぐだろう。


昼食後、点滴が始まる。
これまでは点滴は腕にするので看護師に何度も打たれていたが、ポートがあるので
一回で済む。

徐々に気分が悪くなっていく。
抗がん剤のせいか、ポート埋め込んだ傷口が痛むのかは、わからない。
両方かもしれないし、メンタル的なものかもしれない。

食欲は、とりあえず落ちてはいない。
風邪ひいているような感じなので動けないわけでもない。


薬剤師が薬の説明に来た。
2日弱ペットボトルのような容器に入った抗がん剤を注入していく。
その過程で考えら得る副作用を聞いた。
全部起こるとゾッとするが、下痢と脱毛は避けられなさそうだ。

下痢は下痢止めでどうにかなるかもしれないが、脱毛はウィッグというのは
心もとない。
駅など歩いているとカツラの人はすぐわかる。
「カツラと気づかないのは本人だけ」と誰かの冗談を思い出すが、やはり自分の
毛それも年相応の髪質というものがあるのだろう。

今、短髪にしてショックを和らげるようにしているが、3〜4週間後という事で
伸びてしまうのではないか不安だ。
本人的にもショックだが、周囲の反応を考えるとそちらの方がショックだ。


もうガンである事を隠せない。


化学療法の第2戦が始まった。



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