2016年4月19日火曜日

病気を晒すと言う事

病気に対する偏見は、多い。

例えば、ガン。

まだまだ死のイメージが拭えない。

初期と聞いても進行・再発のイメージが完全にないわけではない。

実際、再発する人がいないわけではないが。


奇麗事を抜きで聞いてみたい。

あなたの周りでガンの人がいたら どうしますか?


私は、ごくごく一部の人にしかガンになった事は言ってない。

現状に関しては母しか知らない。

公表しないのは、チキンなのだろうか。

周りに言えば、勇気があるという証明なのだろうか。

私は病名を伏せて療養生活の報告をしていた。

1年目・・・応援の声、多数
2年目・・・減る
3年目・・・何も無し

多数あった時は人の温かさに感謝をしていた。
年数が経つにつれ、所詮は他人事なんだと感じた。
面倒見のいい元上司が連絡くれていたが、リンパ節転移を報告した途端に連絡がなくなった。
きっと仕事での旨味がないと判断したのかもしれない。

最初は、寂しく思い、次に怒り、その次の嫌悪感が芽生えた。

最後に冷静になって考えた。

しょうがない。

ガンにならなければ、ガンを理解しようとしなかったのも自分だ。

日本人の死因の一番で2〜3人に一人が発症する。

そんな高確率の病気を若いからという理由だけで予防すら考えなかった。


病名を公表してない時点で離れていく。

これで病名を晒したら?

言ったら元に戻れないので控えている。


今は、離れていく人を責める気は消えた。
打算的だのと思っていたが、人は打算的だ。


立場が逆なら自分もそうしているであろう。


治らぬ病気を他人に公表するという事は、よく考えた方がいい。

ただ公表する以上は、同じ病気で苦しむ人の為にもネガティブなイメージを振りまかない事を約束して欲しい。


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