2015年8月11日火曜日

抗がん剤は絶対ではない

母から言われた一言。

「今は時間のある時期だから今のうちに(化学療法)を目一杯やっておいた方がいい」

そういうものではないと思うので私見を述べてみようと思う。





抗がん剤は3大治療の一つだ。
その中でも一番有名なのではないだろうか。


私は自分が患うまで放射線治療という言葉すら知らなかった。
ガンに関わらない人は知らない人が割といるのではないだろうか。


母の言葉は、抗がん剤は必ず効くという前提で述べていると思う。
もちろん悪気はない。
私に完治してもらって社会復帰を望んでの事だろう。


母は胃がんで5年経過した人間なのだが、ステージ1だった為に抗がん剤などの知識がないのだろう。

無理もないと思う。

自分や身近で化学療法やる人がいなければ知る機会がないのが当然だと思う。


ただ、抗がん剤は絶対ではない




病院で薬をもらえば治る。
そういう前提でいると抗がん剤も直す薬だと思ってしまう。


抗がん剤は必ずしも効果を伴うものではない。
苦しい副作用があっても効果がない場合がある。
まして高額医療。
ハイリスク・ノーリターンの可能性がある。

だから治療期間が長くなると、モチベーションも落ちて来る。


抗がん剤は絶対ではないから治療の前に同意書が求められる。
風邪ひいて病院に行って薬を処方される際にこの書類を呈示された事があるだろうか。


知らない方に言いたい。

抗がん剤は、絶対ではない。

薬が効かない場合もあるし、体がある程度の状態でないと治療すら受けられない。


だから抗がん剤の是非が議論になる。


是非は置いておくが、抗がん剤が万人に効くという事ではないのは病院側も説明して来るはずだ。


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