2013年6月23日日曜日

入院10日目 退院

通常、退院は回復具合を見て医師が判断する。
怪我はわかりやすいだろう。


しかし、私の今回の入院は先が見えない。
薬を使って血液の値を見ており、退院後に再度投与する事で
下がる事が充分に予想されるからだ。


どの時点で退院すれば良いのか明確に見えない。

だから主治医Sは、いつ退院したいか聞いてきたのだろう。
一応は、血液検査で問題がなかったようだ。


看護師にうっかりこれ以上入院が長引くと方々に電話をしないと
いけないと言ってしまい、これが主治医Sの耳に入ったのではないか
と思う。


私は退院を決断した。

3食昼寝つきで点滴も取れたら楽な生活ではある。
それは良くない。

自分の足で歩きたい。


退院の準備をしていた。
考えてみたら私は10日間、靴を履いていなかった。
ずっとスリッパで用が済む生活をしていたという事だ。
久々に履く靴は、おかしな感触がした。


着替える。
土曜だったせいか、会計等の事務処理が遅い。
平日ではないので概算払いで後日清算となる。


全部済ませた。


帰る。


ナースステーションに主治医Sがいて挨拶しようかと思ったが、
あまりベタベタ近づくのも失礼かと思い、声をかけずに病院を
出た。
恐らく主治医Sも私には気づいていたとは思う。



病院からタクシーを拾う。
ここの病院に常駐しているタクシーはドライバーの質が良くない。
前時代的と言うか、殿様商売と言うか。
病院でひっきりなしに客がいる状態ではレベルを上げる必要もない
という事だろう。


私が乗車したドライバーも運転がかなり下手だった。
何故わかるかと言えば、普段私が走ってる道を走行させたからだ。


昼前に帰宅。
久しぶりである。

退院して帰ると、時間の流れを微妙に感じる。


退院するとまずシャワーを浴びるのが慣例になりつつある。
病院のシャワーは水圧は申し分なかったが、狭い。


慣れた場所で慣れた動作をするのが良い。
それに外がこんなに暑いなんて体感できなかった。

食事の時にテレビを見て台風やら河川の氾濫を見て驚いていた。
他の見舞い客が口を揃えて暑い暑いと言っていたが、入院患者は
ある意味で守られているので今シーズンに関しては梅雨の洗礼を
受けずに終わるのだろうか。


左腕がしびれて黒ずんでいる。
ポートの関係で負荷がかかっているのではないかとの事らしい。
廊下を歩いていると看護師から「腕の色が違いますね」と言われるほど
はっきりとわかる。


血流の関係なのだろうか。
立っている時以外は、しびれはそんなに問題ない。

立って歩いていると辛くなる。

溲瓶を持つ時、シャワーを持つ時、帰宅してハヤシライスの皿を持つ時、
洗濯物を干す時。
しれている。


様子見が必要かもしれない。


お通じは、問題なく出ている。
少し出にくいが、下痢でも便秘でもない。
色も少し黄色に近い茶色だ。


脱毛は、とりあえず大量のはない。
枕にタオルを巻いて寝てみたが、1〜2本毛がついている程度だった。
入院中は2日に1回しかシャワー浴びてなかったので頭皮が清潔な状態
じゃないので抜けていたのではないかと思う。
と言っても6〜7本なので許容範囲ではないかと考えている。
人間は1日100本脱毛すると聞く。
問題はその後生えてくるかどうかだが。


今は、左腕だけで良しとしておく。


2週間に一度という事で生活のリズムを作らないといけない。



ランキングに参加してます
クリックお願い致します
にほんブログ村 病気ブログ 大腸がんへ
にほんブログ村