2013年6月9日日曜日

入院3日目

退院の話はご破算。

抗がん剤が思った以上に減りが遅い。
本来ならば今朝なくなっているはずらしいが、残りがありそうな感じだ。
結局この晩になくなる事になるが。

朝食が食べられない。

吐き気もあまり変わらない。

ポートを埋めた傷口は日に日に回復している感じがする。

それはそうだが。


入り口側の隣の老人も会話が聞こえてくる限りでは、同様にポートを埋め込んでいる
ようだ。
両隣の患者は夜看護師を読んで手当をしてもらっている。
その灯りで私は眠れないのだが、ある程度の年齢で初めて抗がん剤を行うと体への負荷が
大きいようだ。
それは30代の私と基礎体力が違うせいだろうが、聞いていて私にはそんな症状起きない
ぞと思いながら聞いている。
もっとも使っている薬が違うだろうが。


私はナースコールで呼ぶほどの症状はない。
点滴がなくなった時以外はナースコールは使っていないと思う。


抗がん剤は体力を奪う。
だから体力がないと行えない。

手術の後で体力が落ちているところに行うのはキツいだろうなと思う。


抗がん剤は、言うほど報われないと思う。
延命率は10%ほどとも聞いた事がある。
高額治療である。月額10万だとしても年間120万もかかる事になる。


費用対効果は、聞きたくなくなる。
近藤誠さんが抗がん剤不要との主張があるのも頷ける。


抗がん剤を使おうと使うまいと。
ガンにかかろうとかかるまいと。
人間は死ぬ。

有史以来、死ななかった人間はいない。


不要な苦しみなど必要なのだろうかと考えさせられる。
平均寿命は統計に過ぎない。
早く死んだとか長生きしたとか何故判断できるのか。
何歳まで生きるか契約してから生まれるわけではない。


いろいろ書いてしまったが、当の私は周囲が思うよりも気を楽に考えている。
仮に全身に広がっているとしても即死するわけではない。

このブログで強調したいが、
ガン、転移 = 即、死
って誰が決めたんだと聞きたい。

そう決めつけた人は不老不死なのか。
違うはずだ。


いつになるかわからない死よりも目先の便秘の方が苦しい。


主治医Sが夜来た。
来月CT検査を行うにあたり、造影剤で吐き気があった事が以前あった。
再び造影剤を使って良いものかどうか確認しに来たのだ。

いつも思うのだが、主治医SからPET-CTの事を聞かれるのだが、主治医Bは
転院に際し、資料を送っていないのだろうか。
何故受けたんですよねと何度も聞かれるのだろうか。
次回の外来でその話になったら聞いてみようと思う。


主治医Bが添付忘れなんてすると思えない。
あるとしたら、前の病院の看護師のミスかもしれない。


主治医Sからは明日の朝に薬がなくなりそうなので、それを待って退院しましょう
という話になった。


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