4クール目の外来で主治医Bより生もの解禁の達しがあり、
回転寿司に迷わず行く。
ダメと言われると食べたくなる性分なもので3月から4ヶ月。
待っていましたと言わんばかりに着席。
ところが、意外と食べたいと思わなかった。
食べていない生活に慣れてしまったのか、体調が万全でないせいか
食後の薬服用の嫌悪感のせいか、喉の違和感のせいか。
食べるには食べたが、さほど感動しなかった。
特に解禁は有名店でという気合いがあったわけでもないので、最寄りの
某チェーン店で食べた。
食べたいという気持ちは、過大なものであるのだなと痛感。
確かに食べたい気持ちはあったが、本当は食べたかったと言うのではなく、
体調と生活が一つ元に戻ってきたという確認がしたかったからではないかと
考えた。
実際に食べた時に感動はなかった。
生ものを食べる行為で回復を実感したかっただけだったのだなと。
食い意地が張っていて下品だという日本人の美徳が少しわかった気がする。