お昼前の情報番組だ。
入院中にたまたま院内トラブルについて特集していたので見た。
院内トラブルと言っても医療ミスや入院トラブルと言った重いものではなく、外来に関するライトな類いのものだった。
回診が来る前に終わってくれて良かった。
少しご紹介しよう。
長い待ち時間と短い診察時間
私なんて慣れてしまったので気にしなくなったが、外来にはつきものだ。たまにしか行かない人はイライラするかもしれないが、よくよく考えれば仕方のない事。
短い診察時間で長く待たされると言う事は患者の数がいかに多いかと言う事だ。
医師を増やせばいいと言うが、診察場所も限られている上に病院だって人件費がある。
短い診察時間に怒る人がいるが、私から言わせてもらえば、短い診察時間で済む程度の病状で羨ましい限りだ。
母は私が入院した時に主治医Sがあまり様子を見に来ないでイライラしていた。何で見てくれないんだと声を荒げていた。
医師と看護師が付きっきりの状態なんて相当重篤な状態のはず。
むしろ付きっきりの方が私は怖い。
それにある程度まで進まないと痛みがなく、即死しないのが癌と言う病気の特徴の一つだろう。
外来で長く見て欲しいと言う意見が多いが、長い診察時間と短い待ち時間は相反するもので共存し得ないのである。
どうせ待たされるとわかっているなら本を持って行くなり対策ができるはずだ。
今はスマホもあり、待ち時間を潰すのは困らないはずだ。
ネットで勝手に自己診断
ある患者がネットで調べてから外来に行った時、医師の診断が自己診断と違っていてクレームを付けた。ネットで調べるのは構わないが、それを医師の診断に押し付けるのはプロを侮辱してる。
私だって入院中ですら病気の事を調べたりしているが、それを主治医Sに一度も言った事はない。
それはプロへのリスペクトがなさ過ぎる。
自分の身体が大事なのが、誰もが同じだ。
素人が医師の診断を覆せるのは皆無なのではないだろうか。
ちなみにこのケース。
喧嘩にまで発展したそうだ。
本当のトラブルは入院病棟にある
もちろん病院によるが、私の場合は外来診察には問題ないと思っている。むしろ事務や入院病棟の方がトラブルは多い。
特に入院病棟はトラブルの巣窟だと思っている。
24時間対応をしなければいけない病棟では看護師も適当になる。
患者の状態から言えば、外来よりも重篤な人が多いはずなのだが。
私の場合で言えばキリがないが、抗がん剤の液漏れがあった。
先週までの入院で言えば、ポートの処置で絆創膏を看護師が用意してない事で穏やかな主治医Sが看護師に怒っていた。
仕方がない。
プロの看護師が絆創膏1枚を2週間の間1日も用意できてなかったんだから素人以下に思えてしまう。
普通の会社ならお前いらないと言われても文句が言えない状態だ。
その他の事なら過去の記事をご参照頂きたく。
まとめ1:医師に完璧を求めない
とどのつまり、患者は医師に頼り過ぎだ。確かに患者の9割以上は医療の知識がなく、医師に頼らざるを得ない。
しかし医師も人間である。
外来の診察するのは時間の限界も人数の限界もある。
私とて癌になってから気がついたが、医師に完璧を求めてはいけない。
国家試験を通る優秀な人材である事に間違いはないが、誰もが1日は24時間だ。
こなせる業務に限りはある。
患者は、患者としてそれなりの姿勢を示さなければならない。
おんぶに抱っこは、間違えている。
まとめ2:トラブルはなくならない
これは院内トラブルに限らないが、人と人が関わり合いを持つ以上はトラブルは避けられない。三人いれば政治が始まるなんて言うが、人間関係とはそう言うものだ。
残念だが院内トラブルはなくならないだろう。
患者が医師に依存してはダメ、看護師も質も問われるだろう。
失礼な事務員やボランティアにどう教育してくか。
医療現場の最大の問題は、不透明性と情報の非対称性だ。
はっきり言って待ち時間がトラブルなんてかわいいもんである。
手術現場での隠蔽や看護師の業務対応など根深いのではないかと思う。
これに関しては医療ジャーナリストなる人たちが問題提起・問題解決に挑んでいるが、解決を未だ見ない。
減らす事はできても完全になくす事はできない。
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