外来の帰りに入院の予約をした。
4月の半ばに入院をする事が決まった。
それと同時に周囲にいろいろ連絡をしないといけない。
本当にいろいろキャンセルをした。
周りに迷惑をかけてしまった。
不可抗力とは言え、全部許してもらえた。
許してもらうから人は罪を感じるという事を大学で教わった事が
ある。
いつまでも自責の念にかられていては、いけない。
許してもらった以上の状況でカムバックをしてやると誓った。
入院の準備をしないといけない。
前回は緊急入院で有無を言わさずだったので何も準備ができていなかった。
今回は本を買ってやろうとかPC持って行こうとか半ば合宿気分で準備をする
事ができた。
退院してから実は家で水場の改築工事があったのだ。
風呂場と洗面所が新しくなるのだ。
仕事持ちの母は大変だったと思う。
私も下剤を飲んでいたので職人に気を使いつつ過ごしていた。
工事期間中は入浴ができないので祖父の家に母と一緒に入りに行っていた。
祖父に病気の事は言ってない。言えない。
祖父から言わせれば「たかが貧血で大げさだ。過保護だ。」と母に言って
叱っていたそうなのだ。
母も私も「ただの」貧血ならば、同感である。
祖父に事実を言ってない以上は仕方のない事だ。
工事も終わり、新しい風呂に入る事になった。
母が言うには、新しい風呂に入ると長生きをすると言うので私に一番先に
入ってほしいとの事。
私からすれば、看病をして祖父の面倒を見て仕事しながら工事に立ち会っていた
母が苦労を報うべきではないかと思い、お互いに譲り合っていた。
だが、母の言う事を受け入れた。
貧血が起きるかもしれないので長風呂できなかったが、気持ちよいものだ。
ブログを更新中の現在で療養中の私には一番の楽しみになっている。
さて、そうして入院の当日を迎える事になる。