2012年5月28日月曜日

しこりのような

夕方近くになり、そろそろ風呂の準備でもしようかと
思った。

何気なくミゾオチのあたりをさすった時にしこりのような
ふくらみを感じた。

ガンを宣告されてから血の気が引く思いをする事が何度もあるが、
この時もそうだった。

転移?

まさか手術したばかりで検査もしているのに、そんなはずはない。

とりあえずネットで調べてみる。

大きく分けて2つの可能性があるらしい。

一つは「」。
剣状突起(けんじょうとっき)と言うらしい。

私の場合、昨年の12月より減量をして今回の入院などを経て25kg
落としている。埋もれていた骨が出てきたのも納得できる。

これであれば、誰でもある軟骨なので心配は不要だ。


もう一つは「腫瘍
特に悪性であれば、肝臓ガンの可能性があるとの事。

これはゾッとする。
大腸ガンからの多臓器転移は、肺と肝臓に多いからである。

ましてリンパ節転移があり、多臓器へ転移していても不思議ではないと
言われているのだから疑ってしまう。


素人判断は、ここまでにしておく。


病院へ電話。

経緯を説明する。
夕方で人員の入れ替えをしているらしく、電話で10分くらい話した。


急患で行く事になり、車を病院へ走らせる。


17:00だったが、駐車場は案外と車が多い。
見舞客だろうか。


受付をすませ、血圧をはかる。
平常だ。
自宅で確認すると低めの数値が出るのだが。


電話では時間がかかると言われたが、意外と早く名前を呼ばれる。


医師を見ると、学生ではないのかと思うくらい若い女性だった。
場所が病院でなければ歓迎するところが、さすがに診察はベテランに
してほしい気分だ。

以前、喘息の発作が起き、別の病院に急患で行った時にも若い女性の
医師だったが、症状を説明すると本を取り出して調べ始める。
患者としては「コイツ本当にプロなのか?」と思い、不安になってしまう。

その時の事が頭をよぎり、不安になった。


今回は喘息とは事態が全然違うのだ。


そうは言っても文句を言っている場合ではない。

病状を説明。

触診される。

女医は首をかしげる。

「少々お待ちください」と言われる。

おいおい。


少しして登場したのが、3月の急患で私を診察した医師だ。


また説明をしたところ、剣状突起である可能性が非常に高いとの事。


腫瘍であれば、もう少し固いそうだ。
しかも今すぐ何かをできるわけでもないらしい。

検査をする事もなく、もちろん薬も出ず終了。


予約した外来で同じように話してもらえますかと言われた。


結果的には御の字と言うべきだろう。


今回の病気では「大丈夫だろう」と思っていて予想を超えて進行している
との事だったのだから不安で行って問題ないでしょうと言われたのだから。


帰路につく。


女医が明るい声で「お大事にどうぞ」と言っていた。


ただ、このブログをご覧になっている方、特に私と同じように患っている方に
申し上げたい。

おかしいと思ったら病院へ行った方が良いです。
結果として問題なければ、それで良いのです。


私も素人判断のギリギリと思えるところまでは自分で調べましたが、最終的には
プロに診察してもらう選択をしました。予備知識を入れてから診察に行くためでも
あります。

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