2012年5月16日水曜日

退院後 初の外出

退院後、初の外出をした地元の駅までバスで行き、墓参りをして
祖父の家に行き、ショッピングモールに行くという今までの行動
範囲からすると、かなり狭いものだ。

母が同行してきた。
心配なのだろう。

まず墓参り。
兄と祖母が眠っている墓に行った。

正直、一昨年に祖母が亡くなるまで墓参りには行かない方だったと
思う。
祖母の死をきっかけに結婚して家族を残さないといけないなという
感情も持つようになったし、墓参りをすると気持ちがすっきりする。


帰りにカタツムリを見つけた。
まだGWにも入ってないのに。


祖父の家まで歩く。
普段なら10分くらいだが、ゆっくり歩いた。
それ以上に母が私よりも遅く歩いていた。
年齢的に歩けないのだろうか?
それとも患った息子の後ろ姿を焼き付けておきたかったのだろうか?

倍以上の時間をかけて祖父の家に着いたと思う。


途中で昔住んでいたマンションなどを見ながら歩いていたせいもある。

祖父は祖母が亡くなってからは一人暮らしだ。
歩いて5分くらいの所に長男夫婦(私の叔父)が住んでいるし、嫁(叔母)が
祖父の家に向かいで働いている。
ただ、祖父の家に顔を出さないらしいが。


耳の遠い祖父は会話をするのは大変だ。
加えて年寄り特有の頑固さもあるし、血のつながりのない叔母からすると
ダメなのだろう。
叔母もメニエール病を患っているそうだ。それに自分が中心でないとイヤな
正確だ。
つまり同じ性格同士でぶつかってしまうのだろう。
古い言い方かもしれないが、祖父の家に嫁入りしたのだから長男の嫁としての
線を越えないようにするべきだとは思う。

長男が結婚したから祖父母は二世帯住宅になるように改築をしたにも関わらず
叔父夫婦はマンションを買って家を出たり、祖母が病気で満足に歩けなくなっても
同居しようとか毎日面倒見ようとはしなかった。
それに叔母は祖母の葬儀の時にニコニコしていたのが印象的だった。

要するに問題児ですまないくらいの厄介者なのだ。

まあ、それは置いておいて。


「いくらか痩せたな」と祖父に言われた。
術後に会うのは考えてみれば初めてだった。


どこが悪かったんだと聞かれる。
「腸の方」とだけ答える。

なかなか答えられない。
未だに祖父には明確に「大腸がん」とは伝えてないのだ。


母は祖父の為に食事を作り始めた。

私は近くのショッピングモールでブラブラしようと思い、祖父の家を出る。

1駅移動する。

久々に電車に乗った。1ヶ月ぶりだろうか。

18歳で都内の大学に入ってから1ヶ月も電車に乗らないと言う事は
今までなかった。
正直、手術で繋ぎ合わせた患部を考えると電車に乗るのが怖かったが、
平日の昼間なので大丈夫だろうと思い、乗ってみた。


何て事もなく、普段通りだ。


何もかもが久々だ。
あいかわらずのガラガラのショッピングモール。

腸の病気をしたせいかお通じが近い。
到着して即トイレに直行。

本でも買おうと思ったが、これと言って興味を引く本がない。
今現在、仕事をしてないので無収入だ。
だが、昔「どんなに金がなくて書籍代だけは削るな。本にお金を
かけるのはバカバカしい事ではない。」と言われ、実践している。
母からは「無駄遣いするな」と言われるが、それもごもっとも。

母と合流。

帰りのバスの時間まで買い物とお茶をした。
GW明けに入院をするので100均で買い物。
退院する際、ついスリッパなどを捨ててしまうので入院するたびに
買い直しなのだ。
まさかリンパ節転移が多く、抗がん剤治療で入院するなんて思って
なかったので。

母とお茶をした。
デニーズが混んでいたからドトールに入った。
母はアイスコーヒーを飲んだが、私は刺激物は怖くて飲めないので
ケーキを単品で食べた。
かなりコーヒーは飲みたいが、夏以降まで封印するつもりでいる。
考えてみれば、母とお茶するなんて今までなかったなと。

バスの時間になり、帰宅。

家に着くと少し疲れる。
今日行った所は全て今まで車でスイスイ行っていた所ばかり。
簡単に行けるとわかっていて遠回りしているので疲れるのだ。


祖父に顔見せ、墓参りもできて気分的にはスッキリした1日だった。