2012年5月11日金曜日

入院8日目 点滴はずれる

実は人生で1週間を超えて入院した事がない。
ここからは初めての体験だ。

今日は点滴が取れたのだ。

それに伴い、私の体に刺さっていた管がいろいろ取れた。

楽だ。

点滴をしているとトイレに行くにも一苦労だった。
外科病棟のトイレは個室が大きい感じだが、消化器科の
トイレは狭かった。
点滴をして入ると、相当狭い。

緊急入院の時に貧血で歩けなくなったが、今思うと閉所恐怖症でも
あったのではないかとも思ってしまう。個室に入っている時から
おかしな気分だった。

点滴のスタンドを掴んでのトイレは大変だ。
お小水もカップに入れて量を量る。

点滴が取れる事により負担が軽減した。

食事が出るよりも点滴が取れる方が嬉しかったかもしれない。

体には何も刺さってない。

歩くスピードも早くなった気がする。


おかしな事に気がついた。

点滴をつけているか否かで周りの反応が違うのだ。
特に外来の病棟を歩いていると違う。

点滴のスタンドを掴んでいると、周囲の人が道を開けてくれるし、
エレベーターも先に譲ってくれる。

これが点滴のスタンドがないと違うのだ。
スタンドがないから傷口がないわけもないし。

人にぶつかると危ない状況に変わりはないのだ。


そういう事にも気づける余裕が出てきたと言う事か。