2012年5月6日日曜日

入院3日目 手術前日

3日も入院しているのに何もない。

手術の2日前までは入院する決まりらしいが、1日余分だったのではないか。

本とPCを持ち込まなければ暇過ぎるところだった。
壊れてなければiPadにしたかった。

点滴に繋がれて食事も出ずに臓器を切り取られるのを待つ。
考えてみれば、何と恐ろしい事か。


前日という事で除毛がある。
本当に初めての経験だ。


手術は朝やるので、前日の夜に除毛をするのかと思っていたら昼にやると
看護師さんが来た。
初対面である。

除毛は自分でやるのかと思っていたら看護師さんが作業すると聞いて驚いた。
数分前に会ったばかりの女性に体毛を剃られるのだ。

背中とへその周りを剃られた。
バリカンで剃り、仕上げの確認は2人の看護師でダブルチェックをする。

恥ずかしかったが、そんなのも明日になれば何とも思えなくなる。


夜に下剤を1錠飲む。

明日の朝には浣腸をされるらしい。

できる限り腸の中をきれいにするためだ。


隣のベッドに新しい人が来た。
老人だ。

急患で入院したようだ。

鼻に管を入れられているのだろうか。
カーテン越しに叫び声が聞こえてくる。


手術前夜だから緊張して眠れないという事態は
なくなった。
隣からの叫び声で眠れずに朝を迎える事になる。

母は胃がん手術前夜は睡眠剤をもらったそうだが、
私は必要なかった。隣でカーテン越しに騒いでいて
眠れるわけがない。

どっちみち手術は麻酔を打たれて意識がない。


入院して暫く放置して肝心の手術前夜がバタバタ
になってしまった。